不当配転粉砕!
10・1ストに起ちあがろう!
第38回定期大会(9/27~28)1日目
方針を提起する長田書記長
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組織拡大に全組合員の総決起を!
第38回動労千葉定期大会は、9月27日DC会館において始まった。
大会は、君塚副委員長の、「衆議院選挙では自民党が大敗を喫した。労働者の怒りで吹っ飛ばされた。4者・4団体路線は完全に破産した。われわれが解雇撤回を鮮明にして闘い抜くしかない。幕張では一方的な配転攻撃がかけられている。大会を期に強制配転粉砕の闘いを始めよう」との開会挨拶で始まった。
議事は、議長団に千葉機関区支部の梶ヶ谷代議員、銚子支部の関根代議員を選出して進められた。スローガン提起、委員長挨拶(別掲)の後、来賓挨拶に移った。
最初に、三里塚反対同盟・北原事務局長は、「本日の大会に参加できて感謝している。三里塚は43年経ち、今なお闘い続けている。農地法で市東孝雄さんの農地を奪おうとしている。労農連帯を貫いてきた。民主党政権になり、大変な時代になった。動労千葉は全国の闘いを牽引している。動労千葉と三里塚の農民の闘いは一体だ。成田空港はまだ半分しかできていない。10・11闘争への総決起を訴える」と三里塚闘争への決起を訴えた。動労千葉顧問弁護団長の葉山岳夫弁護士は、「階級的労働運動を提唱し実践する動労千葉に敬意を表する。総選挙情勢は、労働者の怒りのマグマの現れである。民主党─連合政権は、道州制の強行と改憲攻撃に突き進もうとしている。改憲攻撃は必至だ。11・1集会は決定的だ。弁護団は50人で参加する」と挨拶した。
その後、社会民主党・千葉県連合水口幹事長、新社会党・長南書記長のあいさつがあり、動労水戸の国分副委員長は、この間の数波にわたる動労水戸のストライキの報告を行った。動労千葉を支援する会・山本事務局長、組織内からは、OB会・布施事務長、家族会・佐藤会長、水野勝浦市議、中村御宿町議のあいさつが行われた。
議事では、経過報告の提案、承認議案が承認された後、長田書記長から方針案が提起され、大会1日目は終了した。
田中委員長あいさつ(要旨)
幕張支部に対する組織破壊攻撃に対し10・1ストで反撃する方針を固め、新たな闘いに突入しよう。
JR体制は民営化でガタガタだ。尼崎事故の事故調査委員会の報告を変えさせようとした。107名の乗員・乗客が死んでいるにもかかわらず、利益以外に考えなくなる。民営化とはこういうことだ。国交省、JR双方で隠蔽し、一切を当該の運転士の責任にしようとする。この後の羽越線事故、信濃川取水問題…本質は同じだ。
民営化から23年、数々の事故が起こり、規程は「例外」と「但し」ばかりになり、安全は脅かされ続けている。
リーマン破綻から1年、自民党の歴史的崩壊、この中で困難に直面しながらも確実に組織拡大闘争は前進してきている。
結成30周年という節目の年を迎え、労働組合の力にかけ続けてきた30年だった。
第2の分割・民営化攻撃のなかで結構な闘いをやってきたと自負できる。千葉だけが外注化攻撃を8年間止め続けている。大恐慌情勢に立ち向かえる団結と土台をつくってきた。
日本をとりまく情勢は、8・30総選挙で自民党が歴史的な惨敗をした。これは、去年暮れからの派遣切り、賃下げ、失業率5・7%、年収200~300万円の労働者が3~4割という実態に対する怒りが自民党を倒したということだ。
民主党の実態は何か。連合政権だ。労働組合が労働者を支配するという構造だ。派遣法撤廃に率先して反対した電機連合や自動車総連出身者などが閣僚に入閣している。産業報国会への道だ。ドル暴落がいつおきるかわからない今日の情勢の中で、民主党に選択の余地はない。新自由主義攻撃に突き進む以外にない。国鉄分割・民営化と同じ一旦解雇・選別再雇用の道州制攻撃を推進するだろう。
今大会でかちとるべき課題の第1は、1047名闘争をもう一度復権させることだ。この闘いは労働者の未来、権利のかかった勝てる闘いだ。第2は、幕張支部にかけられた攻撃に対し、10・1ストで組織拡大を実現することだ。これがJRに一番打撃を与えることだ。第3は、65歳まで働きつづけられる労働条件の獲得だ。要員ギリギリで、現在60歳まで本線のハンドルを握っていることなど、国鉄時代では考えられなかったことだ。エルダー、嘱託制度もひどい労働条件の下で働かされている。運転保安と一体の闘いとして闘おう。第4は、11・1全国労働者集会に総決起しよう。世界の労働者も民営化攻撃といかに闘うのかと分割・民営化と23年も闘い続けている動労千葉の闘いに注目している。第5は、三里塚10・11集会に総決起しよう。三里塚は重要な局面に入ろうとしている。そして、一切の闘いを組織拡大闘争として結実させている全支部の総決起を訴える。