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朝鮮侵略戦争絶対阻止!
第27回外登法・入管法と
民族差別を撃つ全国交流集会

 

 4月24日、川崎市産業振興会館で、「第27回外登法・入管法と民族差別を撃つ全国交流集会が、450人の結集で開催された。
牛久入管収容所問題を考える会の田中喜美子さんが基調報告を行った。まず、「日韓連帯を中軸とする在日・滞日外国人労働者との共同闘争として『朝鮮侵略戦争絶対阻止!』の旗を高く掲げて、ここから新たな歴史を切り開く」と、集会の意義を提起した。
続いて、「在日韓国人『スパイ』捏造事件の再審無罪と朴槿恵(パククネ)政権」と題する講演を受けた。クルドの子供たちの演劇につづいて、「難民・仮放免者を活きさせろ!」とビルマ、ウガンダからの訴え。
民主労総から全国鉄道労組ソウル地方本部・ソウル情報通信支部のキムファニョン前支部長(発言要旨別掲)と民主労組ソウル地域本部・イジュノ組織局長が登壇。
つづいて、合同労組・ユニオンで闘う外国人組合員が、「労働組合に団結して、一緒に闘いましょうと」と、アピール。動労水戸の石井委員長は牛久の会、茨城県地域連帯労組と共にあることの誇りを述べ、福島原発事故と、常磐線全線開通阻止へ闘い抜く決意表明。
動労千葉の田中委員長は、「労働者が職場から立ち上がる、労働運動の炎をつくったとき、戦争を止め、民族差別を打ち破り、全世界の労働者が団結して崩壊する社会を立て直す存在として歴史に登場する。その歴史を今日から始めよう」と訴えた。

「同行」の道をともに
 全国鉄道労組ソウル地本ソウル情報通信支部   キムファニョンさん

  最初に熊本地震で多くの人命と財産被害が発生したことに対して深い哀悼と慰労を送ります。
皆さんにお会いできて本当にうれしい、人生を生きて、さまざまな人に会って、情けを深め、互いを知っていく面白さもあると、今日がそのような日です。
鉄道労働者として生きてきた、そして生きて行く韓国の鉄道労働者の暮らしと哀歓を話そうと思います。
117年の歴史を持っている韓国鉄道は、05年鉄道庁から鉄道公社に転換され、民営化の風が吹くようになり、09年5,115名の定員削減をすることになります。鉄道労働者たちは、政府とマスコミから負債公企業だの、放漫経営だのと汚名を聞くばかりではなく、深刻な人員不足で列車監視者もいない線路で仕事をしていて、結局無残にも命を失う惨事が繰り返されています。
13年、大多数が納得できない、でたらめな論理ばかり押し立てる無能な政府に対して鉄道労働者たちは零下20度くらいの寒気の中で23日間のストライキを闘いました。
多数の国民は、スソ発KTXは鉄道民営化であり、公共性を破壊するものだとして闘う鉄道労働者に喜んで手を差し伸べてくれました。公共鉄道、国民の鉄道を守ろうとした十余年間の鉄道労働者の犠牲と努力が結実した瞬間でした
もちろん闘争の痛みもあります。現在解雇者は103名にもなります。長くは13年、短くは7年の解雇生活。解雇者問題に対して積極的な解決方策が出されなくてはなりません。
パククネ政府は労働者の生存権を脅かす労働指針を発表しました。低成果者を意のままに切ることができる「公正人事指針」と使用者の意のままに賃金を削減し、不利益変更が可能な「就業規則指針」です。鉄道労働者は知っています。政府の労働改悪がこれで終わりではないことを、民営化をとおして外国資本と財閥に明け渡そうという黒い本音を。
最後に思い出す言葉があります、「同行」。同行は同じ方向に行くことではなく、同じ心で行くことだと言います。また、「青年は未来を語り」、「中年は現在を語り」、「老年は往年を語る」と言います。私たち皆が手を取って青年の熱い心で未来を語り、同行の道を共に行けたらと思います。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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