「2・4内房線切り捨てのダイヤ改正に反対する集会」連帯メッセージ
私たちが住む広島県の北西に位置する安芸太田町は、2004年に2町1村が合併してできた町ですが、その1年前2003年11月にJR西日本は、広島市可部駅から西、山間部へ延びる路線可部線を廃止しました。乗客数の減少による赤字が廃止の理由でしたが、この路線は、それまでにワンマン運転にされ、広島からの直通便が無くされ、途中駅で列車すれ違いのための長時間の停車時間をとり、最終便は早く切り上げるなど、廃止に向けて利用しづらい状況を作り上げていったと思われるほどの列車運行表となっていました。
廃止の恐れがあるとわかって以降、町をあげての廃止反対運動をしましたが、利潤追求が優先される結果となりました。ローカル線の廃止は、地方切り捨ての象徴です。町村の生き残りをかけてという名目で行われた路線廃止後の合併以降、学校統廃合、農協や金融機関の店舗の撤退、病院の規模縮小等がなされてきました。
私たちは,この町に生まれ生きてきました。あるいは、この町を気に入って移り住んだ人たちもいます。自然に恵まれたこの地を愛しています。それを『選択と集中』政策で容赦なく切り捨てる、あるいはコストダウンのため他町と競争させるなど許しがたいことです。
地方は未来への希望を捨てていません。終末期状況などではありません。
2年前から子ども・保護者・住民の声を蔑ろにした学校統廃合反対を闘っています。
「2・4内房線切り捨てのダイヤ改正に反対する集会」参加者の皆さんと連帯して闘いを続けていきます。共に頑張りましょう。
婦人民主クラブ全国協広島支部
安芸太田 大江厚子 婦民読者会