JRが謝罪するまで闘う  全国金属機械労働組合港合同委員長 中村吉政

JRが謝罪するまで闘う

全国金属機械労働組合港合同委員長 中村吉政

2005年11月20日のテレビ番組で、中曽根元総理は、「国労をつぶせば総評・社会党が崩壊する。明確に意識して国鉄分割・民営化をやった」と悪びれることなく語りました。
中曽根の発言、国家総ぐるみの発言に立ち上がったのは動労千葉であり、1047名解雇撤回闘争の始まりでした。
四半世紀を超えた国鉄1047名不当解雇撤回をめぐる闘い、「動労千葉・鉄建公団訴訟」は1年9カ月を経て最高裁判所は、わずか7行の判決。ふざけるなよ最高裁判所!
しかし今回、30年に及ぶ苦難の闘いの過程で「不当労働行為を認定」させたことは、鉄道運輸機構にとっては誤算であったと思うし解雇撤回はこれからの課題として残されたとはいえ、高裁判決を確定させたことは大きな意味を持っています。 時同じくして、大阪市の解雇撤回を闘う斎場労働者の最高裁判決も動労千葉の判決同様、数行の判決。つまり控訴棄却と聞きました。
労働者の人生を左右する問題であるにもかかわらずあまりにも軽視をしていると言わざるを得ません。
百パーセントの勝利がなかった以上、闘いを続けなければなりません。一切の妥協はなく、JRが被解雇者の前で、膝まづいて謝罪するまで闘いを続けなければなりません。
戦後70年の今年、新たな息吹を体に染み込ませ、戦争反対、1047名解雇撤回の闘いに立ち上がりましょう。 微力ながら、港合同は「戦争反対」の街宣活動を先般より始めており、当面の国会会期末まで縦横無尽の闘いを展開する予定です。公然と団結権を破壊するものとは断固として闘います。引き続き、官民連帯の地域共闘を軸にして闘い抜く決意です。闘えば勝利することができるのだと確認したいと思います。ともにがんばりましょう。

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