国鉄闘争全国運動6・9全国集会を開催

国鉄闘争全国運動6・9全国集会を開催

全国から労組、闘う労働者と市民が結集し集会を勝ち取りました(6月9日㈰13~東京・上野公園野外ステージ)

国鉄1047名解雇撤回! 運転士・車掌廃止- 分社化攻撃粉砕!
改憲と戦争の道を止めよう  非正規職だけの社会にさせない!
関西生コン支部弾圧粉砕! 闘う労働組合を甦らせよう!

【呼びかけ】国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動(国鉄闘争全国運動)

集会プログラム(一部)と写真紹介

●国鉄闘争全国運動呼びかけ人 鎌倉孝夫(経済学者/埼玉大学名誉教授)

●国鉄闘争全国運動呼びかけ人 鎌倉孝夫(経済学者/埼玉大学名誉教授)

「資本主義の賃金奴隷制はすべて自己責任にされる。これまでの奴隷制よりひどい。企業の金儲けの権利が人権を奪う。レーニンが提起した問題を今こそ実現するとき。自信と確信をもって前に進もう。」

動労千葉の報告 田中委員長

「関西生コン支部への弾圧を打ち破る闘いは、日本の労働組合を巡る最先端の攻防です!」「改憲絶対阻止、非正規職だけの社会にさせない!11・3労働者集会に向けてこの半年間が力を出し切ろう」」

関西生コン支部弾圧を打ち破ろう 全日建運輸連帯労組関西生コン支部 武谷書記次長

「2人の保釈勝ち取りました!残る仲間も取り戻し、弾圧打ち破ります。」 「弾圧の中でも原理・原則を貫き、奈良、大阪で解雇を許さない現場の闘いに入ってます!」「莫大な保釈金を確保するカンパにご協力を」

鉄道労組ソウル地方本部から ファンサンギル本部長、イジョンギュ総務局長、パクジョンテ調査局長

「人生をなげうって闘う1047名の解雇労働者先輩たちに敬意を表します。困難な条件でも正しい労働運動を思い悩み、実践して来た動労千葉同志たち、愛しています。国鉄分割民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する国鉄闘争全国運動の同志たち、ありがとうございます。」

1047名解雇撤回に向けて、動労千葉顧問弁護団長の葉山弁護士ら労働委員会闘争弁護団、動労千葉争議団、動労総連合1047名協議会

「決まったことだから仕方ないではない。非正規化も改憲も私たち労働者が許さければ必ず阻止できます。必ず労働者の多数派になり、社会を変えましょう!解雇撤回へ最後まで闘います!」

運転士・車掌廃止、・分社化攻撃粉砕にむけ 関副委員長、出向裁判弁護団、相馬・津田沼支部長、動労総連合が決意を述べた。

「職場代表選挙に勝利し、現場の団結を強めてきました。次の代表選挙にも必ず勝利し、闘いを前進させていきます!」


「私たち運転士は毎日、何千何万の人を乗せて電車を動かしています。これを踏みにじり、運転士・車掌業務の専念を破壊するジョブローテーションを絶対に許すことはできません!」

結成を勝ち取ったコンビニ関連ユニオンがアピール。

「全ての労働者が待ち望んだ労働組合です。オーナーも、配送労働者も全て働く仲間として団結する組織がコンビニ関連ユニオンです! 24時間営業を拒否して8時間労働制を守りぬくために、7/11時短ストへ全力を尽くします!」

閉会のあいさつ

団結ガンバロー

 集会アピール

国鉄・JR決戦、関生弾圧粉砕を闘い抜き11・3労働者集会へ 

私たちは、国鉄・JR労働運動と関西生コン支部の解体を通して日本の労働者に屈服を迫る激しい攻撃に直面しています。これに立ち向かって労働運動の新たな生命力を生み出すのか、それとも新自由主義の破綻がもたらす社会の崩壊や改憲・戦争の道に屈するのか。重大な岐路に立っています。

 国鉄1047名解雇をめぐる千葉県労働委員会の却下決定は、「国鉄改革の真実」に一歩も踏み込むことができない敵の弱点を示しています。私たちは「国鉄闘争の火を絶対に消させない!」、この非常の決意で闘いを継続し、あらためて1047名闘争への支援・連帯・共闘を全国に訴えます。

 JR東日本では、分割・民営化に協力した東労組さえ解体し、運転士・車掌を廃止して、すべての鉄道業務を分社化によって投げ捨てる攻撃が始まっています。80年代の国鉄分割・民営化を超える攻撃です。

 あらゆる産別で資本の攻撃が吹き荒れています。しかし、同時に労働者の怒りは満ち、資本の矛盾は深まっています。これに立ち向かうことができるならば、資本の危機と激しい攻撃を、新たな労働運動の原動力に転ずることができるはずです。 今日の集会には、「国鉄闘争の火を消すな」の旗の下、関西生コン支部・港合同・動労千葉の3労組を先頭に数多くの労働組合、あるいは自治体や教労、全逓など各産別において苦闘して旗を守ってきた仲間が結集しています。韓国・民主労総をはじめ労働者の国際連帯を発展させてきました。

 動労千葉の分割・民営化反対ストライキや国鉄1047名解雇撤回闘争は、新自由主義攻撃に立ち向かう日本労働運動の進路を指し示してきました。いま一度、同じ気持ちで闘いを開始しよう。関西生コン支部の弾圧を全国の労働者の力で打ち破ろう。JR決戦を闘う態勢をつくろう。横浜市シーサイドライン逆走事故は、無人運転の破綻を示しています。反転攻勢の開始です。

 「改憲・戦争阻止!広島教職員100人声明」を全国に拡大し、8・5―8・6ヒロシマ闘争、常磐線開通阻止9・22闘争、そして11・3全国労働者総決起集会への大結集を実現しよう。闘う労働運動を甦らせ、改憲と戦争の安倍政権を打倒しよう。

千葉県労働委員会の却下決定弾劾

絶対に国鉄闘争の火は消させない 
2019年6月9日 国鉄闘争全国運動

 千葉県労働委員会は5月14日、国鉄1047名解雇撤回・団交開催の申し立てを却下する許しがたい決定を行った。しかも、村上公益委員による審理拒否をめぐる千葉地裁での次回裁判期日が入る中での一方的決定だ。労働委員会がここまで労働者を愚弄するのか! 絶対に許すことはできない!

 決定は、JR設立委員会が行った不当労働行為についての告発に対して何一つまともに検討せず、労働委員会としての判断はわずか2ページの表面的な形式論のみで、「全ての証拠をみても、設立委員会自身が不当労働行為を行ったことを合理的に疑わせるようなものはない」の一文で切り捨てている。

 しかし、千葉県労働委員会が引用した判決でさえ、「設立委員自身が不当労働行為を行ったと認められるか、あるいはそのように評価することができる場合には、なお設立委員ひいては承継会社の責任が問題となり得る」(2004年東京高裁判決)とはっきり書いている。

 2015年最高裁決定においてJR不採用基準が不当労働行為であると確定したことを認めないのか。JR設立委員長の斎藤英四郎が不採用基準の策定を指示し、第3回設立委員会で不採用基準を正式決定したことについて、設立委員会にはなんの責任もないというのか? これらに対して千葉県労働委員会は見解さえ明らかにしていない。

 千葉県労働委員会は初めから審理を拒否し、労働委員会規則に違反してまで審理を打ち切った。結局、国家的不当労働行為の「真実」にわずかでも触れれば、不当解雇の責任がJRにあることを認めざるを得ないことにおびえ、真実を闇に葬ろうとしたのだ。これが、「労働者の団結権を擁護する」ための機関たる労働委員会の姿なのか?

 これは、国鉄闘争の解体を狙う国家意思に貫かれた攻撃だ。国鉄闘争、JR労働運動の解体を通して日本労働運動の屈服を迫る攻撃だ。この許しがたい攻撃に、怒りをもって「絶対に国鉄闘争の火を消させない」の非常の決意をもって反撃し、国鉄1047名解雇撤回に向けた新たな闘いに立とう。

 

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