労働学校通信 第9期No.5 |
次回講座のお知らせ *16:30より講師を囲んで懇親会を予定いたしております(会費1,000円) |
労働学校通信 第5号 (2009.08.10発行) がんばろう労働者!たたかおう労働組合!ひろげようインターナショナル |
全金本山・菅原徹さん どうもごくろうさまです。今日はお話するべきことがたくさんあるんですけれども、世の中、経済的にも政治的にも財政的にも、あらゆる物が混沌としてしまって、これからどうなっていくのかということについて、いろいろ話をする必要があると思いますけれども、今日は動労千葉にとっても非常にうれしいことが起こりましたので、そのことをみなさんにご報告したいと思います。 午前中、彼の四方山話もいろいろしながら、本山闘争の素晴らしさ、その中で培った多くの労働者が非常にたくましく成長したあり方、等々、何よりも当該である菅原氏という一介の本山の労働者がいかに階級的に、たくましく全体の指導をしてきたのかということをいろいろしました。 仲間を信じて、仲間を頼って はじめまして。貴重なお時間を頂きまして、ありがとうございます。ちょっと行かなければならないところがありますので、中座させていただきますけれども、その点、ご了解お願いいたします。 |
ひとりは万人のために 万人はひとりのために 交流の広場−闘いの輪(受講生の声)を随時発行しています |
感想文紹介
☆今日は冒頭で全金本山闘争の菅原様の奥様、娘さんが前に出て下さり、奥様が辛いことがあっても1人で悩まず、仲間に助けを求めて下さい、お金にはかえられない闘う仲間との出会いがあったというお話しが、すごく実感が込められていて、印象に残り共感しました。天野先生の賃労働と資本の後半の講義も前回の復習を交えながら、とても分かりやすかったです。今の時代は会社(資本家)は労働者よりも株主など会社を守ること、維持していくことしか考えず、簡単に労働者の首を切り、生活できなくしてしまう、本当に許しがたい社会であることを痛感し、その社会をかえていくためには、労働者の団結しかないと思いました。大恐慌の行きつく先は戦争であり、TVや大新聞は肝心なことを報じていないということを感じますし、大多数の人々はそちらを信じてしまうと思うので、今、どういう時代なのか、ということを自分の身近な人たちから伝えていきたいと、今日の講義を聞いてあらためて思いました。 ☆賃労働と資本」の結論は労働組合であり、労働者の革命である。労働者を縛る鎖を引きちぎるには絶対なくてはならないものだと実感している。しかし、問題は内容だ!でも私たちには動労千葉という組合があるではないか。1500人の組合員が団結をして家族も含めてストライキに立ちあがる。現場の労働者を信頼して決断する執行部とのあり方は今こそ自分たちの内に取り組んでいくべきだし。今現在やっている事が「これなんだ!」とあらためて思いました。 ☆講師席には遺影がかざられていました。中野顧問は、そのことに触れられて話されました。となりの受講生に尋ねたら、「菅原さん」とのこと。中野さんのお話によると全金本山の労働者で、動労千葉と交流し、学ぶことを通して、全金本山の労働者たちが団結し、勇気づけられ、不屈に闘いぬき、最後に勝利をかちとったことなどを紹介されていました。中野さんが労働者の仲間=階級の兄弟を悼む思いとお言葉が温かく、感動的でした。そのあと、引き続いてつれあいさんと娘さんがお礼を述べたいとのことで、心に響く内容でした。 ☆何度か『賃労働と資本』の学習会に参加したことがありますが、結論部分は非常に印象が薄いというか、記憶が定かでなかったのですが、今日、“つづく”の未完で終わった“つづき”を手稿から再構成して提起されたのが非常によかったです。 ☆今の組合がマルクス主義に絶対に触れない、持ち込まないことがいかに労働者の力を奪っていることかと思った。労働者の理論のない組合運動、資本主義救済の組合運動に労働者が魅力を感じないのは当然だ。 ☆「賃労働と資本」は学生の時に読んだと思います。「賃労働と資本」は小さな書物だが、とても重要なテーマがたくさんあるということが分かりました。この講義ではそれらを一つ一つ説明していきましたが、内容が厚く、とても一度では覚えきれませんでした。しかし興味が尽きず、とても面白かったです。もっとたっぷりと時間をとってゆっくりと講義をしたらいいと思います。 ☆マルクス主義の中で労働者階級が資本主義社会の変革のカギを握るという中で、やはり団結革命やろうとは文章はたいへんよくわかりました。マルクス主義の内容は奥深いと感じました。マルクスを再度勉強して労働者の団結で革命をしていきたいです。 |
労働者学習センター事務局 |