2・11集会メッセージ

民主労総ソウル本部からの連帯メッセージ

日本政府は、1987年日本国有鉄道(国鉄)を民営化し、7つのJR会社を設立しました。しかし民営化以後、日本の鉄道はサービス低下、事故増加、労働環境悪化、地域不均衡の深化など、多くの問題を起こしました。
特に、闘う労働組合の分裂を画策し、結局日本の最大の組織力を誇る労組を無力化させました。当時解雇された鉄道労働者たちは、未だに復職できずにいる実状です。
これは明らかに日本政府の「国家的不当労働行為」です。不当労働行為に対し闘っている労働組合に連帯の気持ちを伝えます。
民主労総ソウル本部は、平和憲法を改悪し、戦争できる国家として変貌するための一環として行われた国鉄民営化の本質をよく知っています。
2月11日の集会に直接参加できませんが、動労千葉及び日本の闘うすべての労働組合と共に連帯します。ありがとうございます。

2・24共同行動への民主労総ソウル本部連帯メッセージ

帝国主義の侵略戦争反対!闘う労働者の力で戦争を止めよう!
民主労総ソウル本部は、現在ウクライナとイスラエルで起こっている虐殺とも言える戦争に強く反対します。戦争の最大の被害者は罪のない労働者と民衆だからです。
ロシアのウクライナ侵攻が2年を超えて継続されようとしています。継続される戦闘行為と空襲で双方の軍人だけでなく、民間人の死亡者も増えています。
紛争は、武力対決ではなく、対話を通じて解決しなければなりません。今すぐウクライナでの休戦と撤退につなげ、ウクライナとロシアの民衆に正義で安全な未来を保障するための真の対話が開始されなければなりません。
イスラエルのパレスチナガザ地区虐殺もただちにやめなければなりません。
国連総会は、昨年10月27日「民間人保護と法的・人道的義務遵守」の決議案を採択し、即時的な休戦を要求しました。しかしイスラエルは、国際社会の要求を無視し、ガザ地区に対する集団虐殺を継続しています。
この二つの戦争の本質は民族主義の外皮をかぶっている帝国主義の略奪戦争というものです。戦争には、勝者はあり得ず、すべての被害はそのままその地の労働者民衆に戻って来ます。
民主労総ソウル本部は、このような戦争に絶対に反対し、「私たちは、全世界の労働者と連帯し、国際労働運動の力量を強化し、人権を拡大し、戦争と核兵器の脅威に立ち向かい、恒久的な世界平和を実現する」という綱領を実践するために、より一層積極的に連帯します。ありがとうございます。

ストを通じて職場支配権を強化しライドシェア反対の闘いへ

自交総連SKさくら交通労働組合 執行委員長 河野晃興

2・11国鉄集会に結集された仲間の皆さん。2023年12・19ストライキを闘ったタクシーの労働組合からひと言メッセージを送ります。
私たちは、資本のあまりにも理不尽な冬季賞与ランクの一方的変更、ボーナスの切り下げに対して13名の組合員による24時間ストライキを決行しました。
このストライキは直接的には冬季賞与の金額をめぐる争いですが、より根本的には、労働組合を交渉相手として認めない経営者に対する実力行使としての絶対反対の闘いです。労働者が誰の言うことを聞くのかという職場支配権をめぐる資本との闘いです。
ストライキを闘ったことで、その後も意気軒高と職場で闘うことができています。1月には、不幸な死亡事故を起こした労働者を守るために、嘆願署名を集め、全管理職やわれわれに批判的な全自交労組元幹部などとの激論を通じて管理職を含めた職場の9割の署名を集め、行政処分の「一段階軽減=免許取り消し回避」もかちとりました。
また先週には、乗客からのクレームを受けて運転手に謝罪させようとした管理職に怒って退職手続きをしてしまった組合員がいたのですが、まわりで見ていた複数の組合員が「こういう時は組合に連絡だ」と組合に知らせてくれたおかげで、組合が会社と交渉して無事復職を果たしました。
組合には譲歩しないというのが会社の姿勢ですが、労働者の団結と怒りを背景にして、実力と真剣な迫力で権利をかちとっています。
いまタクシーをめぐっては、今年4月からのタクシー事業者によるライドシェア実施を突破口にして、6月にはライドシェア全面解禁のための「ライドシェア新法」の骨子がまとめられようとしています。これは雇用と安全を破壊する攻撃です。
「ライドシェア」によって現在のすべて直接雇用によるタクシー労働者のあり方に、大きな風穴を開け、全面的に雇用によらない働き方に置き換えてしまう動きです。われわれタクシー労働者を「労働者とは見なさない」とする攻撃です。
私たちは、「反合運転保安闘争」を作り上げてきた動労千葉に学び、この攻撃と対決していきたいと考えています。
こんな無茶苦茶な攻撃が襲い掛かっているのも、いよいよ資本主義が行き詰まり、戦争にしかその出口がなくなっているからです。このような社会に今必要なのは、労働組合の断固とした闘いです。11月集会に結集したわれわれタクシー労働者は、この攻撃に対して、「ライドシェア絶対反対」「戦争絶対反対」「岸田打倒」を掲げて立ち上がります。その第一弾として明日2月12日、東京都内において闘うタクシー労働者が結集して決起集会を開催します。全国の労働者の仲間の皆さん、共に闘いましょう!

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