「1047名解雇撤回」中労委署名と「職名廃止反対」キャンペーン展開の訴え 2・16国鉄闘争全国運動 全国活動者交流会

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 2月16日、2・16国鉄集会に先立ち国鉄闘争全国運動の全国活動者交流会が開催された。国鉄闘争を闘う全国の仲間が結集して討論を深め、今後の闘いの方針が提起された。

「新たな全国運動の10年を」

2010年4月の1047名解雇に関する「政治和解」からまもなく10年を迎える。国鉄闘争全国運動は、この政治和解が国鉄闘争のみならず日本の労働運動の息の根を止める攻撃であることの深刻な危機感から出発した。それから10年。われわれは国鉄分割・民営化との闘いを継続し、現在も労働委員会を舞台に解雇撤回とJR復帰をめぐる闘争を展開している。それを改めて全国の仲間に訴え、新たな中労委署名運動にたちあがる方針が提起された。

 「職名廃止反対を訴えよう」

また、JRの職場ではこれまでの次元を超える攻撃が次々とかけられている。「運転士」「車掌」職名廃止は〝ショック・ドクトリン〟だ。JRで働くすべての労働者から誇りを奪い、雇用も安全も破壊する攻撃だ。開始された「職名廃止反対」のキャンペーンを全力で展開しようと訴えが発せられた。

闘う仲間と共に1047名解雇撤回、ジョブローテーション粉砕に向けて闘おう。

活動者交流会で提起された運動方針

○「国鉄1047名解雇撤回」中労委署名 高裁行政訴訟、中労委闘争
○3・14ダイ改阻止・春闘総決起集会
○「職名廃止」一斉街宣行動
○関西生コン支部支援
○6・7国鉄闘争全国集会

2020年 動労千葉弁護団総会を開催
1047名解雇撤回!裁判所・労働委の審理拒否許すな!

2月18日、2020年動労千葉弁護団総会を開催し、葉山弁護団長をはじめ各事件の担当弁護士が参加した。

冒頭のあいさつで関委員長は、「運転士・車掌の職名廃止に対し断固闘う」と延べ、3・19行政訴訟控訴審の闘いなどの裁判闘争にたちあがる決意を語った。

顧問弁護団帳からのあいさつで葉山弁護団長は、まず出向裁判を担当していた鈴木弁護士の逝去を悼み「遺志を継いで闘う」と決意を語った。そして、安倍の戦争政策を弾劾し、JRにおける自動運転推進についても「例外的な状況では人間の労働が力を発揮する。JRは安全を軽視している」と動労千葉の反合・運転保安闘争の力が発揮されるときだと訴えた。1047名解雇撤回にむけた裁判・労働委員会闘争の到達点を明らかにした上で「弁護団もともに闘う」と締めくくった。

続いて動労千葉からの報告を川崎書記長が行い、東労組分裂という形で「労組なき社会」攻撃が新たな段階に入る中で、職場からの闘いを訴えた。木更津市部長に対する不当処分については、「新たな労組破壊攻撃だ。緊急抗議行動を闘う」と反撃に立ち上がる決意を明らかにした。

また、3・14総決起集会の成功をかちとり、職名廃止、「ミライ構創」―全面外注化、ワンマン拡大と対決して闘うと訴えた。

その後、各事件の担当弁護士から報告を受けて活発な討論が行われた。闘争勝利に向け、職場での闘いと一体で、裁判闘争を弁護団とともに闘いぬこう。

運転士・車掌職名廃止反対! 不当配転攻撃粉砕!
動労千葉3・14春闘総決起集会
3月14日(土)13時半 千葉市文化センター5階セミナー室

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