会社・東労組一体で外注化を推進

会社・東労組一体で外注化を推進
再び動きだした外注化攻撃

 昨年12月に本社交渉がスットプしたまま今日まで経過してきた検修・構内業務の外注化攻撃が再び動き出している。9月以降、闘いが重大な焦点を迎える。改めて闘争体制を確立しよう。

水面下で外注化の準備が

 検修・構内外注化の準備は、団交すら開かれず、現場には何も知らされないまま水面下でどんどん進められている。フタが開いたときには全ての準備が終わっており、もう後戻りできない状態にしてしまえという卑劣なやり方だ。 東労組はその全てを容認している。
会社と東労組の手で、検修・構内業務の全面外注化がこんなやり方で強行されようとしているのだ。職場からの激しい反対の声が吹き上げたことに追いつめられた会社と東労組は、今度は全てを現場から隠したまま強行するという方向に舵をきったのである。

次のような事態が進んでいる

▼外注要員数の算出
 今、職場には、本社運輸車両部から「直外双方の業務量を算出してJR・グループ会社に割り振る要員の目安を作成しろ」という指示文書が出され、その調査が行なわれている。
 業務毎の具体的な直外区分が指定され、この1年間の作業量・作業事態を調べて、それに基づいて要員数をはじきだせ、9月30日までに本社に報告しろというのだ。
 組合が申し入れた解明要求にも全く答えず、労資間では何ひとつ議論しないまま現実にはこうしたことが進められているのだ。

▼すでに委託契約を締結
 さらに、JRと車両整備会社との間では、すでに外注化に関する契約書がどんどん結ばれている。例えば、業務を外注化した際にも、技術指導や教育訓練はJRが行い、車両整備会社はそれに対して訓練費用を支払う等の契約である。これまで、まともな契約すら結ばないままなし崩し的に外注化してきたやり方はもう通用しないと判断し、このような形式を整えることで、偽装請負の現実をすりぬけようとするものだ。
 しかも、こうした契約の内容は、全面外注化→JR社員の強制出向を前提に作られている。

▼一斉に「偽装請負」隠し
 さらには、委託業務の作業指示書などに、「作業責任者」として、平然と第三者委託(孫請け会社のこと)の社員の名前が書かれたり、押印がされている実態に対し、それは偽装請負になるから直ちにやめろという指示文書などが出されている。文字通りの「偽装請負隠し」である。
 業務を「下請け」→「孫請け」と、どんどん下に丸投げしていくやり方の全てにJRはかんでいる。というよりもJRがやらせていることである。だが、業務委託契約はJRと委託会社の間でしか存在しないのに、実際に業務をやっているのは孫請け会社というのは明白な偽装請負である。
 それを、実態はそのままにして、書面上は全て隠せというのだ。そんなことをしたら、保線にしろ、検修にしろ、JRは誰が作業をしているのか全く把握することもできなくなる。そして安全が崩壊する。

▼外注化体制作りの人事
 千葉では、検修・構内業務を請負う体制や技術的な土台など全くない千葉鉄道サービス側にその体制をつくるために、管理者を出向で送り込んで、責任者にすえたり、天下っていたJR幹部のOBを外注化体制作りの責任者にすえたりという人事も進められ、連日JRと千葉鉄道サービスとの協議が行なわれている実態もある。

▼東労組の裏切り許すな
 東労組はこうした全てを百も承知しながら容認しいてる。東労組も現場には何も知らせないまま進めてしまう以外ないと考えているのだ。こんなことは絶対許せない。外注化の手先になった東労組の裏切りを許すな!
 その一方、動労総連合が5月に本社に出した偽装請負問題についての申し入れに対しては、3ヵ月以上も団体交渉を開かないまま放置するという不誠実な対応を続けたすえ、9月9日に団交日程が設定された。これも、外注化攻撃が再び全面的に動きだすことを示すものだと考えられる。

職場から怒りの声を!

 以上はほんの一旦に過ぎないが、こんなことが水面下で激しく進められている。外注化は絶対に許してはならない。昨年10月の提案は、検修・構内業務の文字通り全面的な外注化攻撃だ。JR側に残る業務はほとんどない。労働者ごと下請け会社に強制出向に駆り立てるものだ。その先に待っているのは間違いなく「転籍」だ。検修、保線をはじめ、鉄道業務を数百もの下請け・孫請けにバラバラに売り渡していいはずはない。雇用が破壊され、そして技術継承は断たれて安全が崩壊する。外注化阻止に向け怒りの声をあげよう。