感想文紹介
☆今のこの大恐慌、大失業の中で、ブルジョアジーとプロレタリアートの関係をもう一度勉強したのは、自分にとってすごく大きかった。本当に現場では、労働者はモノのように扱われ、こき使われて、資本が儲けるために働かされています。現場労働者は「社長とか院長がいなかったら会社は動かないし、生きていけないよ」と言ってくる。資本によって“労働者の誇り”を奪われているからだ。
だけど、今こそ私たちははっきりと言わなければならない。労働者は奴隷なんかではなく、社会を動かす主人公であって、資本家が社会を動かしているわけではない!ということを。そして、労働者階級にはブルジョアジーを、資本主義社会を打倒することもできる!1人ではなく全労働者がひとつになって団結した時に爆発的なパワーがある!!ということを。
現場労働者は職場を動かしているのは自分たちだ!という気持ちは持っている。働いているのに、どうしてこんなに生活が苦しいのか……と。その労働者が一度、自分にこそ社会を変える力も、資本家を打倒する力もあるんだ!と気づいたら、超自己解放的に闘う!!そして今のこの大恐慌から資本家がのがれるためには、今言われている“企業内失業者”の607万人の労働者を首切りしないと逃れられない!という先生の発言に、そうだ!って思ったし、この607万人の労働者を我々がつかんだら、資本家なんかぶっ倒せる!
今日の講義のタイトルでもある“労働者の生き方”を私は4年前に聞いて、この生き方を選択しました!間違ってなかった!! もっともっと労働者を組織したい!
11月1万人の労働者を組織して、資本家を打倒して、労働者が社会の主人公になり、人間として生きていける社会を建設しよう!!
☆資本主義社会は命脈が尽き、労働者階級が団結しブルジョアジーを打倒し、自分たちの権力をうち立てることが可能な情勢が客観的にも主体的にも来ていると思う。この時に共産党宣言をきちんと学習し、それをもって多くの仲間を組織し団結を拡大し強化することが重要だ。確信を持って組織できる内容でした。労働者自身が自分の持っている力に気づき、ブルジョアジーを打倒できる唯一の階級として力をつけること、一握りの資本家が自分を維持するために国家機関のすべてを握り支配している。労働者階級は圧倒的多数であり、自分自身の存在と力に気づけば絶対に資本家階級を打ち倒せること。このことに気づかないように宣伝されている。この大恐慌下で労働者を救済の対象としか見ない。労働者には力がないと宣伝する人士やマスコミ、労働運動の指導者たちがいる。今まで一緒に運動の中にいた人でも自信をなくしている人、遠ざかっている人に、もう一度労働者の力を気づかせ、訴えていきたい。11月労働者集会こそ、労働者の団結こそ、この時代を生き抜き自分たちこそ社会の主人公だと希望が持てる集会だ。今日の学習の成果をもって11月集会の成功のためにがんばります。
☆田中委員長のあいさつ
「11・1労働者集会へ1万人結集を!」の提起を中心とした熱いアピールで、強く迫ってくるものがありました。動労千葉が歩んできた国鉄分割・民営化絶対反対の苦闘を紹介しながら、1047名解雇撤回闘争のもつ階級的意義を強調され、また、11・1闘争が国境を越えた労働者の国際連帯闘争として闘われることなど感銘深く思いました。それと大恐慌下の労働者の大失業の深刻な現実と社会保険庁民営化攻撃を鋭く弾劾されて、深く共有することができました。11・1まで2週間、今日『共産党宣言』を学ぶことの意義を強調され、本当にそうなんだと理解させていただきました。
藤村講師の講義について
もともと森尾講師の講義のレジュメの内容を、ご自分の言葉で豊かに提起され、また分かりやすい表現で、多くを教えられ、学び直すことができました。
「はじめに」を冒頭で提起され、労働者はどういう立場で今、そしてなんのためにマルクスの『共産党宣言』を学ぶのかが抑えられていて、『宣言』の今日的な意義が明らかにされ、「マルクス主義の復権」の意味が理解でき、内容に入っていくうえの導きとなり、分かりやすい講義になっていました。
今後、自分が学び直すうえで、多くのことを学びました。次回が楽しみです。
☆レジュメの3ページ目までいったところで、居ても立ってもいられなくなり、職場労働者にメールしまくりました。「超おもしろいからおいで」って。労働者が「誇りを持って仕事してる」って思ってても、資本家にとっては、うちらは資本を肥え太らせるための材料だ、資本家にとっては、労働者の血と汗をいかにして搾り取るかってのが目的だ!と言い切ってくれたことで、ああ、自分の怒りはまっとうじゃないかって思ったから。
・階級とはなんなのか、自分は何者なのかを考える時、誰のために働くのか、働いて生み出したものは誰のものなのか、働くとはどういうことなのか−まさに労働ということをめぐって階級があるってこと、説得力があった。職場の労働者にもそのまま通用する。心ゆさぶると思う。
・ブルジョアジーは、ひとつの国民国家、民族(ひとつの市場、経済圏ということで)すらもつくりあげ(それ自体もかなり残虐なことを通してだが)、戦争すらもするんだっていうところは、戦争や民族や経済っていう一見、大きなものですら、儲けというブルジョアジーの下らない目的のためだということがはっきりして、空気入った。
・生産力の説明のところ−自民党の崩壊っていうのが、これまでの生産力の発展ができなくなったから、社会の支配者として認められなくなったんだってこととしてハッキリして空気入った。これもオルグで使える。
・私は小学生の頃、環境保護団体のグリーンピースに入ろうと思っていた。武器もって権力と闘うのがかっこよかったから。でも今、本当に社会を変える、本物の武器を手に入れた。労働者の団結という武器を!!
・田中委員長の話−革マルの果たしている歴史的大罪について。イラク反戦で北海道へ行ったとき、街頭で「労働者は団結なんてできない。だって、労働者が労働者をいじめているじゃないか。俺も国鉄でいじめられてきたんだよ」とものすごい剣幕でうちらに迫ってきた労働者がいた。「それは許せないですね!!いっしょに闘いましょう」とガッチリ握手したことを思い出しました。まさに今、労働者の獲得をめぐって我々(労働者は絶対に勝てる。となりの労働者を信頼しつづけ手を握ろうとしている)と革マル(労働者に絶望をあおる)との闘いが焦点となっていると感じる!!絶対に負けられない!団結しよう!!
☆講師から求められた課題から。今回の講義からの結論は、“共産主義とは、現実の社会的矛盾=階級対立を実践的に廃棄する労働者階級の立場からする歴史的運動”です。本日のテーマである“労働者の生き方”に沿って言えば、今日の労働者・全民衆のおかれた搾取、抑圧に憤る人々はすべからく皆が共産主義の立場で闘いに参加すべきと思っています。ひとまず。
このところ、共産党宣言の読み方、接し方が変わってきました。ソ連崩壊から10数年間の状況とは大きく変わり、現在の恐慌の深化=資本主義の終末のなかで、宣言の内容が今こそ甦ってくるというとらえ方になってきました。恐慌とは、労働力の商品化を成立の基礎とする資本が、生産力の限界を露呈した現象と言われました。現在の恐慌を見る時、眼前にくり広げられる全事態が資本主義の限界性を裏付けています。この現実を実践的に変革する可能性と必然性。革命がストレートに届いてきます。宣言を今の時代に読み直していることに革命の現実性を実感します。後半を期待します。
☆大恐慌情勢の下でもう一回『共産党宣言』を学ぶということで聞きました。そもそもの資本主義の最大の問題=労働力の商品化、労働者の労働をブルジョアジーが支配し、奪っていることが今日、資本主義の自己崩壊である大恐慌を引き起こしたのだ、ということを土台に据えて『共産党宣言』を学び直すことができたと思います。
恐慌の克服ということで、新しい市場の獲得、古い市場からもっと搾るということがありました。この数十年の新自由主義の展開で、サブプライムローンという形で労働者に数千万円とか1億円ぐらいの住宅ローンを組ませたり、株にしても将来の期待利潤で膨らませていく。
結局は労働者の今後何十年分もの賃金をローンで奪ったり、労働者を搾取してあげる利潤の期待だけで株価をつり上げるということです。労働者から搾取して成り立つ資本の運動が完全に破産したということだと思います。このことを相当はっきりさせて、あらためて『共産党宣言』の1章の前半、後半を学ぶことはとても意義のあることだと思いました。
☆昨日、解雇撤回をたたかう労働者の会社側との団交に参加しました。会社側として出席した人たちは、企業弁護士と管理職の人間です。企業は儲けるためにやっているのだから、それに少しでも障害となる労働者は解雇して当然であるという態度に立ちきって、弁護士でありながらこの資本主義社会の中での法律まで平然と無視するというやり方に怒りでいっぱいになりました。
しかし、彼らはブルジョアジーではない。労働者をうまく解雇できなければ、自らも職を失いかねない立場にいるのは確かです。でも、彼らをプロレタリアートと呼ぶことはできないと思います。あり方としては、労働者を解雇するために自分の労働力を売って生活しているプロレタリアートではありますが。こうした人たちをも私たちが獲得していくのか、打倒していくのか。次回までに考えてきたいと思います。
☆歴史の真実を理解して労働者階級の立場に立って闘う、という観点から労働者としての生き方を学ぶということで、とても興味深い内容でした。
これでもかというほどに資本主義についての講義でした。人間が人間らしく生きられない社会、それが資本主義の社会なんだということをあらためて実感しました。11月集会に向かって、私たちは「ストライキ」と銘打って、お店を閉めて店頭で署名を集め、パンフレットを売り、チケットを売っています。
一人一人の人たちとの話し合いの中で、今の情勢に怒っていない人はいません。しかし、どうしたらいいのかわからない、政治にもまかせられない。少しずつだけど、この社会(資本主義)ではダメなんだと気づきはじめている。
「資本主義で押さえ込まれている以上、生きられない」ということをしっかり伝えていくことだと思います。分かりやすく、もうこんな時代では生きられないということです。
田中委員長がとにかく11月集会に参加して、今の現実を見て下さい、と訴えることだと言っていましたが、私たちも同じことを言っていたので、これで良かったのだと安心しました。でも安心してだけではいられません。あと2週間、11月集会に向けて頑張りましょう!
☆あまりにも濃い講義でした。なかなか頭に入って行きにくい自分ですが、「体感する」という最大限の行為は自分なりにありました。
分断された発想に陥りがちの人間関係が一方ではあり、本筋ではかぎりなく団結に近い濃密な職場で働いています。いわゆる精神病の自分です。賃金労働者として生きているわけではないし、とおり一辺倒のこともあまりできず、自らを労働者階級として位置づけることに精一杯の日々だったりします。「生命活動」という視点でいけば、やはり創造的に日常を何かしら課題をもって送ることが気持ちよかったりします。福祉の施設で働き、家族を持っています。そんな僕ですが、さまざまな営みの中でやはり気持ちが高ぶるのは、「真実一路」と思い行動することです。分断された過去や分断された友達……。やはり今、こうして学び、そして自分の日常にさまざまな発見と実践を行い、さまざまなところで団結していくことは最高の喜びです。11月に向けて仲間を獲得できました。彼の心の「分断」をいかに「団結」へと結ぶか? そして分断しがちの全障害者が団結するのを夢見て(夢ではダメですが)頑張ります。よろしくお願いします。
☆テキストもあり、授業は分かりやすかったが、こういう思想を持つ人が、激しいストライキやデモをするのがよく分からない。 |