同じ列番の列車が走行 システムダウンし運行停止–運転保安上絶対にあってはならないこと

会社方針で同じ列番に

11月10日、同じ列番の列車が同時に走行し、システムがダウンして一時的に運行停止になるという信じがたい事態が発生した。事態の経過は次のとおりだ。
習志野運輸区3行路の中野発津田沼行958B が約17分遅延していた。そこで、津田沼で入区予定だった列車の列番を958Bに変更し、千葉まで運転を延長した。その後、所定の958Bを津田沼で入区させようとした際に、システムがダウンして後続列車に抑止をかけなくてはならなくなった。
システム上は2本の「958B」が存在していた。その状態でだされた臨時入区指示が、どちらの「958B」に対するものかシステムには区別できなかったためだ。
同じ列番の列車を同時に走らせるなど、運転保安上絶対にあってはならないことだ。しかし千葉支社は、「指令が把握していれば問題ない」とし、遅延時などに会社の方針で同様の運用を日常的に行っている事を明らかにした。
実際12月6日にも、1372Bが三鷹で遅れていたため、中野折り返しの列車を1372Bに変更するという運用が行われている。所定の1372Bは、中野で1366Bに変更された。

合理化のために安全破壊

遅延列車の代わりに、入区予定の列車を走らせるということは、以前から行われてきた。しかしその場合、臨時の列番にふりかえなどしており、同じ列番の列車が走るなどあり得なかった。
これについて千葉支社は、「システムには列番ごとの運用が登録されており、その列番を使えば異線現示や異線進入を防げる」と説明した。
指令の側はシステムにのせるための番号合わせをやるだけですむ。この合理化のために、「同じ列番の列車を走らせる」という運転保安の根幹を破壊することまでやったということだ。

反合・運転保安闘争の強化を

しかも、これほど重大なことが、現場労働者はもちろん管理者にさえ一切知らされていなかった。
すでに指令が同じ列番の列車を走らせていることを見落としたことで、システムがダウンする事態にまでなっている。運転士への通告は、「阿佐ヶ谷―大久保駅間の1372B」といった形で特定することになるというが、輸送混乱時に、同じ列番の別の列車に通告してしまうことも考えられる。指令の一つのミスが、大事故を引き起こしかねない状態なのだ。
今回の事態は、安全崩壊の「小さな芽」だ。合理化のためにこんなことを続ければ、必ず大事故に繋がる。絶対に曖昧にできない事態だ。
鉄道の安全を破壊する合理化を許すな!
外注化粉砕! ダイ改合理化、地方ローカル線切り捨て反対!
反合・運転保安闘争を強化し、闘い抜こう。