感想文紹介
☆中野顧問より6・14〜15連続闘争の総括をうかがい、学生と労働者が一緒に決起したこと、戦争を止める一歩につながることの重大さを実感いたしました。北朝鮮、アメリカなどの動きなど、時代認識をこれからも勉強し、深めていきたいと思います。
「賃労働と資本」の天野先生の講義も本当に分かりやすく、資本主義という時代しか知らなかった自分が、賃金は原材料費で資本家との初めの契約で決まっているなど、本当に考えもしなかったことを教えていただき、自分も賃金奴隷であること、真実を知ることができたし、とても実りある時間でした。当たり前のことが当たり前に通用する社会を全世界の労働者、学生のみなさんと団結を深めて、今後も闘っていきたいとあらためて感じました。
洞口さんの元気な姿、アピールが聞けて、本当にこちらまで元気を頂きました。次回の講義もしっかり受講し、吸収したいと思います。
☆6・14−15闘争は、本当に勝利感、解放感いっぱいの闘争でした。敵との力関係を変えた闘いだった。絶対そう思う。「すごく緊張したけど、東郷公園出た瞬間に、“勝った!”って思った!」と、青年労働者が感想を言っていました。これからもっと一体で闘うぞ!何でこんなことが起きているのか。大学をどっちが制圧するのかで戦争に進むのか止めるのかが決まる、という顧問の話を聞いて、6・14と6・15の切りひらいた勝利がもっともっとはっきりしました。
<今日の講義について>“賃金は分け前ではない。原材料費と同じ。”よく分かりました。それから働いても働いても、その生産物は労働者のものにならず、資本家からもっと多く奪われている。それが賃労働、この疎外された労働というのがよく分かりました。
それから、今日の講義で一番印象に残ったこと、それは“資本主義社会の中に社会主義の条件は完全にある”ということです。共産党が“革命は100年先”と思っていることの意味がよく分かった。この社会のすべてを生み出している労働者、その労働者が生産手段を奪い返し、生産手段を握り、労働者が権力をとる!ということ。だから社会主義は「遠い未来にいつかくる社会」なんかじゃないんだってことがはっきりしました。しかも、私たちはその力をもうしっかりと手にしています!!
☆賃労働と資本についてでしたが、講師の天野さんは、前期の時の講義は淡々と話されていたように思いましたが、今回は資本家に対しての怒りや本当に労働者階級が賃金奴隷であること、闘いはこの賃金奴隷の自己解放闘争であるということを、感情的に情熱的に?話されていたので、身体にひびいてきて、とてもよかったと思います。
資本主義というのは、人間が人間であるための本来の生活や時間を労働力の搾取という形で、破壊し尽くしていくものだと痛感しました。マルクスが26歳の時に衝撃を受けたというシュレジエンの織工蜂起はすごい闘いだと思いました。
労働者階級が団結して賃金奴隷制度を廃止すれば、社会主義が現実化するという話があり、マルクス主義の核心はここなのだろうと思いました。
☆今日は特別に寒い1日だったから僕は愛する人に給料を送るよ。
バラの花束抱えていくのもいいけど、僕は愛する人に給料を送るよ。
バスがゆれるのをずっとながめていたけど、僕は愛する人に給料を送るよ。
黄色に色あせたシミだらけの茶封筒、僕は愛する人に給料を送るよ。
遠い想いに浮かびくるのは祖母の顔、僕は愛する人に給料を送るよ。
新宿の空、電車が唄う赤とんぼ、僕は愛する人に給料を送るよ。
紅茶の湯気、むせかえるだけ午後の記憶、僕は愛する人に給料を送るよ。
都営住宅ヤミにまみれたハイライト、僕は愛する人に給料を送るよ。
逃げ出すことに失敗した裏通り、僕は愛する人に給料を送るよ。
たばこの空き箱壊すだけの二人遊び僕は愛する人に給料を送るよ。
山吹色に染まる空、赤茶けた雲、僕は愛する人に給料を送るよ。
こんなささやかな幸せが奪われたら僕は愛する人に何を送ろう?(作詞作曲○○)
☆生まれながら丸裸で、働くしかないプロレタリアートとして、資本主義の墓堀人として、賃金奴隷の自己解放の闘いで賃金制度の廃止を目ざし、資本の鎖を引きちぎるその日までの力を今日、新たに注入することができました。
かつて、さげすまされた最底辺最下層の呼び名であったプロレタリアートという名を誇り高く、高らかに叫びます。
☆これまでにも4〜5回くらい学習会をやったはずなのに、あらたに気づかされることが多く、とてもよかった。
労働力=原材料であり、小麦粉やバターと同じなら、その場で全額支払われてもいい賃金を、「分け前」と偽って労働後に分割して払われるから、あたかも報酬を得ているように錯覚させられている。そのくせ、解雇する時は「原材料」としてあっさり切り捨てる。ほんとにサギだとあらためてよく分かった。こう考えると、不況で賃下げとか、自治体のボーナスカットはおかしいと思う。しかし、それが可能になるのは、そこに甘んじる労働者がいるから。賃金労働制に対する怒りを労働者がつかんで、団結にこそこの支配を覆す力があると気づくことが、本当に社会をひっくり返す力になるとよく分かった。
☆講義の前に、中野顧問が6・14、6・15の総括を話していただきましたが、本当にそのとおりだと思いました。6・14、6・15の闘いは、労働者と学生が一体となった歴史的な闘いとなりました。この闘いを、団結を崩そうと思っていた国家権力は、あまりの団結力の基に、何も手出しが出来なかったんだ!!武器なんか持たなくても私たちは勝てるんだ!!と本当に実感することが出来ました。
学生運動の先頭に立って(いや、新自由主義との闘いの先頭として)闘っている法政大学の闘いに初めて参加しましたが、あのビルのような校舎は絶対におかしい!!権力もおかしい!と本当に思いました。中野顧問が「全国に300万人の学生がいる」と言っていましたが、その学生たちが私たち労働者と一体となって闘うことが出来たら、本当にゼネスト状態になると思いました。
天野先生の講義で、今の資本主義社会の中での資本のあり方は、私たちがつくった労働力を搾取するばかりでなく、「赤字だから賃金は上げられない」と当然もらうべき賃金までをも奪っていることをあらためて思いました。私は今まで、「この社会は間違っている」と漠然とした思いだけでしたが、今日の先生の講義の中に、当たり前のことが当たり前でなくなっている社会、ひっくり返っている社会なんだ!!というところに納得してしまい、やっぱりこんな社会は間違っていて、労働組合を甦らせて私たちが正統派となって闘うことの意義が分かりました。
昨年度の「賃労働と資本」よりまた理解することが出来ましたが、まだ少し理解が不充分なところもありますので、また何かの機会があれば、天野先生の講義をもう一度聞きたいと思います。
☆資本主義社会の成り立っている仕組みへの怒りも激しくわいてきましたが、何より、そのために労働者を縛りつけるための資本家の言いぐさに対して、今回の講義を聴きながら怒りがわいてきまして、よし! これで労働者は起ちあがる! 組織できる!と興奮してきました。
職場での労働者の組織化をめぐるやりとりの中で、また、資本とのやり合いの中で、自分が得てきたものや、なかなか通用しないなあと苦闘しているもの、路線をめぐり、仲間とぶつかっているもの、そういう一つ一つについて、今日の講義を聴きながら対話しているような気がしました。例えば夏期一時金。やっぱり賃金問題をむきだしのマルクス主義で労働者の怒りを組織する…というのがカギだと思いました。それは、搾取を明らかにすること。経営難だから仕方ない…を丁寧に粉砕していくこと。こういうことの中に、労働者が団結することの意味や、革命の主体であるということを職場の仲間と手にしていく道があると、今日の講義で言われているように感じました。他にもたくさん、言われているように感じたヒントや激励はありましたが、私は特に、医療労働者を“賃金奴隷であり、徹底的に搾取されていて、働かされてもらっているでもなければ、社会保障制度予算が国家財政を圧迫しているなんてウソだし、社会保障費削減の情勢下で病院が赤字になるんだからボーナスカットは仕方ないなんて、賃金奴隷を革命の主体として団結して資本と闘わせないためのごまかしなんだ!”ということを、ていねいに、しつこく、わかりやすくはっきりさせること、そしてだから頑張って闘おう!団結しよう!と組織することが、医療労働者として使命のように感じました。がんばります。これは。組合権停止の私が、んなもん関係なく本物の執行部になるための、現場労働者の組織化をめぐって今、一番飛躍しなければならないハードルです。
☆労働学校には初めて参加しました。たいへん重厚な提起でしたが、年間の受講を通して様々なことをつかんで行ければと思います。
やはり「権力の力とは、実は労働者の力である」という点で、「賃資」を内容的にはっきりさせたいとして、ポイントが整理されていて、すごく注目しながら講義を聴きました。最後、少し時間がなくて残念でしたが、すべてを生み出しているのは労働者だということが、「不変資本の補充」「可変資本の補充」として、経済学的にもはっきりさせられたことは、大変聞いていて空気が入りました。この力が、労働者を奴隷にし、革命とは、労働の成果を労働したものの手に戻す、当然の行為。非常にスッキリした提起だと思いました。
資本家の賃金に対するデタラメな態度、−「分け前」のように描きながら、犠牲の「共有」(実際は押しつけ)だけを迫る。怒り!です。
利潤率の平準化、第3次産業に従事する労働者からの搾取の問題は少しむずかしかったです。質疑で、流通部門の問題と福祉・医療などの分野と区別して説明されましたが、もう少し明らかにされるといいと思いました。賃資も労働者の団結を軸に読むと、資本主義打倒の現実性をすごくつかめると思いました。後半が楽しみです。
☆そうかあ! 『賃資』がかなりはっきりわかった気がします。古代の階級支配、奴隷制と賃金制というのが大して違いがない。この階級支配の現実からの自己解放闘争が労働者の闘いである。しかも、講義の全体を通じて感じたのは、そういう条件が圧倒的に成熟しているということです。
主体の側から言っても、6・14−15ではっきり示されたように、私たちが切り開いてきた闘いは、法大の不屈の団結という形で全世界の労働者、学生を感動させる質をもつものとなっている。世界大恐慌の時代の中に世界の階級闘争−労働者の職場での団結形成の闘いの最先端で6・14−15が勝ちとられたということを感じました。
本当に世界革命ということを、職場を基にしながらもっともっとリアリズムで感じていきたいと思いました。
☆労働者の分け前としての賃金をもらっているのじゃなくて、労働者がすべてを生み出している。この真実が常識ではないということ。そういう中から労働者の闘いに触発されて「賃・資」を書いたというのがおもしろい。
今だって「労働者が主人公」だなんてちっとも常識でもなんでもない。がっかりしたり落ち込んだり腹を立てたりする。労働者と話をしていて思うのは闘うこと、闘ってる姿を見せることが一番のオルグだなあってことです。
☆とても熱のこもった講義でよく理解できた。今日は賃金とか資本とかの定義の説明でした。講義を聞いて、階級とか私自身の立場をよく理解することができました。職場の仲間や友達にもそういったことは知ってもらいたいなあと思います。次回の講義も楽しみです。 |