労働学校通信

実践講座
第9期No.03


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実践編次回講座のお知らせ

16:30より講師を囲んで懇親会を予定いたしております(会費1,000円)

労働学校通信(実践講座) 第3号 (2009.09.10発行)
がんばろう労働者!たたかおう労働組合!ひろげようインターナショナル

 

ひとりは万人のために 万人はひとりのために

交流の広場−闘いの輪(受講生の声)

◎ 受講感想・感想編

●田中委員長の話から
 革命に向けてのプラットホーム−綱領が、大恐慌が本格化するなか必要で、中心軸、日本で言えば4大産別だと思いました。
 ジャマルさんの話から
 イラン革命はインチキで、宗教の名を借りた独裁国家で、30年間の怒りが今、爆発している情勢で、世界中が同じ情勢だから、イランで起こったことは、世界中で起こるし、世界中の労働者が団結できる情勢だと思いました。
 ランク・アンド・ファイル、甦る労働組合、国鉄分割・民営化、ハリー・ブリッジス、中野顧問、−労働者は労働者であるということで団結できるし、労働者は革命的な存在だと思いました。

●ただ漠然とアメリカは資本主義の総本山的国家で、労働者のたたかいの歴史なんて大したことないと思っていたが、今回の学習会でそれが単なる思いこみであったことがわかった。血を血で洗う壮絶なたたかいの歴史に感動しました。しかも、戦時下で企業が儲かっているなかで、平時よりも多い闘争が行われている事実は、労働組合の上部及び組合員の権利意識がよほどしっかりしているんだなと思った。
 ILWUの闘争の歴史をもっと詳しく学んでみたくなりました。

●映像を見ると闘いが実感できて、とてもよかったです。私は大恐慌=大失業の時代には労働者の怒りは充満していても、労働運動にはなかなかつながっていかないのでは?と思っていました。しかし、まったく逆で、ストライキ件数も組織率も増えていく事実に展望を見いだすことができました。それは法律がどうあれ、労働者への支配がどんなに強硬であっても、現場の労働者から闘いがはじまっていく現実に、すごく感激しました。
 戦争が始まってしまったら、負けなのかな?……とずーっと考えていたりしたので、今回、戦争の時もストライキが闘われていた事を知って、戦時下でも闘えるんだ!と、その時はどうなるだろう?という不安と共に、やっぱり展望が見えたように思います。もちろん、戦争を起こさない闘いをしなくてはなりませんが……。
 まったく勉強不足なので、ルーズベルトがなぜ、労働者にすごく受け入れられたのか? ニューディール体制がどのように線総動員態勢に転換していったのか? 1941年の参戦でCIOとAFLが労働三権停止合意にいたるあたりを、もう少し詳しく知りたいです。

●1930年代のアメリカ労働運動を学び教訓化することが今の大恐慌の中で重要であり、恐慌を戦争ではなく革命へと導く上で大変示唆に満ちていた。
 ランク&ファイルの現場の闘いを反戦闘争と結合し、戦争しなければ生きられない自国帝国主義を打倒するというレーニン主義的な革命路線がなかったが故に、戦時下でストを打ち抜けた力が反戦闘争と結合しなかった。戦後、ILWUはその後、国際連帯の闘争を実践しているが、それは戦時中の運動の総括から出た方針なのでしょうか。
 労働者の階級的闘いは、労働者自身の中に戦闘化されているという講師の指摘があったが、まさにそうだと思いました。労働者が労働者階級という立場に徹底した時にそうなると聞き、熱い思いがしました。
 私たちは今、1934年の時と同じ状況にいる。今度こそ革命への道を進もう。現場からの地道なランク&ファイル運動を実践しよう。

 7月のサンフランシスコ75周年国際会議の結果報告が待ち遠しいです。
●アメリカ労働運動を、私たちの身近な問題として受けとめることができました。特にビデオ(DVD)と講演は、講師が語る言葉を実感あるものとしてスーッと入ってきました。
 日々、職場の仲間たちとあれこれとぶつかり、また、カベを感じることもありますが、核心的なところで、自信を持つことができました。

●今日は米の労働運動の(1933年〜のスト件数とか)すごさをあらためて知りました。
 労働組合が力を取り戻した時に、組織できるということを聞いた時、元気出てきてやる気も出てきました。私の職場の組合は自治労連で、職場委員会といっても、10人ぐらいしか来ません。組合幹部を打倒して、たたかう労働組合にしたいです。

●ここ数年で国際連帯が大きく前進し、その力で帝国主義にとどめを刺す時代、世界恐慌−戦争か革命かの時代に生きているということは、ものすごくデカいことだということを感じさせてくれた講義でした。
 アメリカの30年代のランク&ファイルの闘いからわれわれが学ぶべきことはたくさんあるし、とりわけ大恐慌−戦争の時代にどうたたかうべきか、多くを教えてくれると思う。
 7月アメリカでのゼネスト75周年記念集会で国際連帯がさらに大きく前進する。このことを考えるとなんだかワクワクする。徹底的に「トラブルメーカー」になってとことん職場の団結を作りあげて行きたい。

●大恐慌下の労働者の当たり前の声が(怒りが)労働者階級全体のものであり、この声(怒り)に圧倒的正義性と力を与えるのが団結そのものなのだ!とアメリカの労働者の闘いの中に見ました。
 大恐慌前のそれまでのアメリカの労働組合のつくり方「お前らに代わって賃金の話をつけてやるよ」という労働者の味方面した手配師の支配から、ランク&ファイルが労働組合そのものを取り戻す闘いを私も今、やっているのだと思いました。ランク&ファイルが本来の力を満展開する労働組合になる必要がある……とは、私自身が、ファンク&ファイルが本来の力を満展開するような組織者への自己変革と、そういうリーダーをつくり出していくことだと強く強く思いました。
 あと、ビッグストライキを読んだ時、まず序文で感動したのですが(しかも満席の飛行機で大号泣してしまい恥ずかしかったのですが)、その後、ストライキの中身に本当に胸が熱くなって、ゼネストに対するあこがれや組織していこうという情熱と執念に加えて、何より港の労働者以外が共に立ちあがったり、国家権力と堂々と対決する労働者の本来持っている力への信頼を熱く熱く握りしめたのです。
 今日の講義で、この労働者への信頼をますます深めました。特に、ニューディール、ルーズベルトにだまされなかったランク&ファイルの闘いと団結! やっぱりランク&ファイルの団結と闘いの中で、今、大恐慌下で労働者に襲いかかっているすべての攻撃を粉砕していく! 私はそういう闘いと団結の組織化の鬼になる(なれ)!ということに一切がかかっているのだと思いました(決心しました)。

●革命という言葉が仕事から帰ったら夕食をつくる−くらいに自然に響くようになりました(労働学校のおかげです)。大恐慌が必然の資本主義体制の中で、これを自らの死活をかけて乗り切ろうとする帝国主義者たち。今、生きていけないほどの労働者階級への徹底した搾取と国内保護主義をテコにした戦争策動で延命をはかろうとしているが、これへのわれわれ労働者からの反撃はどうあるべきか、問題とPointは何か?!を1934年Big Strikeから今日学ぶことができたのは非常にタイムリーでした。
 加えて7/1〜8まで、San Diegoグループ(教労)として訪米する直前の学習としても大変うれしい企画でした。
 講師も力説したように、Big Strikeの成功は、ランク&ファイルが労働者の真の団結と実力を見せつけたことにある。これは動労千葉の労働運動とまったく同じ路線であり、信念だということ、中野顧問が常々言われる「労働者の決起ここに確信を持ち、全面的に依拠し、闘いをつくる」その結果、Big Strikeが大成功した。DVDを何度見てもその度に感動します。この団結と闘いの伝統を75年間継承するILWUのランク&ファイルと連帯してきた11月集会派の企画による今回の国際会議、ドキドキするほど期待しています。と同時に落ち込むほど重く責任も感じています……。
 どうしても究めなくてはならない点が一つ−それはこんな決起が潰されていく過程です。スターリニスト党と体制内反動勢力−われわれから言えば日教組−の犯罪性をランク&ファイルの仲間にどう明確に提示できるか?!−今最大の私の課題です。

●今日の講演の一部として、2つのビデオがあった。1934年のビッグストライキとGMフリント工場の座り込みの闘いがあったが、これに感動した。話には聞いていたが、やはり生でビデオを見ると違う。75年前にあんな闘いがあったのか、という想いと、やはり過去のことではなくて、今、ああいう労働者の闘いが起こりつつある、というか、必ず起こる、というか、必ず起こそうとうい気持ちで見た。
 7月に国際会議の紹介があったが、世界大恐慌下で、今こそ全世界の労働者の団結をかちとる。その中でプラットホームとポールを確立していく闘いが要請されているし、その闘いの実現に向かっていることに大変な共感を覚えました。
 ビッグストライキのブックレット30冊を購入して、三里塚現地へ持ち帰り、全員が学習していきたいと思います。

●29年恐慌時の米の労働者の闘いを学ぶことは非常に重要なことだとあらためて思いました。ニューディール政策が米の労働運動を泥沼に導き、スタがその先兵を担う、という歴史の解明を急速に労働者に宣伝扇動する必要をあらためて感じたことです。スタとの闘いが大きく目前の問題としてあります。今回の新第1インターナショナル(?)の成果を期待するものです。

●1934年のビッグストライキやGMフリント工場の座り込みストと周囲を取り巻く連帯する労働者家族らの防衛の闘いなど、ビデオで見せてもらった歴史の現実は圧倒的迫力を感じた。まるで「戦艦ポチョムキン」を見た時のような雄弁なアジテーションとして受け止めました。
 時あたかも大恐慌情勢下にあって、文字通りに恐慌−世界戦争の勃発を不可避とする情勢にあって、世界革命こそが労働者階級人民にとっての唯一の生きる道であることは明白です。
 そこにおいて求められているのは革命党と世界単一党の問題です。ランク&ファイルの現場の闘いから生まれた動労千葉を先頭とした階級的労働運動が、海を越えて世界の労働者階級と結びつき、国際連帯闘争の内実においても発展しようとしていることにものすごく感動しています。
 かつて「世界革命なんて、永遠の彼方のもの」として捉えていたことが、この大恐慌情勢下において、リアルな可能的な問題として措定されていること自体に空気が入ります。7月のアメリカの会議の大成功を大いに期待しています。

●7・5の国際連帯会議(サンフランシスコ)を前にした今日の講義。世界大恐慌と労働者の闘いの意義について、壮大な展望を明らかにしていました。
 今のUAWではなく、当時、労働組合のないところからUAWがGMをノックダウンさせた。ランク&ファイルの闘いによって。それはサンフランシスコのゼネストから飛び火した。港湾労働者の闘いはサンフランシスコの全労働者の闘いとしてゼネストへ発展。ランク&ファイルだからそうなった。
 一方で世界大恐慌は世界戦争を不可避とさせていく。この時、労働者の党はこれに屈服する。ひるがえって今、世界大恐慌はドルの暴落→二番底、三番底の恐慌の激化へ向かおうとしている。労働者にとって問われているのは何か。ゼネストに不可避に発展する労働者の怒り、決起を、戦争の問題と結びつけて、帝国主義・資本主義を打倒して、世界革命をやるための準備をはじめることです。
 職場でその観点から労働者を組織していくことです。そういう、リアリズムが見えた講義だったと思います。

●大恐慌は大失業と世界戦争をもたらす。全勢力をふるいにかける中で、何が問われるか? 革命に勝利するための路線が必要。7月国際会議で、@労働運動の綱領とA結集のための中心軸をうち立てる、というのは感動しました。
 同時に、ランク&ファイル。現場労働者の階級性にとことん依拠して闘うこと。職場の労働者を信頼しぬいて、職場に団結をつくり出し、職場支配権をうち立てること。
 大恐慌下で、賃上げ要求も資本、国家権力、体制内との激突で革命の要求そのものとして発展するものとしてある。法大での自由の要求、表現の自由の要求、教育を取り戻す要求など、全部革命の問題になっている。時代が大恐慌だから。
 「大恐慌をプロレタリア革命へ」と言った時、以上の問題をつかむ上で、アメリカ労働運動の教訓をつかむことは重要だと思いました。労働者は必ず決起する確信をあらためて持ちました。現場労働者と結合し、路線を磨き上げ、団結を組織して革命に向けて闘いたいと思います。結局、問われているのは、マルクス主義の復権と実践なのだと思いました。

●ILWUのランク&ファイルが、今日の大恐慌情勢とオバマ登場の中で、必死で動労千葉に呼びかけてビッグ・ストライキ75周年のデモと国際会議を開催している目的が、今日の学習会で痛烈に感じました。
 新自由主義攻撃と1047名闘争を堅持して団結を守りぬいている動労千葉と共同の労働運動の綱領を作ろうという要請に、訪米団の一員として積極的に参加しなければとあらためて決意を固めました。
 ランク&ファイルの潜在的な力という言葉が特に印象に残りました。今は小さいかも知れないが、労働者の「生きてやる」という筋道を唯一路線として貫いている存在が動労千葉派です。
 今日の資料にもあったように、30年代にストライキ件数と組合の組織率がのびたことは、アメリカも日本も同じです。ここで体制内との激突を職場闘争で全労働者を巻き込んでつくり出した時、一点の火花が野火のように燃え広がることは間違いありません。
 すごく勇気と確信をつかめた提起でした。

●2008年5月1日のILWU西海岸封鎖のメーデー闘争をビデオで見た時、労働者(ランク&ファイル)の力のすばらしさに感激して涙を流しました。この闘いも体制内労働運動との激しい激突の中で、ジャック・ヘイマン氏などが最後まで頑張ってかちとられた闘いであることを知っているので、より一層感動は強かったと思います。
 今回、サンフランシスコの『ビッグ・ストライキ』を読んで、こうしたランク&ファイルの団結した闘いが、組合幹部との攻防を繰り返しながら結実していったことを学びました。そして、何よりもすごいことは、この闘いがここで終わるのではなく、ILWUのランク&ファイルに脈々と引き継がれて今日に至っていることです。
 今、大恐慌の情勢下で、同じように機は熟しつつある時、私たち労働者がしっかりした目的意識性をもって闘いに立ち上がれば、私たちもビッグストライキの時のような瞬間に立ち会えると思うとわくわくします。
 「労働者が手を離した途端、すべてが停止してしまう」のですから。

●ランク&ファイルの威力を実感させる内容でした。大恐慌下の労働運動の闘い方の展望を示す講義でした。
 まず「恐慌の中の恐慌」という情勢で、ストライキの件数、組合組織率がピークに至るという事実は、恐慌こそ革命の最大のチャンスであることをはっきりと示していると思いました。
 では、それを切り開いたものは何であったのか。それがランク&ファイルの闘いであったということです。アメリカ最大の企業GMが徹底的に労働組合を認めなかったということは、まさに労働組合こそ階級攻防の最先端の現場であるということです。資本家階級は労働者の怒りの火花が爆発的に燃え広がること、革命に恐怖していたということがはっきりとうかがえます。問われていることは、労働者階級自身が自分たちの持っている力、そして労働組合の持っている力に気づくこと、このことに尽きると思いました。それがランク&ファイルの闘いです。それは、職場闘争をトコトン闘うこと。サンフランシスコではシェイプアップ制、自動車工場ではフォアマンに対する怒りがゼネストへと発展していった。動労千葉労働運動とまったくいっしょです。
 それともう一つ。恐慌と戦争です。やはり30年代の危機から見ても、支配階級は戦争で乗り切ろうとする。これとの対決をすることが決定的課題だと思いました。それはランク&ファイルの闘いが労働者党を建設していく課題です。まさに今、私たちがやろうとしていることだと思いました。私も今回、訪米しますが、ランク&ファイルを徹底的に学んでこようと思います。
 さて、アメリカ労働運動は、3大ストライキなどを今もって労働者が誇りを持って語っているのがいいですね。もっと日本でもそういうものがあっていいと思うのですが、まさに4・4派的な敗北主義をうち破っていき、労働者階級の誇りを取り戻すことが重要ですね。

労働者学習センター事務局
千葉市中央区要町2−8 DC会館 電話 043-222-7207 FAX 043-224-7197

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