外注化と安全は決して相容れない!
第37回車両技術分科会定期委員会開催
ブラック企業JR―CTSを貫く闘いへたちあがろう!
車両技術分科会第37回定期委員会が2月8日、折からの降雪の中で開催され、吹雪を吹き飛ばす勢いで外注化を粉砕し、強制出向を撤回させていく第2ラウンドの闘いに起つ決意を固めた。
議長に川村君(幕張)を選出した後、冒頭あいさつに立った半田会長は、「昨年8月、大先輩の金子さんが成田空港駅で逝去された。団交では『業務に起因するものはない』などと回答している。幕張では、昨年猛暑による救急搬送が相継いだ。CTSはこれも本人の健康管理の問題と自己責任にしようとしている。まさしくCTSはブラック企業であり業務委託を受けられる企業ではない。何度も発言しているが外注化と安全は相容れない。JR東日本で周期延伸に向け、テストカーを使った検討が行われていることが明らかになった。各区所の仕業検査を含めた検査体制全般に波及するものだ。分科会の技術職としての真価が問われている。外注化を絶対粉砕しよう!」と熱を込めて訴えた。
続いて、来賓として本部・長田書記長より外注化粉砕闘争の現状と展望を含めた闘いが全体に示され、次に動労水戸の杉井さんより被爆労働拒否の闘いと常磐線延伸に対する2・23集会から3・11郡山集会に全力で起ちあがる決意が表明された。
【主な質問・意見】
☆1月21日、トロリー線着氷によるパンタグラフの点検が列車指定で10本来た。5〜6年前は寝ている人を起こして対応するなど体制があったが、現在はそうした作業指示が出ていない。通達を出すなど手配もない中で対応を求められている。
☆209系配電盤のNFBの位置がわからない。そのため作業に支障をきたしている。
☆4月のCTSプロパー着任後、現在の配置について変動などはあるのか?
☆前照灯の交換作業について、ある時はCTS仕業、ある時はJRの臨検と対応が異なっている。仕業検査で発生したものについてはCTSで行う業務ではないのか?
☆千葉派出において、東京指令から回送列車のトイレ灯の交換点検がきた。この列車は幕張から出区し外房から上り回送となったものであった。列車無線で乗務員から依頼をしていたものであったが、東京指令からの連絡、回送列車の対応ということであり異質さを感じた。
☆千葉派出において電留線での臨時仕業の依頼がくることがある。仕業検査はCTSに委託された業務であることから、そのことを指摘している。
☆鴨川派出では、「防火対策」としてガス台消火確認など6箇所、印を押して点検確認のFAXをしている。他の派出にもあるのか?
☆協力会社が担当するドア回路のDLS交換作業の際、誤配線があることが判明した。これはJRから4次下請けの作業発注により発生した。外注化と安全が相容れない事象だ。
☆仕業検査の際に、清掃作業に入ってきて一緒にやるのはおかしいのではないか
以上のような活発な議論を踏まえ、外注化粉砕第2ラウンドの闘いへ、車両技術分科会も総力で起ちあがっていくことが確認された。
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