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民営化・外注化反対闘争に勝利し、闘う労働組合を甦らせよう!
全支部活動者研修会 田中委員長の提起

 全支部活動者研修会が1月26日、27日に開催された。1日目の田中委員長の提起を要約し掲載します。

崩壊する分割・民営化体制

  国鉄分割・民営化から27年間闘い続けてきたことで、様々な形で分割・民営化体制を揺るがしている。ある意味では国鉄分割・民営化という一つの課題からでた問題に、一つの労働組合がこれだけ団結を維持し抜いていること自体あまり前例のないこと。その意味で言えば、僕らの闘いは負けていない。それと、時代が動き始めてきている。我慢ができない怒りの声や、この社会がどこか根本的に間違っているという思いが積もってきている。これと動労千葉がやってきた闘争とがかみ合った時にはいろんなことが動き出す。そういうギリギリのところに来ているのではないか。 JR北海道の全面的な安全崩壊が誰の目にも見えるようにあらわになっている。解決つく見通しなんか全くない。まさにJR体制崩壊。1月21日、JR北海道が函館本線大沼駅構内での貨物列車脱線事故で、一般の現場労働者2人が懲戒解雇された。膨大な改ざんが行われる中、なぜ一般労働者だけ解雇なのか。起きていることはあまりにも異常。おそらく点検も検査も実際まともに行われていない。国鉄分割・民営化の結果、安全が崩壊している。しかし、国労も含めて労働組合から起きていることの本質が一言も出てこない。
 そして、JR貨物の問題。働く仲間にただひたすら賃下げだけが強制され続けてきた。これから分割・民営化の矛盾が、全面的な安全崩壊と労働者への犠牲の転嫁としてふきだす。ここで本当にもう一回闘う労働組合がちゃんと存在するという力を示したら、今度こそ労働者の側から国鉄分割・民営化に決着を付けるチャンスがきている。解雇撤回・JR復帰へ最高裁闘争に全力を 1047 名解雇撤回闘争で、ついに不当労働行為を裁判所に認めさせた。動労千葉以外は2010年の政治解決ですべて闘いの旗を降ろしたなかで、「これは絶対に認めてはいけない」と言って闘い続けた。その中で国労の判決を乗りこえた意味は大きい。
 すべての労働者の非正規職化、解雇自由がまかり通るような現実に道を開いたのが国鉄分割・民営化。ここがひっくり返れば、安倍政権が現在進めようとしている総非正規職化、解雇の自由の攻撃をひっくり返す大きな手がかりになる。
 9・25東京高裁判決で国鉄闘争が現在の問題になった。だからこそ、絶対に10万人署名を集めきり、「解雇撤回・JR復帰」判決を反動の牙城最高裁を突き崩して勝ちとりたい。不当解雇から27年、2・16労働者集会を開催し、全力で取り組む。外注会粉砕にむけて職場からたちあがろう 外注化反対闘争を足かけ14年間闘ってきた。鉄道の業務が数百の会社にバラバラにされて、労働者ごと放り出される。間違いなく安全が崩壊し、働く人間の権利が崩れる。非正規に突き落とされていく。職場丸ごと外注化される。当時から誰の目にも分かっていたことだが、「雇用の場の確保だから仕方がない」とあらゆる労働組合が認めていった。
 これに対して動労千葉が闘ったことで、千葉だけは少なくとも1 0年以上外注化を止めた。それで他だけがガンガン進むとならなかった。それで、一昨年10月の全面外注化まできた。
 また、外注化攻撃がこれまでのレベルを大きく超えて進行しようとしている。たとえば新津車両製作所の分社化。鉄道の海外展開のためにやると言っている。起きることはほとんど転籍に等しい出向。
 もう一つは、4月からこれまでとは次元の違う、強制出向を伴う駅業務外注化が千葉でも強行されようとしている。そこには組合員もいるのだから、動労千葉自身の問題でもある。管理駅制度の中から一駅だけ外注化したら芋づる式に駅の全面的外注化が始まりかねない。あらためて外注化反対闘争の一環に位置づけて闘っていかなければいけない。
 労務政策でも激甚な転換が起きようとしている。御用組合であればあるほど、使い捨てられていくという状況になっていく。もう一回動労千葉に来て共に闘おうとあらためて訴え、闘いの中で絶対組織拡大を実現しよう。
 この外注化、偽装請負をめぐる闘いは、政府全体を動かすほどの影響力を持った。出向万能、偽装請負でなんでもありなのを突き崩した時、非正規化などの攻撃が粉砕できる。核心をついた闘い。本当に外注化を粉砕するためにJR―CTS を貫く新たな闘いに全力で挑戦しよう。知恵を絞って、職場からの闘い、組織拡大闘争、裁判闘争を闘おう。

14春闘を全力で闘おう

 次の課題を基本として、ストライキを含む闘いを配置して14春闘に立ち上がる。
@14春闘を「組織拡大春闘」と位置づけて全力で闘う。
A貨物における賃下げ攻撃粉砕、大幅賃上げ獲得! 新人事賃金制度粉砕! を14春闘の最大の課題として闘う。
B 3 月ダイ改合理化粉砕! 久留里線ワンマン運転撤回、ローカル線切り捨てを許すな! 検修・構内業務外注化粉砕、駅業務外注化阻止・強制出向粉砕! 反合・運転保安確立!
B派遣法改悪阻止・非正規職撤廃を14春闘の重要課題として闘う。
C全組合員の力を結集して組織拡大を実現しよう!
 春闘第一波闘争として2月3日に北嶋君奪還の千葉運転区前行動に取り組む( 次号詳報)。第二波闘争として、2月25日に貨物賃下げ攻撃粉砕のJR貨物本社前抗議行動を行う。14春闘と結合して、安倍政権による改憲と戦争への突進を許さない闘いを全力で強化する。

  最高裁10万筆署名の力で解雇撤回・JR復帰を!
  民営化・外注化粉砕! 非正規職撤廃へ!
▼国鉄分割・民営化で不当解雇から27年2・16労働者集会

2月16日 18時(開場17 時半)  すみだ産業会館8階サンライズホール

▼JR貨物賃下げ攻撃粉砕!2・25貨物本社前抗議行動

 動労千葉弁護団 鈴木たつお弁護士
都知事選に立候補し闘う!

動労千葉弁護団でもある鈴木たつお弁護士が東京都知事選に立候補した。「1 千万人の怒りでアベ倒そう!」をメインスローガンに、「戦争させない」「被曝させない」「貧困・過労死ゆるさない」「だからオリンピックはやらない」「弾圧と闘う」を訴え選挙戦を闘っている。 投票日は2月9日。鈴木候補の主張を広め、応援にかけつけよう。( 選挙ホームページはhttp://suzutatsu.main.jp/

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!


 
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