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04春闘勝利へ!ストライキで闘うことを宣言 | 全組合員が一致して総力戦態勢を確認 |
委員会宣言
04春闘を前にすでにわれわれは闘いの渦中にある。われわれは、定年退職を目前にした仲間を強制配転し、士職登用や強制配転者の原職復帰等、切実な懸案要求を踏みにじったJR東日本に対し、2月10日から長期非協力闘争に突入した。第二の分割・民営化攻撃をめぐる関が原の一戦が迫っている。われわれは今、「大量退職」に伴う要員問題の矛盾が爆発的に噴出する過程の入り口にたっている。検修職場を始めとした保守部門ではこの3年間のうちに、ほぼ三人に一人が退職するという大嵐の渦中に入る。まさに国鉄分割・民営化攻撃の矛盾が一挙に噴き出そうとしている。黙っていれば嵐に翻弄され、団結を破壊される以外ない。この闘いは単に不当配転や不当労働行為との闘いであるだけでなく、避けて通ることのできないこの現実を見すえた乾坤一擲の闘争突入の宣言でもある。2~3月総力戦に全力決起しよう。
「専守防衛」の建前さえかなぐり捨て、戦地イラクに自衛隊が続々と派兵されている。また日本経団連は、「奥田ビジョン」や「経営労働政策委員会報告」で、労働者への全面攻撃を宣言した。「小さな幸せが今後も続くなどと誤解するな」と、国家と一部の大企業が生き残るためには全てを切り捨てろという主張だ。定期昇給制度の廃止やベースダウンなど全面的な賃下げと年金─社会保障制度の解体をはじめ、まさに生きる権利の全てを奪い、そして新たな「大東亜共栄圏」に活路を求めようというのである。
今通常国会には、有事関連7法案をはじめ、年金法改悪案、団結権そのものの解体を狙う労働組合法改悪案などが上程されようとしている。04年は憲法改悪攻撃との正念場でもある。われわれは日本労働運動の再生をかけ、戦争と大失業の資本攻勢と全力をあげて闘い抜かなければならない。
04春闘は、小泉─奥田路線との労働者の未来をかけた闘いとなる。全世界で、そして日本でも、我慢のならない現実への怒りの声が噴きだし、労働者の大反乱が始まろうとしている。怒りの声を結集し、労働運動の惨たんたる現状を打破して「戦争と大失業」の現実に一矢を報いる闘い、階級的力関係を変えるきっかけとなるような闘いが求められている。その意味で、04春闘の最大の攻防の焦点は3・20国際反戦大統一行動の成功にかかっている。
またわれわれは、04春闘を反合・運転保安春闘と位置づけて3・13ダイ改時に山場を設定し、断固としてストライキを配置して闘いぬく方針を決定した。民営化以降の外注化と規制緩和攻撃の嵐の中で重大事故が多発している。規定は無きに等しきものとなり、三月ダイ改では総武緩行、快速線の時間短縮が提案されている。われわれは、安全問題こそ国鉄分割・民営化の最大の弱点であること。反合・運転保安確立の闘いもって、第二の分割・民営化攻撃に反撃し、JRをめぐる新たな情勢に対して反転攻勢の闘いを組織しなければならない。ストライキを対置して安全崩壊の危機を全社会的に訴えることは、われわれの使命である。検修関係での車両メンテナンス第Ⅲ期攻撃と対決し、検修・構内外注化阻止闘争を継続して闘いが切り拓いた地平をさらに押しひろげ、検修大再編攻撃に勝利しなければならない。
またJR貨物では「人事・賃金制度の白紙的見直し」と称して、賃金制度の抜本的な改悪攻撃が画策されている。JRにおける年功序列賃金解体がいよいよ始まったということだ。断固阻止する闘いに起ち、貨物から大失業攻撃との闘いに起ちあがろう! 成果主義賃金を導入することで、賃下げと団結破壊を強行しようというのだ。また04春闘は、団結権防衛春闘、年金防衛春闘でもある。
一○四七名闘争も重大情勢に入っている。最高裁の反動判決を打破する新たな闘いの再構築が求められている。そのために三争議団・闘争団が団結し闘いを呼びかけなければならない。国労臨大闘争弾圧を粉砕しよう。04春闘のもうひとつの課題は、一〇四七名闘争勝利─国鉄労働運動再生春闘である。
闘いこそがすべての枠組みを越える絆だ。動労千葉の闘いが全ての労働者の心に響く時代が到来しようとしている。ILWUや、韓国・民主労総との国際連帯闘争の実現は、そのことを鮮明に示した。労働運動の新たな潮流をつくりあげよう。春闘終焉を宣言する資本攻勢に今こそ断を!04春闘復権に向けた闘いに結集せよ! 3・20イラク反戦一周年闘争に大結集しよう! 動労千葉はこの闘いの最先頭に起って訴える! 起て飢えたる者よ!
右、宣言する。
2004年2月22日
国鉄千葉動力車労働組合第50回定期委員会
定期委員会で派兵反対、小泉打倒を決議
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春闘復権!労働者の反転攻勢が開始された | ストライキ支援・連帯!交流センターより檄布がとどく |
自衛隊のイラク派兵反対、有事立法粉砕、小泉政権打倒にむけた決議
小泉政権は、国論二分状況にもかかわらず、自衛隊のイラク派兵承認の国会決議を自民党単独の採決をもって強行し、陸上自衛隊本隊の派兵が強行され、イラク軍事占領を開始した。
ついに自衛隊─日本軍が戦後初めて、銃弾やミサイルが飛び交い、日々戦死者が出ている戦場に武器を持って乗り込んだ。これは、米英軍のイラク侵略戦争に本格的に参戦したことを意味する。
小泉首相は、「戦争に行くのではない。人道復興支援だ」と言っているが、これは全くのウソである。アメリカ帝国主義の石油強奪のための戦争に協力し、イラク民衆を虐殺し、日本(帝国主義)の石油資源と勢力圏確保のために軍事占領に加わるということに他ならない。 さらに、北朝鮮制裁法の成立や国民保護法など有事関連7法案の国会成立の策動など、北朝鮮への侵略戦争へと突き進もうとしている。
まさに小泉政権は、イラク派兵の既成事実をもって国家・社会全体を戦時体制の下に組み込むことを狙っているのである。特に、戦争国家化にとって最大の「障壁」となっている闘う労働運動・労働者の団結を解体する攻撃を激化させている。
小泉政権と財界(経団連)は、外への侵略戦争と一体のものとして、日本の膨大な労働者を首切り、倒産、賃下げ、不安定雇用化の嵐の中にたたき込み、年間3万人を越える労働者が「自殺」にまで追いこまれているのだ。さらに「団結禁止法」ともいうべき共謀罪の設置、労組法の改悪にまで手を伸ばそうとしている。こうしたなかで、国労5・27臨大闘争弾圧や1047名闘争に対する昨年12月の最高裁判決など労働運動への常軌を逸した弾圧、処分、争議つぶしが激しく強められている。そしてまた、教育基本法の改悪─憲法改悪攻撃へと乗り出している。
こうした日本の戦慄すべき事態を前にして日本の労働者人民は、日々危機感を高め、「もう我慢できない」と積年の怒りを募らせている。総評解散─連合化の中でいったんは追いつめられた労働組合が新たな闘いを開始している。とき同じくして、イラク開戦1周年の3月20日には、昨年の2千万人の決起を上回る労働者が全世界統一行動に起ちあがろうとしている。この力を決して押しとどめることはできない。
われわれは、全世界で起ちあがっているすべての労働者と連帯し、イラクへの兵員輸送を拒否して闘っている航空労働者や軍事物資輸送阻止に起ちあがっている全国港湾の闘う仲間とともに、労働者の戦争動員拒否の闘いを貫くものである。とりわけ、陸海空港湾労働者と固く団結し、イラクへの自衛隊派兵反対、有事立法の完成を許さない闘いに総決起しよう。
戦争と大失業攻撃を強める小泉政権を打倒するために総力で起ちあがろう。
右、決議する。
2004年2月22日
国鉄千葉動力車労働組合第50回定期委員会