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不屈の50年・反戦は三里塚の原点
―3・27三里塚全国総決起集会―

成田ニュータウンの街中をデモ

 3月27日、「最高裁による強制収用許すな! 第3滑走路粉砕!安倍政権打倒!」へ、三里塚芝山連合空港反対同盟が主催する全国総決起集会が成田市赤坂公園で開催され、全国から720名が結集した。
 会場となった赤坂公園のある成田ニュータウンは、空港関連に働く労働者の街として空港建設と共につくられてきた。ここでの開催は、空港労働者との団結を求める初めての取り組みだ。
集会はフリートークから始まり、「反戦は三里塚の原点」という北原鉱治事務局長のメッセージが代読され、萩原富夫さんが「TPPで全国の農民は生きられない状況におかれ、命を奪い戦争に金をつぎ込む安倍政権に怒りが高まっている。裁判闘争、5万人署名運動、支援の陣形を一層拡大し、絶対に市東さんの農地を守り抜こう」と、主催者あいさつを行った。
 連帯のあいさつでは、動労千葉の田中委員長、動労水戸の石井委員長が共に登壇し、2波にわたる春闘ストライキ、CTSにおける就業規則4月1日実施粉砕の闘い、そして被曝労働拒否・常磐線全線開通阻止へストで闘うこと、市東さんの農地を守る闘いと一体で外注化・非正規職化、第2の国鉄分割・民営化攻撃と闘い抜く決意がそれぞれ述べられた。

市東さんの農地を守り抜こう!
 関西新空港反対住民、関西生コン支部の代表のあいさつのあと、集会の第1部「福島・沖縄・三里塚をひとつに」というテーマでは、動労福島の橋本委員長の「被曝労働拒否3・24スト」報告、3・11反原発福島行動呼びかけ人の椎名千恵子さん、市東さんの農地を守る沖縄の会などから発言が行われた。
 うたのコーナーでは、「土に生まれ、土に生き、骨を埋めるこの土の、誇りも高き農地死守…」と「反対同盟の歌」を歌い、第2部、「農地裁判闘争への決意」では、大きな拍手と共に市東孝雄さんがあいさつ。「今、農地法裁判は最高裁の方に移っています。いつ判決が出るかわからない状況で油断出来ません。第3誘導路の裁判では『(私に対して、騒音が)うるさいことがわかっていて帰って来た、自分の自由意思で住んでいる、原告の適格がない』などといっている。ふざけるんじゃない。怒りが湧き上がってくる。全国で守る会がつくられています。この輪をひろげて、福島、沖縄も思いは一つ、根っ子は同じです。闘いましょう」と不屈の決意を述べた。
 反対同盟顧問弁護団、各地の「農地を守る会」、全国農民会議の決意をうけ、集会宣言を採択、デモに出発した。
 今年50周年を迎えた三里塚闘争の新たな飛躍をかけた闘いが始まった。

被曝労働拒否の新たな労働運動を
    ―3・21動労水戸支援共闘1周年集会―

 3月21日、380人の結集で「被曝労働拒否をたたかう動労水戸支援共闘1周年集会」が、すみだリバーサイドホールで開催された。15年3月結成から1年、動労水戸の闘いは原発労働者とのつながりをつくりだし、被曝労働と闘う労組拠点をつくりだしてきた。何よりも本集会は、安倍政権の20年3月、常磐線の全線開通との決戦に突入する総決起集会としてかちとられた。
 ビデオ「動労水戸30年のたたかい」が上映され、福島から、動労総連合各組合から連帯のあいさつと闘う決意が述べられた。動労水戸の組合員・家族・弁護団が全員登壇し、石井委員長は常磐線全線開通を許さない、安倍政権と真っ向から闘う熱烈たる決意を表明した。闘いは新たなステージへ。動労総連合の組織拡大が勝利を切り拓く。共に闘い、共に勝利しよう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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