労働学校通信 実践講座 |
実践編次回講座のお知らせ
6月28日(土) 13:00〜 |
労働学校通信(実践講座) 第2号 (2008.06.10発行) がんばろう労働者!たたかおう労働組合!ひろげようインターナショナル |
マルクス主義が復権してきた
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ひとりは万人のために 万人はひとりのために 交流の広場−闘いの輪(受講生の声) |
◎ 受講感想・感想編●前夜、『俺鉄2』の読書会をやって、船橋事故闘争を読み合わせしていたので、反合運転保安闘争はよく理解できました。ただ、反合理化についての資本論の引用はむずかしかったです。動労千葉のマルクス主義は本当に、私にとっても目からウロコで良かったです。 ●まさに実践講座だと実感した講座だった。現場で闘ううえで、大変参考になった。とくに時代認識の討議を進めることの重要性は、いま私たち自治体労働者に決定的だとサミット決戦を闘うなかで、強調していきたい。 ●労働組合運動の柱が反合理化闘争であることを強調されていましたが、そのとおりです。階級的労働運動の発展、拡大の確信になりました。 ●すべての労働者が動労千葉のように闘わなければいけないという言われ方がして久しい。のみならず、学生運動もひたすら動労千葉のようにという気構えでやっているようだ。 ●読んだ時の職場闘争と、今日の講義を受けている今の職場闘争とではすすんでいるところ、切り開いているところ、ぶつかっている壁が全く違うので、読んだ時も職場のことばかり考えて、光がさし、今日の授業も職場のことばかり考えて光がさしたのですが、全く違う受け方でした。 ●p3のAの労働運動は良くも悪くも経験主義的であり、その組合の闘いは指導者の人格に体現されてきた。労働運動の歴史のなかで歴史に残る闘いであればあるほど人格的に表現されてきた。そしてその闘いが次の世代に継承した例は皆無である。 ●労働運動は経験主義的であり、組合の闘いは指導者の人格に体現され、闘いの継承は不可能であるというこれまでの常識を突破したのが『俺鉄3』で、国鉄分割・民営化反対闘争に勝利したのは、合理化に対して、資本と労働者は絶対的非和解的関係であり、団結を総括軸にして闘っているからだと思いました。 ●今回の講義のなかで反合と何度も言われていました。さて、合理化とは何でしょうか。すべて資本家にとって都合のよいようにするということです。民同は生産手段の合理化ならOKと言ったそうですね。一見、こういった考えは問題ないように思えます。しかし、この案に資本家が乗ってきた場合、疑いを持たねばなりません。資本家に良い悪いはなく、旨みのないことは行わないですから。あるいは安全のためと言って押してくるかも知れません。私はどういった経緯で設置されるようになったか知らないのですが、近ごろ自動開閉するドアが駅のホーム(地上、地下問わず)に見られるようになりました。これを設置する際、表向きは安全をうたったのでは、と思います。けれど、本当のところは駅員や車掌等の首切り、人件費削減のためであるということは明確です。そして、ワンマン運転によって運転士が何か事故を起こしても自己責任とのたまう。実に腐っています。資本家が改善のためと打ち出してくることは悉く労働者に不利益をもたらすものであり、これ以上ないほどにはっきりとした攻撃です。合理化が攻撃(どのような攻撃であるかの分析や情勢との関連づけが肝要)である以上、労働者が取り得る対抗手段は反合闘争よりほかにあり得ません。 ●「資本主義社会のすべてのことは資本の責任であるという考えが重要である。理屈は後からついてくる……」こう言い切ることができない時があったのですが、これからは「資本の責任だ」という考えのもとに、地球温暖化問題にぶつかっていきたいと思いました。 ●「反合・運転保安闘争」とは何か、ということが、その核心においてまだ自分のなかに固まっていないと感じました。 ●よく「労働千葉はすごい」と言われますが、それはマルクス主義を正しく実践してきた事実、そして現在も続けているということがすごいんだなとあらためて実感しました。自分の職場、仲間にも実践していくことで、自分のものになると思います。そうなれるように頑張ります。 ●・自分が労働者階級の一員であること、労働者であること、だからこそすべての労働者と団結できる、仲間になれる。革命ができる。−このことに確信を持つことができたこの2ヶ月半でした。 ●動労千葉の労働運動を学ぶということをきちんとやらなければならないという思いで参加しました。前に『俺鉄3』を読んで、タイトルに「反合運転保安闘争の復権」という点については、今一自分で理解しきれないものがありました。今日の学校の講師の主張の核心の一つがそこにあったと思います。 ●全体的にいって非常にわかりやすく明解であった。特に印象に残ったところ@団結は資本との闘い、時代認識によってつくられるというところA反合運転保安闘争が全労働者の闘いであり、資本を打倒する闘いであるというところB労働者の唯一の思想はマルクス主義であるところ。結論、義理・人情を大事にする動労千葉の闘いを自分も! ●講演の中に「この6年間は新自由主義と闘う反合運転保安闘争の復権を勝ちとったということができる」、また9頁に「新自由主義攻撃−競争・分断・民営化−合理化、規制緩和がますます激化する中で、全ての産別で反合・運転保安闘争が求められている」とありますが、「サッチャー・レーガン・中曽根による民営化、労組破壊攻撃」を言っていると思う。30年代に帝国主義の支配階級より国家独占主義政策(ニューディール政策)が行われたが、この二つの政策が現在どういう関係で、今後行われていくか、私は理解できないので、教えて欲しい。 ●中田さんの提起では自分では気づいていない読み取り方、考え方を学びました。ともすると動労千葉の運動は特別のもの、自分たちには不可能と思いがちですが、そうではないと思わされたくだりがあります。それは、中野委員長から田中委員長へと体制が変わり、その田中委員長がもうひとつの動労千葉をつくる、その過程、その考え方です。そして新しい田中委員長体制が確立されたことイコール動労千葉労働運動の路線の継承が為されたことの実証であるという生きた実践結果は、私たちに第2第3の動労千葉を作れることの証であると思わされました。 ●組合の役員とは本当に組合員のためになっているのか? 役員の言動が本当に組合員の求めていることに合っているか? 自己満足になっていないかが大事だと思います。普段からの会話や行動からまわりの空気を読んで行動するのが一番良いと思います。何も職場の中で問題がないなら、どこの組合に入っても同じですが、困った時、本当に組合員のために直ちに動いてくれる役員がいるかいないかで判断できると思います。『俺鉄3』では各職場の問題点や会議の内容など、事細かに書かれていて、わかりやすいと思います。言葉で言うのは簡単ですが、実際それを行動に起こしてこそ、まわりから認められると思います。国鉄分割・民営化で本当に組合員が困った時に自分の所属している組合が無方針なら、直ちに自分が変わらなければ、自分のまわりも変わらないと思います。自分さえ良ければよい論がまかり通っていますが、その結果が今の世の中に表れています。労働者が職種の壁を越えて団結して闘わなければ、今の流れに飲み込まれてしまいます。子や孫の時代になっても労働者が胸を張って生きられる世の中になるか否かが、今の時代の労働者の決起にかかっています。マルクスの最後の文章「万国の労働者よ、団結せよ」に向けて、ともに頑張ろう。 |
労働者学習センター事務局 |