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警視庁公安による不当家宅捜索 徹底弾劾!

労働組合への弾圧許すな! 11月10日、警視庁公安部公安第一課は、11・2全国労働者総決起集会後のデモ行進において「公務執行妨害」で3名の学生を不当逮捕し、それを口実にして、集会のよびかけ団体であった動労千葉に対する不当な家宅捜索を強行してきた。しかも、本部役員が韓国・ 民主労総労働者大会出席のため訪韓の最中を狙ってやって来たのだ。

私服警官が全力疾走で会館突入

 9時50分頃、警視庁公安部公安第一課の私服警察官約60数名が全力疾走でDC会館に突入してきた。さらに10数名の機動隊まで動員し、家宅捜索は、物々しい雰囲気の中で、10時15分から12時過ぎまで2時間以上にわたって行われた。

DC会館の営業妨害

 しかも、「組合事務所」とは直接関係のない個人の住居なども捜索し、さらには2階の会議室を借りていた一般の人がいるにもかかわらず会議室廊下や階段を多数の私服警官で埋め尽くし、会議室利用者の出入りを妨害した。
 さらには貸会議室の業務を行っているDC会館の管理人室も家宅捜索し、お客からかかってくる電話の受付も一切禁止し、DC会館の営業妨害も行うなど、違法の限りを尽くした。 
 さらに、組合事務所から事件と全く関係のない組合大会議案書や動員指令、日刊動労千葉なども押収し、外部からの電話の応答を遮断し、あからさまな組合業務妨害を行った。

高裁判決をも無視!重大な権力犯罪


「安倍打倒!」を掲げて都心をデモ

11月13日京大熊野寮への不当家宅捜索

 今回の不当家宅捜索は、2008年の11・2労働者集会後のデモでの「公務執行妨害」デッチ上げ逮捕、それを口実とした家宅捜索と、全く同様の不当な理由で行われた。このときも本部役員の訪韓の最中だった。
 動労千葉はこの2008年11月10日の家宅捜索の違法性を訴えて国家賠償請求訴訟で反撃し、9月4日、東京高裁は東京地裁につづいて、「捜索令状の請求と捜索自身を違法」とし、10万円の賠償を命じた判決が出たばかりだ。
今回の家宅捜査は、この高裁判決をも全く無視する重大な権力犯罪だ。絶対に許せない。

学生への弾圧を許さない

 今回の不当家宅捜索は、11・2労働者集会の成功と安倍政権への怒りが爆発することへの権力の恐怖の現れだ。
 集団的自衛権行使容認や原発再稼働や派遣法改悪など労働規制の全面緩和など、労働者を極限的な貧困におとしこみ、戦争に突き進む安倍政権、この安倍に対する労働者人民の根底からの怒りがストやデモとなって爆発し、労働者民衆の怒りで政権そのものが打倒されかねないという心底からの恐怖が、今回の不当家宅捜索という形であらわれてきたのだ。
 われわれは今回の労働組合に対する弾圧を徹底的に弾劾すると共に、11・2集会・デモに参加した京大生ら学生3名に対する不当逮捕、さらには公安警察の京都大学の学内侵入・大学自治の破壊行為、そして京大熊野寮への不当家宅捜索を徹底的に弾劾する。これを強行した警視庁公安部、東京地裁の責任を徹底的に追及する。そして、階級的労働運動の再生と、戦争と民営化と闘う労働者の国際連帯の更なる発展に向けて全力で闘いぬく決意である。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!今こそ外注化粉砕闘争に総決起を!

 
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