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外注化粉砕! 10・1スト貫徹!
10・8出向無効裁判に結集しよう

外注化による凄まじい安全破壊が明らかに
今すぐ外注化・強制出向を撤回しろ!


7/2出向無効確認訴訟 (東京地裁前)

 10月8日、出向命令無効確認訴訟の第8回裁判が行われる。今回の裁判の最大の焦点は、外注化がいかに安全を崩壊させるかを具体的に暴き出すことだ。
 それは、10・1ストを決断した理由でもある。外注化を粉砕にむけ、10・1ストを闘い、10・8東京地裁に結集しよう。

 転削業務で指落とす重大事故

 この間、外注化による安全崩壊を示す事態が連続して発生している。
8月12日、幕張車両センターで転削業務を行っていた労働者が、指を落としてしまう重大事故が発生した。実はそれ以前に、転削業務で重大事故につながりかねないミスが連続して起こっていた。
しかし、CTSにはJRの技官のように技術的指導をする部署はない。そのため、ミスが頻発する状況が放置された。JRならあり得ないことだ。この事故は、外注化しなければ99%起きなかったのだ。

 床下作業中にブレーキが緩解

 起こっていることはそれだけではない。7月24日、銚子派出で床下での作業中にブレーキが緩解するという重大事態が起こった。JRは列車を抑止を指示したが、当該運転士にはまったく伝わっていなかった。しかもCTSは線閉だと連絡を受けたという。JRとCTSでまったく別の列車防護の指示が伝わるとは、信じがたい事態だ。
 外注化以前、銚子派出は銚子運輸区の管轄だった。外注化しなければ、運転士に連絡が伝わらないことも、別の列車防護の指示が伝わることも絶対にありえなかった。
しかも、外注化で管轄がCTS幕張事業所に移り、現場の状況を把握していない作業責任者が作業指示を出している。作業を担当した労働者は、「運転士と対面で確認しなければ作業できない」と主張したが、作業責任者は「JRと列車が動かないことを確認してある」と作業を強制したのだ。

 安全崩壊こそ最大の「不利益」

 これほど深刻な状態にもかかわらず、JRは外注化推進のため、全業務をCTSプロパー社員に行わせようとしている。
 幕張の転削担当の出向者をJRに戻し、CTSプロパー社員だけで転削業務を行わせる。10月以降、採用からわずか1年半のプロパー社員に構内運転まで行わせる。外注化推進のためならば、安全を顧みようともしていないのだ。
こんなことを続ければ、必ず大事故に繋がる。それは多くの乗客と、職場で働く労働者自身の命がかかった問題だ。JRは出向による不利益はないと主張するが、安全崩壊こそ最大の「不利益」だ。

 10・1ストを貫徹しよう

 この事態に対し、動労千葉はストライキを構える決断をした。ここまで安全を崩壊させる外注化を、絶対に許せないからだ。
 10・8裁判ではJRが「事実誤認」でごまかそうとしている偽装請負の実態もさらに追及する。10・1スト貫徹から10・8裁判闘争へ! 大結集でJR・裁判所を追い詰め、外注化を粉砕しよう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!

 
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