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プロパー労働者の配置及び出向者に関する対応について、CTSとJR千葉支社を徹底的に追及

仕事や職場を奪われかねない重大事態だ!

 CTSは、今年度採用したプロパー労働者19名について、3月末までJRに逆出向(幕張3、京葉3、東京3、大宮5、横浜4、八王子1)させて機能保全等の技能訓練を行っている。
 4月1日からは、CTSに復帰させて仕業・構内業務に関する見習を行うとしている。そうした場合、CTSが受託した業務に対する要員数が増えるため、業務外注化により強制出向させられている労働者にとってみればさらに仕事や職場が奪われかねない状況にあり、重大な問題になる。
 こうしたことから動労千葉は、CTS及びJR千葉支社との団体交渉を行い、こうした問題について徹底的に追及した。

仕業検査は4月から見習、限定免許は5月に入所予定
【CTSとの団体交渉について】
組合 現在、JRに出向しているプロパー労働者について、何時CTSに戻すのか。配属人数はどうなるのか。
会社 4月1日に幕張車両C、京葉車両C、習志野運輸区構内に配属する。人数については、発令前であり回答できない。
組合 職場では、幕張8名、京葉8名、習志野3名などの人数が上がっている。
会社 そうした人数も検討されているが、現時点では回答できない。また、横浜4人、八王子1人については、出向が1ヶ月遅かったので、5月の配属になる。
組合 仕業やハンドルに関する教育についてはどのように考えているのか。
会社 限定免許は、次のように考えている。
・5月12日の週に新白河の学園に入学予定。
 それまでは、仕業の見習を行う予定。
・6月初旬に復帰し、ハンドル訓練開始。
・7月下旬頃に技量試験〜習熟訓練
・10月頃に免許交付、その後一人乗務
・10月頃 入換で秋の限定免許講習に入所

機能保全に数ヶ月従事しただけで安全が守れるのか?
組合 仕業等の見習についてはどうなるのか。
会社 幕張と京葉については、仕業、転削、上回りに数名ずつ配置する予定だ。
 その上で、配属後は、数日間机上教育を行った後、仕業等の見習を開始することになると考えている。方法は、現場で検討している。4月下旬頃に技量の見極めを行いたい。
組合 JRへの出向は6ヶ月足らずであり、期間も含めてまともに技術が習得できていない。JRの平成採でも最低2年間は機能保全を行っている。これと比べると4分の1以下だ。これで仕業検査がまともにできるのか。
会社 必要な教育は行うので、問題ない。また、見習後の見極めを行った5月以降も習熟訓練等を行うことを考えている。CTSとしても初めてのことであり、実際にやってみないと分からない部分もあるのは事実だ。
組合 プロパー労働者がCTSで業務を行うようになった場合、要員的にも増えることになるが、そうなった場合、出向している労働者の取り扱いはどうなるのか。
会社 プロパー労働者が独り立ちした段階で、出向者についてはJRに戻ってもらう考えだ。
組合 仕業等の人数が増えたからといって清掃等の別業務に回すことはないか。
会社 仕業・構内を行ってもらうのが前提であり、清掃等に回すことはない。
組合 JRに戻すというが、時期や人選はどうなるのか。
会社 人選がどうなるかは今後の問題だ。ただ、見習の指導を行う指導操縦者を10名程度指定するが、この者たちは残ってもらう場合がある。なお、JRへの復帰の判断はJRで行うことになる。
組合 人選は今後というが、50歳以上の者たちはどう考えているのか。
会社 60歳に近い人たちは、退職後エルダーとして働くこともあり、そのままになるのではないか。出向期間もそのようになっていると思うが・・・。
組合 来年度のプロパー採用はどうなているのか。現場では、6名程度という話も出ている。
会社 まだ採用前で回答できないが、採用することは間違いない。
組合 教育・養成等はどうなるのか。
会社 今年度と同様になるのではないか。まだ検討中である。
組合 いずれにしても、プロパー労働者が配属なるということは、出向者も含めて職場では大変な問題になる。
(裏面につづく)

1年でプロパーが独り立ちしたら出向解除ー千葉支社
【JR千葉支社との団体交渉について】
組合 CTSでは、4月からCTSのプロパー労働者が仕業等の見習を行うとしている。さらに、限定免許については5月から入所し、10月頃に免許交付との回答が行われている。JRとして、プロパー労働者が仕業等に入ってくること踏まえて、現在、出向させられている労働者について、どのようにしようと考えているのか。
会社 会社としては、プロパー労働者が独り立ちできる状況になった段階で、出向を解消することになると考えている。
組合 出向を解消するというが、具体的にどのようにする考えなのか。今年10月で業務委託ー出向から2年目を迎える状況があるが、こうした時期との関係ではどのように考えているのか。
会社 4月以降、CTSで仕業の見習が始まり、限定免許の取得も行われると聞いている。そうなると、今後1年くらいでプロパー労働者が独り立ちできる状況ができると考えている。その時期でCTSからJRへの復帰ができるのではないかと考えている。
組合 確認するが、今後1年くらいの間にプロパー労働者が一人で仕事ができる状況担った場合には、出向者をJRに戻ることがあるということでいいのか。
会社 大体1年くらいで独り立ちする人ができると考えている。
組合 その場合の人選の基準等については、どのように考えているのか。
会社 まだ先のことであり、回答できる中身はない。

出向者全員が戻る場所や条件がどこにあるというのか?
組合 JRに戻すということを回答したが、以前からも議論の焦点になっているとおり、戻る場所そのものがJRでは限られている。その中に戻る場所があるのか。他支社への配置などは認められない。
会社 JRとしては、技術管理、機能保全、機動班への配置ができると考えている。本人が希望すれば別だが、元職場が基本になると考えている。
組合 来年10月には出向期限である3年を迎えるが、その場合、当然出向は解消になると考えるが、会社としてどうしようと考えているのか。
会社 3年を迎えることは承知している。この段階では、出向期間満了に伴い出向者の差し替え等が行われる可能性もある。
組合 今回は、プロパー労働者に関する内容を議論したが、いずれにしてもJRでの研修期間等も含めて技術的に安全を維持することは到底できる条件にないことは明らかだ。鉄道業務をグループ会社に委託した場合、こうした状況になることはわかりきっていたはずだ。また、出向者に関する回答についても未だ具体的な内容がないと判断せざるを得ない。業務委託を直ちに撤回し、出向者を直ちにJRに戻すべきだ。

業務外注化ー強制出向粉砕!反合・運転保安確立!組織拡大へ全力で闘いぬこう! 

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!


 
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