JR千葉支社・12月ダイヤ改正を提案

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 9月27日、JR千葉支社は12月ダイ改の労働条件について提案を行ってきた。
【要員関係】
 運輸関係では、運転士については、京葉運輸区の武蔵野線乗り入れに伴う業務増により京葉運輸区で14名の増となっている。
 検修関係については、京葉線武蔵野線の派出対応を行うことも含めて習志野電車区津田沼派出を廃止して新たに京葉電車区の所属で西船橋に派出検査を新設すること、さらに仕業検査周期の延伸に伴う列車回しが変更になり仕業検査業務が大幅に変更になったことなどから習志野電車区で▲8名、幕張電車区で▲8名、木更津支区で▲1名、京葉電車区は4名増となり、合計▲13名の要員削減としている。
 車掌関係では、臨時要員等の見直しによる要員削減と、武蔵野線への乗り入れによる業務量増等により津田沼車掌区▲4名、千葉車掌区▲6名、鴨川運輸区▲5名、成田車掌区4名増、習志野運輸区4名増、京葉運輸区7名増となり、増減なしとなっている。
 列車体系では、外房線について、東京駅21時発及び勝浦19時発の「わかしお」の増発を行うとしている。しかし、一方で、酒々井駅への全快速列車の停車に伴い、千葉~成田間上下各3本の削減を行うとしている。
 この他に三鷹電車区への231系車両150両の投入、我孫子線への231系車両50両投入、袖ケ浦への朝夕の通勤時間帯の快速列車停車、成田エクスプレスの一部への定期券使用の拡大、京葉線の21時以降を中心とした武蔵野線への直通運転の増発、内・外房の特急列車の海浜幕張駅への停車の拡大、我孫子線の成田発15時台の列車3本を2本とし、9時台を1本から2本に増発するなどとしている。
 列車キロについては、44.2キロの増となっており、また乗務キロについては武蔵野線への乗り入れや特急列車の増発などにより1842キロの増となっている。
 営業関係については、空港第2ビル駅と成田空港駅に自動改札の導入と、同駅構内の巡回及び案内等を行うサービスマネージャーを配置するとしてしており、要員的には増減なしとなっている。
 この他に、更衣時間を労働時間として取り扱うことから、現行の勤務体制の他に、更衣時間10分を加えたL型勤務、10分短いS型勤務の新設などの作業ダイヤの見直しを行うとしている。
 また、駅及び車掌関係などで行われていた無料での集配金について、JR手配による警送会社での有料化を行うなどの体制変更を行うとしている。

提案の主な内容
【運輸関係】
運転士
 ・京葉運輸区の武蔵野線への乗り入れによる1940キロの業務増
 ・外房線の東京21時発、勝浦19時発の特急列車の増発
 ・京葉線の21時台以降の武蔵野線への直通運転
 ・内房線袖ケ浦駅への朝夕の快速列車停車
 ・成田線酒々井駅への全快速列車の停車
 ・千葉成田間3往復の各駅停車の削減
 ・成田エクスプレスの朝夕の列車について定期券利用の開始
 ・我孫子線への231系列車50両投入
 ・我孫子線の15時台3本を2本とし、9時台に1本増
検修関係
 ・京葉線及び武蔵野線への派出検査の対応として津田沼派出を廃止し、西船橋への派出検査の新設
 ・仕業検査周期の延伸に伴う仕業検査業務の削減による要員削減
車掌関係
 ・臨時要員の見直しによる要員削減
営業関係
 ・第2空港ビル駅及び成田空港駅自動改札の導入及びサービスマネージャーの配置拡大


要員関係現行・改正比較表(参考)
区 所 名 職 名 現行 改正 増減 備 考
京葉運輸区 運転士 77 91 14 武蔵野線乗り入れ
習志野電車区 車 両 41 33 ▲8 津田沼派出廃止、仕業検査周期延伸による削減
幕張電車区 車 両 137 129 ▲8 仕業検査周期延伸による削減
木更津支区 車 両 ▲1 仕業検査周期延伸による削減
京葉電車区 車 両 34 38 西船橋派出6、仕業検査周期延伸により▲2
京葉運輸区 車 掌 85 92 武蔵野線乗り入れ
習志野運輸区 車 掌 66 70  
津田沼車掌区 車 掌 260 256 ▲4 臨時要員削減等
千葉車掌区 車 掌 236 230 ▲6 臨時要員削減等
成田車掌区 車 掌 125 129  
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