貨物ベアゼロ回答弾劾/貨物春闘ストを貫徹

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貨物ベアゼロ回答弾劾!
これで10年連続ベアなし、3月23日回答

 JR貨物は、3月23日、2009年度新賃金の回答を行い、またしても定昇のみのベアゼロ回答を強行した。JR貨物のベアゼロ回答はこれで10年間連続となった。JR貨物のベアゼロ回答を弾劾するとともに、これを受け入れた日貨労を許さず、日貨労打倒にむけて職場から闘いぬくことを明らかにする。
 資本主義の終わりの始まりという時代の中で、JR貨物においても本格的な賃下げ攻撃が始まろうとしていることを鮮明にさせて、闘いに立ちあがらなければならない。

JR貨物の回答内容

①09年度新賃金については定期昇給のみ実施する。
②55才以上の社員については、賃金改善措置として、基本給に1300円を加算する。
③その他改善事項として、特勤手当のうち教育指導手当の引き上げ、職務手当のうち「教育担当」の手当引き上げ、保存休暇の適用範囲の拡大、インフルエンザ接種補助金の対象を全社員とする、旅客会社と併設された車両所に変形勤務を導入し、旅客会社と休日を合わせる。(③は別途提案)

 JR貨物はこの間、貨物版「割引証」制度の廃止強行、ベアゼロの強行と立て続けに労働者に犠牲を転嫁した攻撃を続けている。今年度は赤字決算が確実視され、来年度の事業計画も赤字計画となるなかで、賃金・労働条件をめぐる攻防は、日に日に厳しさを増している。労働者への犠牲の転嫁を許さず、一切の賃下げ攻撃を許さず、職場から団結を打ち固めて闘いに立とう。

3・18貨物春闘ストを貫徹

 実体経済の破綻によって、貨物会社は昨年後半から急激に輸送量が減少する状態が続いている。こうした激変状況の中で、09春闘は闘われることとなった。
 新小岩・千葉機関区貨物両支部は、3年ぶりに貨物職場でのストライキを闘うことを決め、地上勤務者2名が千葉機関区で3月18日13時から終業時までの半日ストを貫徹した。

労働者への犠牲転嫁に反撃を

 貨物会社は、今春闘の新賃金交渉において、当初から「定昇のみ、ベアゼロ」を公言し、このままだと10年続けてベアゼロとなることに、職場には危機感が生まれていた。また春闘直前の2月には、貨物の割引証制度である「JRカード」の3月半ばでの廃止という攻撃が始まっていた。国鉄時代から形は変えながらも続いてきたものを一月余りで問答無用とばかりに廃止することに職場は怒りが充満した。さらに乗務員が欠員状態なのに、関東支社は千葉機関区の中央線八王子までの乗り入れに向けた訓練の開始を明らかにした。こうした乗務員にしわ寄せしたデタラメな計画は許せない。さらに今日の実体経済の破綻と貨物会社への波及は、今後あらゆる形で貨物においても賃下げ攻撃が不可避ちとなることからも、今春闘で反撃の狼煙を上げなければならなかった。こうして貨物のストは闘われた。

宮崎公民館でスト突入集会

 3月18日13時から千葉機関区近くの宮崎公民館において、新小岩・千葉機関区両支部の組合員20名が結集して、スト突入貨物総決起集会が開催された。清水貨物協議会事務長の司会で集会は始まり、大竹貨物協議長より春闘を闘うなか幕張支部で1名組織拡大が実現したことと、貨物でも春闘を全力で闘おうという挨拶を受けた。駆けつけた本部田中委員長は、今春闘の基本的な問題点と運転保安の問題、超格差社会における労働組合のあり方、一点組織拡大に全力をあげようと訴えた。君塚副委員長が、この間の交渉経過などを報告し、質疑討論を行った。最後に千葉機関区石川支部長の団結ガンバローで集会は終了し、蘇我駅前に移動して、春闘ストの街頭宣伝を行い、春闘スト行動を貫徹した。

3・29三里塚現地集会
日時: 3月29日/正午
場所: 成田市天神峰
主催: 三里塚芝山連合空港反対同盟
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