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No.04

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労働学校通信 第4号 (2001.7.10発行)
がんばろう労働者!たたかおう労働組合!ひろげようインターナショナル

〜明確に日本労働運動は左右の分岐が始まった〜
(労働者学習センター:中野代表挨拶より)

 今回は労働者の生き方をテーマにして、中小企業に於いて労組を作ってきた実践化としての立場から、東京東部労組の足立さんに講演をお願いした。
 国鉄闘争は「四党合意」の強行が転機となり、その水準がグレードアップされるという事態があった。これにより、自分たちはどちらにつくのかはっきりしなければならないという立場が突きつけられた。5月30日には闘う闘争団支援共闘会議が主催した集会が日比谷公会堂で行われ、まれにみる大盛況であった。
 この集会に対し国労本部は自らの組織だけでなく、支援労組に対しても参加しないことを要請している。こうした中で、都労連傘下の労組が本集会を支持、動員支持を呼びかけた。今まで国労と共闘するという形はあったが、その一部の存在である闘争団と、れっきとした労組が共闘関係を結ぶというのは総評労働運動でもなかった。ここに時代を感じる。間違いなく、明確に、日本労働運動の左右の分岐が始まった。その意味からも積極的に評価している。
 「四党合意」勢力と真っ向から切り結んで戦線を構築できるのか、解雇撤回闘争を継続する闘争団と支援勢力が、既成の労働運動−連合を突き抜けて新たな潮流運動に進んでいけるのか、こうした動きを押し進めていく必要がある。
 「四党合意」での「解決」を打ち出して推進している勢力もマルクス−レーニンを勉強した。採用差別についてJRに責任はない。不当労働行為はなかったことを認める。かつては共産主義など学習会をやってきた諸君だ。勉強の仕方が問題だ。労働者階級が自己の開放を求めて闘う。労働者・大衆とスクラムを組んで闘う。何が正しくて、何が間違っているか、問題を鮮明にする。そして自らのあり方を形成していく。国鉄闘争をみる場合もにも象徴的に出てきている。ひとつの見方として提起した。
 国会では、JR会社法による完全民営化が成立せんとしている。これは1047名闘争−その存在をそのままにして放置するという訳にはいかない。階級的に見れば近々「解決案」が出てくるのではないか。本質的にはそうなる。よって国労大会は分裂含みとなるだろう。国鉄闘争は、本当の意味で決着をつけていく闘いとなるだろう。

ひとりは万人のために 万人はひとりのために

交流の広場−闘いの輪(受講生の声)

受講感想編

●「マルクス主義は使うためにある」「マルクス主義は階級闘争の勝利のための理論であり、それ以外には何の目的もない理論」という提起に、何かモヤモヤしたものが晴れた思いがした。
●グサリと胸に突き刺さった。
●大久保製壜闘争を中心として、階級闘争の武器=マルクス主義についての講義、身近にこれだけ長い闘争があるとは思いませんでした。大衆闘争の重大さを痛感しました。
●「マルクス主義」を実践で使うためには、もっともっと学習しなければと思いました。自分自身の中に「理論」を植えつけていきたいです。
●階級闘争と大衆闘争にその真価があるということを話されたように思いますが、このように明確な形で提起されたことを聞いたのは初めてのような気がします。
●自分のところに置き換えたりして考えることができ、身体が自然に熱くなるのが分かりました。
●大衆路線の内容を体系的につかめました。
●自分の周りで起きている闘争、争議で分からない部分が分かりました。
●中野代表が度々、本を読めと言っていた意味がやっと分かったような気がします。

実践参考編

●「資本・労働側とも良く調査する」ということ、やはり敵や仲間のことが分からないでは闘いようがありません。改めて提起され、ハッとしました。
●「資本主義とは何かをシッカリと掴んでいないと労働運動はできない」・・・正にこれは基本だと思います。資本と労働者は非和解的であることをしっかりと確認することは絶対に必要だと思います。
●「戦術と実践」については分析したりもしましたが、段階があるとは考えていませんでした。
●「マルクス主義」は使うためにあること、闘争勝利のためには調査・研究が大事であるということ。理論が自分の信念・感情になるよう鍛えないと意味がないと思います。
●「調査なくして・・・」の本来の意味を捉え返し、真面目に実践して、組合員・大衆を知ることから一切が始まることを自覚せねばと痛感しました。

組織課題編

●“マルクス主義を知らない”人たちに今回の例のような行動を起こさせる(伝える)ことは可能だろうか?マルクス主義を利用した闘いは今の現実に沿った闘いにキッチリとはまることは出来るだろうか?
●今回の講義で学んだことを職場でどう生かすかが、この学校の受講生の役目ではないかと感じた。

今後の要望編

●もっと他の例も聞きたい。
●「講義内容について受講者同士がグループで話し合うようにしたら?」ということが出ていましたが、この意見に賛成です。連帯が広がり、皆さんと話したり出来るので、ぜひ実現して欲しい!

《労働者階級自己解放》の思想を実践的に完遂しよう!
斎藤 弘平

 前回の足立さんの話は、大いに得るところがあった。そのひとつ、「障害者」の組合員を差別した第二組合に対して「糾弾すべきだ」との声を抑えて、中立化させることに成功したという報告があった。
 数年前の実例だが、ある組合で1人の仲間が「セクハラをやった」という理由でクビになり、解雇撤回闘争をやるべきか否かで意見が分かれた。「セクハラに対する世論の風当たりを考慮すべきだ」という上部団体の指導に従って解雇を認めた。その結果、組合は分裂してしまった。労働組合として正しい選択だったか否か、敢えて論じるまでもないだろう。
 「障害者」差別や女性差別などの差別事件と労働者との解雇とを並列的に捉えて二者択一を迫るのではなく、あくまで後者に対する闘いを基本に捉え、前者についての取り組みをその中で有機的に位置付けて解決への道を追求するのが原則的な立場であると思う。
 しかしその際、職場の具体的な状況や組合員の意識や感情を考慮しなくてはならない。そこで問われるのが大衆的な討論をキチンと組織することの大切さである。
 マルクス主義の核心は、“労働者階級自己解放”の考え方である。日常的に生起する具体的な問題を巡って指導部の的確な問題提起の下に、組合員皆が納得いくまで話し合い、解決のために全員で努力することが重要なのだ。そのことを通じて、ひとりひとりの労働者が成長していく。そうした闘いこそが労働運動の《新しい潮流》を職場から創り出していく力になるのではなかろうか。

労働者学習センター事務局
千葉市中央区要町2−8 DC会館 電話 043-222-7207 FAX 043-224-7197

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