民営化との闘い
  動労千葉の3つの総括と教訓
小泉政権は、郵政民営化、公務員制度「改革」を突破口に、膨大な労働者の非正規雇用化を一挙に進めようとしている。この攻撃は、社会全体のリストラであり、激しい労働組合つぶしとして襲いかかっている。この攻撃の原点は国鉄分割・民営化攻撃だった。これと闘い抜き、組織と団結を守り抜いた動労千葉の教訓を、全国の苦闘する仲間に訴える。
@民営化攻撃には、
    中間の道はない。 
  3人に1人の首切りという国鉄分割・民営化攻撃。これに賛成するのか、反対し闘うのか。中間はなかった。
  組合員を信頼し、団結を堅持し組織を維持するためには、どんなに困難でも二者択一が迫られたら左を選択する以外にない。
  これが原則を守ることだ。動労千葉は、分割民営化攻撃にストライキで闘うことを選択した。
A指導部が団結し、 闘いの先頭に立てば
 組合員は必ずついてくる

 1985年国鉄分割・民営化反対のスト方針を決定した後、各支部の大会が開催された。「ストに突入したら解雇」という脅しをはねのけ支部長は逃げずにみんな留任しストの先頭に立った。
 現場組合員は指導部をよく見ている。言葉だけでなく本気で闘う姿勢を示した指導部を心から信頼して、ストに突入した。支部長はじめ28名

B労働者は闘うことによってのみ団結を堅持し、
展望を切り開くことができる
 あるがままの労働者が、あらかじめ階級的、戦闘的な存在であるというわけでない。 動労千葉の組合員も、さまざまな闘いを実践する中で、意識が変わり団結が形成されてきた。
 たしかに、ストをやっても何も勝ち取れない事がほとんどだった。しかし、闘って団結することによってのみ、展望は切り開かれる。動労千葉は、ストライキで元気になり、団結を強化した。