労働学校ニュース

No.07

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労働学校通信 第7号 (2001.10.10発行)
がんばろう労働者!たたかおう労働組合!ひろげようインターナショナル

21世紀が戦争か革命かという時代を象徴した、9.11反米ゲリラ
(労働者学習センター:中野代表挨拶より)

鎌倉先生の業務上よんどころない事情で今回以降変更となったが、マルクス主義経済学の領域の講義なので抵抗はないだろうと考えている。
 9月11日、アメリカでの同時多発ゲリラの発生は世界を震撼させている。米帝は1948年のパールハーバー以来その国土を破壊されたことのない国であり、世界を我がものの如くやりたいことをやってきた。ブッシュ政権になってから更に単独決定主義など放漫なことをやってきた。この間の経済危機の進行、21世紀になり更に大変な貧富の格差が進んでいる。
 直接的にはイスラムにおける民族解放ということであろう。この問題は、イスラエルがシャロン政権となってから、パレスチナを抹殺していく攻撃の激化がある。これに対してパレスチナは投石などの闘争から銃を持つというかたちに否応なく進んだ。
 「悪辣極まりないテロ」として、日本でもNHKなどが24時間放送をしている。この事件は、世界の労働者や大衆にとって、21世紀に入って間違いなく戦争か革命かという時代であることを端的に象徴したということだった。ゲリラでアメリカが倒れることもないだろうし、それを支持する立場にもないが、場合によっては第3次大戦に入っていくような状況に対して、闘いを挑んでいかなければならない。
 いち早く小泉政権がアメリカを支持し、この問題を契機として有事立法を作るという動きが出てきた。当初は来年の通常国会だと言われていたが、早まるのではないか。
 自衛隊法の改悪、有事法制、憲法改悪など、この攻撃は半年、一年、前倒しになったのではと考える。この問題には労働者としての立場を明確にするべきだと考える。今回の講義を中心にして、今後起こってくる事象をはっきりと掴んでいってもらいたい。

ひとりは万人のために 万人はひとりのために

交流の広場−闘いの輪(受講生の声)

受講感想(実感)編

●帝国主義という言葉が他国では当たり前のように使われているということに驚きがあった。
●9・11の事件もあり、差し迫った状況がヒシヒシと伝わった感がありました。
●前回までの講義を踏まえた上で、現代の帝国主義のあり方を根本から理解することは非常に重要且つ不可欠な問題だと思います。
●7つのキーワードが分かれば、新聞の内容・意味が理解できると言われ、一生懸命聞いていました。
●現代の帝国主義が少しづつハッキリと見えてくるようです。次回を期待します。
●「帝国主義」「独占」「侵略」といった、これまで持っていた漠然としたイメージ、誤ったイメージを正確なものにして頂き、スッキリと学ぶことが出来ました。
●帝国主義の問題は今の問題だと感じました。
●大手電機のリストラの次の段階は大合併でしょうか?これまで資本主義やその最終形態である帝国主義について分からない部分が多くありましたが、今回の話を聞いて考えが一つにまとまった気がします。
●独占資本主義の概念が良く分かりました。
●帝国主義が独占することで発展し、そして戦争が不可避になる関係が良く分かった。
●帝国主義とは恐ろしいけど、頭が回転していないと思う。
●万国の労働者、団結せよ!その通りだと思います。
●政治家と資本家の繋がりは単なる権力的なものではなく、資本主義の本質だということが分かった。

◎受講感想(講義内容)編

●植民地首相のセシル・ローズの言葉は面白い。「諸君は帝国主義者にならねばならない」という部分があるが、そもそも植民地支配に頼らざるを得なくなった資本(帝国)主義そのものが誤りであることに気付いていない。
●過剰資本、過剰生産力の説明では、資本主義の死と共産主義の明日が鮮明になる気がします。

◎9・11反米ゲリラ編

●9・11以降、「戦争」が現実になりつつある状況で、連日この件について職場の仲間から意見や説明を求められます。
●9・11の後で、より一層第3次世界戦争への不安が増していて、それを止めるための団結には「万国の労働者と被抑圧民族の団結」が必要である。
●9・11反米ゲリラ戦、これは1週間も激論です。「民主主義を守れ」から、なぜ今回の事態が起きたのかを冷静に考えようとする人まで、様々です。
●9・11の事件は今でも映画のワン・シーンを見ているような気がします。湾岸戦争もそうですが、TV画面に慣れすぎてしまっているのか、非常に大きな問題となっています。
●「アメリカ同時テロ」は問題の核心は何かを考えなければ混乱する。余りにも強烈でショッキングな出来事だったからだ。単純に民族解放闘争とも割り切れない思いは多いと思う。
●本日の講義の最大の関心は、9・11に対する見解でした。先生の話を聞いて得心しました。
●9・11ゲリラに対するブッシュや小泉の対応を見ていると、資本主義−帝国主義の本質がこれほどムキ出しになった時代は戦後これまで無かったと思う。
●米帝の報復攻撃への小泉政権の賛同は、直ちに日本の労働者階級に対する攻撃として表れてくることは確実だ。
●9・11が与えた衝撃というのは非常に大きく、いよいよ本当に戦争の時代に突入したということを実感しています。9・11がなぜ起こったのかという点などから、今の帝国主義を解き明かしていくというあたりをもう少し聞きたかったです。

今後の要望編

●早口で語尾が聞き取れないところが結構ありましたので、もう少しゆっくり話して頂ければ助かります。
●経済は難しい。円安、ドル安とかを教えて欲しい。
●どのような雑誌や本を読んだら良いかをご指導を願う。

労働者学習センター事務局
千葉市中央区要町2−8 DC会館 電話 043-222-7207 FAX 043-224-7197

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