6.28動労千葉第73回定期委員会 委員会宣言 夏から秋に向けた闘いの方針を決定

委 員 会 宣 言

  本日われわれは、DC会館において第73回定期委員会を開催した。CTSから8名の仲間の結集、ローカル線廃止反対のストライキを貫徹した3月ダイ改阻止闘争、貨物とCTSを中心とした15春闘、国鉄闘争全国運動6・7全国集会での「解雇撤回・JR復帰10万筆署名」達成という、この間の闘いの前進を高らかに総括し、外注化粉砕、千葉運転区廃止・運輸区化反対の闘いを軸に、第2の分割・民営化攻撃を迎え撃つ夏から秋に向けた闘いの方針を決定した。
7月1日、駅で働くCTSの仲間たちの転籍が強行されようとしている。外注化が際限なく拡大されようとしている。それは車掌・運転士まで外注化しようという攻撃だ。転籍は一旦始まったら坂を転げるようにJR本体にまで拡大される攻撃だ。絶対に許してはならない。10月には強制出向された仲間たちが「3年目」を迎える。外注化による安全の破壊は深刻だ。11月には千葉運転区廃止・運輸区化が強行されようとしている。3月ダイ改では、耐え難い労働強化がのしかかっている。組織破壊攻撃粉砕、反合・運転保安確立をめざして闘い抜こう。
JR貨物では、「鉄道事業部門黒字化」のかけ声の下、16年連続のベアゼロ、たび重なる期末手当の超低額回答、55歳からの基本賃金30%ダウン、諸手当て廃止・削減等、我慢の限度を超える賃下げ攻撃がかけられている。全国の貨物職場の怒りを集め、闘いをまき起こそう。
開始された第2の分割・民営化攻撃は、動労千葉が国鉄分割・民営化攻撃に30年にわたって立ち向かい闘いの旗を守り抜いてきたこと、検修・構内外注化攻撃に対し15年間非妥協的に闘い続けてきたことが、どれほど大きな意味をもつものだったのかをあらためて照らし出している。これからが本当の勝負だ。断固としてこの道を進もう。
安倍政権は、9月末まで国会を延長し、安保戦争法案を押し通すために躍起になっている。そのために「連合を分裂させよ」と叫びたてている。総評解散・連合結成以来の労働運動解体攻撃が企まれている。連合を産業報国会として「完成」させようとする攻撃だ。それと表裏一体で「労働者派遣法の抜本的改悪」「残業代ゼロ法」「解雇金銭解決」をもって労働者の雇用と権利を最後的に解体しようとしている。われわれは歴史の分岐点に生きている。絶対に戦争を止めなければならない。労働者の総非正規職化を許すな。労働者の団結した力で安倍政権を打倒しよう。
沖縄で、福島で、無権利と低賃金に苦しむ全国の無数の職場で、地にあふれる労働者の怒りの声と結びつき、階級的労働運動を甦らせよう。労働組合を結成し、常磐線全線開通攻撃と闘う動労水戸の仲間とともに、動労総連合を全国に建設しよう。反戦・反核・全人民の闘いの砦、三里塚労農連帯の闘いを強化しよう。
韓国・民主労総ゼネスト連帯、国境をこえて新自由主義・民営化攻撃と闘おう。国鉄闘争全国運動を大発展させよう。
全組合員の力を結集して組織拡大闘争にたち上がろう。JR体制の大再編に踏み出した敵の攻撃が組織拡大の新たな条件を生み出している。われわれはすべての闘いを組織拡大の観点から闘う。われわれが本格的な組織拡大を実現できたとき、日本の労働運動は甦る。外注化は粉砕できる。運転保安は確立する。戦争は止められる。JR―CTSを貫く組織拡大を実現しよう。
右、宣言する。

 2015年6月27日
国鉄千葉動力車労働組合 第73回定期委員会

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