労働学校通信 実践講座 |
実践講座第4回のお知らせ 10月27日(土) 13:00〜 |
労働学校通信(実践講座) 第3号 (2007.10.10発行) がんばろう労働者!たたかおう労働組合!ひろげようインターナショナル |
ものの見方や方針を出す力をつけよう
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ひとりは万人のために 万人はひとりのために 交流の広場−闘いの輪(受講生の声) |
◎ 受講感想・感想編●今日の講義は準備不足です。なぜ動労千葉だけが闘えたのか、その時の背景も含めて、本に書いてあること以外も話していただきたかった。 ●講師自身もご自覚されていたようですが、ポイントがよく分からなかったのが正直な感想です。レジュメには悩みましたとありましたが、たぶんいろいろ悩んでいる途中なのではないかと思い、前向きに受け止めたいと思います。ということで、本論よりも脇道的な話の方が逆におもしろかったです。 ●日本の左翼はほとんどすべてが体制内左翼、「偽物のマルクス主義」とありましたが、小さな問題の時は闘わない組合であっても、闘うふりでごまかせてしまう時もありますが、大きな問題が起こった時、労組幹部が偽物だったということがハッキリしてしまいます。そうなると闘わないどころか闘う労働者を攻撃してくる。うちの労組幹部をみているだけでも、そのことがよくわかります。闘争の歴史や今の情勢をよくとらえて、職場で階級的労働運動をつくっていきたいです。 ●戦後労働運動という時、総評時代の今から見れば戦闘的な闘いもあるが、総評解散−連合結成という流れの中で解体されてきた。総評労働運動の柱だった国鉄労働運動が国鉄分割・民営化の攻撃に対して闘わずして屈服していった。唯一動労千葉がストライキで闘い、国鉄労働運動の最後的解体を阻止しつづけてきた。最後的解体どころか、本当に大きな地平を切り開いてきている。既成の労働組合が総屈服している中で、労働者階級に対してこれでもかの攻撃がかかってきている。四大産別の労働者にかけられている攻撃は、かつての国鉄労働者にかけられた攻撃と同じです。今の情勢を私たちにとってチャンスととらえて、突き進むことができるかどうかなのだと私も思います。チャンスだと思います。 ●国労が「最強の体制内労働組合」、最強の「体制内左派」だったというのは然りです。偽物の「マルクス主義」というのもその通りです。「国鉄労働組合綱領」には「資本主義社会が労働者の搾取を強めるものであることを認識し、労働者階級の解放をめざして闘う」と書かれています。この綱領は字面だけ見ればすばらしいし、国労の一般組合員がこの綱領を誇りを持つのは理解できる。しかし国労本部はこの綱領の名において5・27臨大闘争弾圧をやった。この綱領のめざす「労働者階級の解放」はソ連スターリンのような「社会主義」による「解放」でしかなかったし、平和主義・議会主義革命路線だった。このような社会主義政党との協力が「綱領」で言われていることだ。だからこれをはみ出すものは弾圧するということ。だから国労共闘が国労大会でまいた「国労綱領の実現を!」は何の批判にもならないし、本部のいう「大同団結」に絡め取られてしまうことになる。まず国労共闘が「最強の体制内労働組合」の幻想から抜け出して、動労千葉のように闘おう!という立場に立たなければ国労本部と共に死滅してしまうだろう。国労と同様なのが社保庁労組だ。国労と同様に「たこつぼ」論で闘わずして死滅しようとしている。本当に動労千葉のように労働者を信頼して闘えば勝てる。今日の講義であらためてそのことを確認できました。 ●歴史から学ぶ、時代認識を持つということが、資本主義イデオロギーと対決するうえで大事だと思いました。職場闘争と学習を通じて自分の言葉で仲間をオルグしていきます。 ●・参院選挙の結果も受けて、ますます労働者は怒りを鮮明にし、どうするのかと考え始めている。解答は11月1万の団結した力に結実させること。その突破口を青年の9・29集会として爆発させることだと思いました。 ●講義終盤で「動労千葉がなぜ分割・民営化と闘えたか?!今の時代、階級的労働運動の創造をめざすわれわれ一人ひとりのものとしていく。時代認識。どういう攻撃なのか」「闘いの準備がないものは自分にあわせて見る」 ●労働学校でなぜ学ぶのか、あらためて考えさせられた。中野顧問の提起を今一度かみしめたい。今はどこでも混迷している。しかし、それは悪いことではない。課せられていることと現実の力量との間に乖離があるから当たり前。頭のチャンネルを切りかえて、考える視点を変えること。そのための学習だ。何事も決意することから始まる。でも決意だけでは突破できない。いったい今、自分に何ができるか考えて、そこにしがみついて一気に全面的な展開としていくこと。真正面から打開するということ。困難だからと横道にそれて、みんなを引きずり込もうとするのは許せない。85年の分割・民営化の時、全く同じことが起きていた! 敵が本気になったらかなわないと思いこみ、タコツボに入って嵐をやり過ごそうとする(できるわけない)。以前にやられた時の恐怖がしみついていて、闘わないどころか労働者の反抗を押さえ込むことに血道を上げる−これが体制内労働運動だ。それが分かっていれば、ぶつかってやっつけることはできる。苦しいけれど未来を切り開く解放感に満ちた闘いだ。動労千葉はそれをやって来た。『俺鉄3』これから読むところ、楽しみです。 ●国鉄闘争における民同労働運動=体制内労働運動の時代認識は、本当に非主体的なものだ。時代を自ら行動する=闘う主体として認識しようというスタンスがない。そこには真にマルクス主義がないがゆえに、そうなってしまうのだろう。 ●動労千葉の闘いから学ぶという場合、これからわれわれが階級的労働運動をどうつくっていくのか、その観点から学ぶことが重要であるという提起であったと思います。 ●もともと歴史が大嫌いな私のせいか、まったく解らない。特に前半はチンプンカンプンです! ●今現在も闘い続け、労働者の権利を勝ちとっている動労千葉の歴史について学ぶことができた。 ●中野さんが、「甦る労働組合」で「大変な時代である。……労働者を軽んじ、蔑視する考えに取り込まれない限り労働者は勝てる。団結して立ち上がれば道は切り開かれる。侵略戦争を阻む力もそこにある」と書かれていたと紹介があったが、本当にそうだと思う。危機は内側から私たちの中から生み出される。労働者は怒ってないんじゃないだろうか?労働者にはこんなことはできない。……共に学び、長年の勇士であっても、分かっていてもこうした「壁」に突きあたった時に、本当に確信と展望を語る。そして今の時代には「労働者は革命をやれる! 世の中をひっくり返せる!」とハッキリさせる人間がどれだけいるかが決定的だ、という中野さんの提起は、合点がいきます。11月1万人はこれまで闘ってきた(先輩も含めて)仲間が、本当に今の時代に一人ひとりが中野さん、田中委員長になる、自分の職場で本当にその一人になる変革を勝ちとって結集していく中で、実現されると思いました。 ●労働運動に取り組む場合、大事なのは時代認識という講師のお話は重要だと思う。 ●いかに時代認識が必要なのか、あらためて確認した。また、こうした時代認識について、まず自分がしっかり持つことを、本当に必要だと実感している。 ●今回のテーマはまさに目の前で起きています。私の所属する労組も労使協調路線となり、組合と会社の両方から処分が下るということも起きています。幸い、共闘してくれる仲間が日々増えてきた。闘う組合を取り戻すんだ!!と決意を新たにした。 ●(1)戦後労働運動史を国鉄労働運動、動労千葉の闘いを中心にとらえるという問題提起の方法をとられたことから、分かりやすい話でした。運動史を学ぶのは知識の問題ではなくて、われわれが闘っていく上で何が重要かをつかむためであり、動労千葉の闘いを学ぶことの意義がよく分かった。動労千葉の闘いが体制内労働運動を打破して、階級的労働運動を実践することの連続であったから、その教訓は決定的な実践上の意義があると思いました。 ●初めて労働学校の講義に参加しました。 ●ヒントは身近なところにあると。素直に謙虚に学び、感覚をつかみ、感性を磨き、方針を出す力を身につけたいと思いました。 |
労働者学習センター事務局 |