労働学校通信 実践講座 |
実践講座第2回のお知らせ 6月23日(土) 13:00〜 |
労働学校通信(実践講座) 第1号 (2006.06.10発行) がんばろう労働者!たたかおう労働組合!ひろげようインターナショナル |
労働組合、労働運動とは何かをつかむことが実践講座の核心 |
ひとりは万人のために 万人はひとりのために 交流の広場−闘いの輪(受講生の声) |
◎ 受講感想・感想編●今回、特に印象に残ったのが、当時(今もそうなのか?そうなんですよね)の共産党のあり様と終戦直後の強制労働させられていた外国人の決起です。闘わない、革命も望まない、そんな人たちが「共産党」なんて名乗っていることに憤りを感じました。 ●自分の運動の中で最も欠けているところが「歴史を知らない」ことであるので、とても興味を持っていました。「民同」とか「協会派」とか先輩方は言いますが、実体験としてもっていない私たちにとって、それが何を意味するのかがわからず、話が通じないことが多々あります。 ●革命情勢の到来時、誰がどう動くかで世の中大きく変化する方向が変わることがよく分かった。共産党が第二次世界大戦後にとった行動により、現在、また同じような情勢が迫っている。今度は何においてもつぶされない労働者党を組織しなくてはいけなくて、革命を念頭に置いての闘争戦術を選択していかなくてはいけないことが過去からの反省により準備することができることが分かった。 ●今日の戦後革命期の話を聞いて、あらためて中野さんの言うように、「つねに自分たちの産別のことだけでなくて、日本の労働運動全体の動きを視野に入れ見ていく」ということが本当に重要で、革命を起こそうという活動家の立場なら当然なのだ!と思いました。自分の産別の内部の腐敗を確認、批判するだけではなく、他の産別の動向を捉えながら、自分たちの闘争を組むということだと思いました。「日本の革命運動全体をつねに視野に入れる」ということです。 ●戦後革命期の生き生きとした闘いが伝わってきたと思います。ただあと一歩、リアリティーをつかみきれないのは総評労働運動すら経験のない世代の悲しい現実です(これは講師のせいではありません)。 ●「革命」を考える/おこなうにあたって、大事だと思うのは、何に対して行われるのか、「敵」の正体はなんなのかをはっきりさせ、自分の意識の中にある今の社会に対する幻想を打倒していくことが絶対に必要だと思います。生活が困窮し「食べ物をよこせ!」から革命は始まるのかも知れないけど、それだけでは絶対に革命は失敗に終わるんだろうと思います。だから戦後革命期にそれが形成されていたとは思えず、終息してしまったのでしょう。 ●敗戦することが半年も前から分かっていながら、目の前で大勢の人が死んでいくのを何とも思わず自分たちが生き残ることだけしか考えていなかった資本家階級は本当におそろしいと感じた。 ●歴史を学ぶとは、今度その情勢が来たらどう闘ったらいんだろうということを学ぶということ。私は自分に巻きついた賃金奴隷の鎖を自分たち労働者階級が一つに団結することによって自分たちのこの手で引きちぎり、解放されたい!!革命を絶対にやってやる!と欲するので、何事も革命を今度こそ成功させるために学んで、それでいいんだと思いました。 ●戦後革命期と言われた時期の労働運動の規模の大きさや革命前夜の情勢があったことについて、あまりにもサラッと知っている程度で勉強してこなかったなと思いました。 ●戦後革命を裏切り、潰したのが日本共産党スターリン主義であるということがよく分かりました。重要なことは、革命情勢が来るということを準備しておかねばならないことだと思いました。革命党がそれを準備しておかなければならない。そのためにも労働組合をつくり、闘う労働運動を守り、創造しなければならないと思います。 ●戦後労働運動史を学ぶにあたって、まずどういう立場で学ぶのかということがよく分かりました。講師が強調されていた「労働者が革命をやれるという核心は、資本主義は万能ではないということ」「資本主義は必ず崩壊する」「帝国主義戦争は必ず敗北する」という立場から学ぶことが大事だと思いました。「もう一度、革命情勢がきた時に何をするのか」、このことから逆規定して考えた時、あの戦後直後の労働運動が何をなし遂げ、なんで敗北したのかを学ぶことは重要だと思います。今、何を準備するべきかと思うことは、ひとつは労働者の組織性、団結が労働組合として実体を持った時、ブルジョアジーにかわって社会を運営できる基礎になること。あらゆる職場に労働組合をつくるということが最大の闘いであるということだと思います。 ●鮮明になったこと。帝国主義の崩壊的危機、戦後革命期のような情勢、必ずくるということ。労働者階級はその時のために準備しなければならない。自分がそのとき何をすればよいのか。何をどうすればよいのか。そのことを具体化していく。何よりも労働者の団結が必要だ。団結こそ最大の武器だという言葉もある。資本主義(帝国主義)はマルクスが言い続けたように弱点がある。盤石ではないということ。恐慌、戦争。 ●「日本の戦後60年は労働者と資本家との関係を基軸に動いてきた」というとらえ方は、まさにその通りで、階級的なとらえ方は他にないと思います。こうしたとらえ方もせず、階級社会一般、階級闘争一般を語るところから「労働者を軽んじ、蔑視する考え」がはびこるのではないかとも思います。マルクスは『共産党宣言』の冒頭で「これまでのあらゆる社会の歴史は階級闘争の歴史であった」と言っていますが、その意味をあらためて考えさせられました。「戦後革命期」という規定の仕方は「60年安保闘争前後に新左翼が登場して以来、『この時期が戦後革命期だったんだ、その戦後革命に敗北して今日の情勢もあるんだ』という認識が確立していった」ということですが、「階級的労働運動の力で革命をやる」という立場での実践がないところでは、こうした規定はできないし、「規定の仕方自体が党派的」で一般的には語れないと痛感しました。 ●「労働者は必ず決起する、そのことに確信をもつ」とよく言うが、その考え方も階級に対して外在的である。「労働者(階級)が労働者(階級)であることそのものに確信を持つ」という考えを出発点にしていくことだ。だから労働組合について軽んじてはならないし、労働組合の存在を甘く見てはならないのだ。そこで切り結ぶために、時代認識と闘い(革命)の路線が必要とされる。 ●「労働運動史を学ぶ場合も党派的に見ていく」と中野さんが言われていますが、今回受講して、プロレタリア革命を勝利させるために労働運動史を総括するという非常に実践的な(革命の立場からの)学習なのであるということを実感しました。 ●労働者の団結した闘いが存在していたから、世の中が動いていった。以前は今のような非正規ワーキングプアはなかった。労働者の団結した闘いが力関係を決め、強い勢力であった時、労働者の権利を強制し、食べられるようになった。労働者の団結した闘いがなかったらそうなっていなかった。搾りとられるだけ搾りとられていた。 ●何年ぶりにまた労働学校に戻って来ました。 ●今日の講義で新しく知ったこととして、戦後、労働組合が次々とできたとき、組合が先につくられたのではなく、労働者の闘いが起こって、労働組合ができたこと、今もそこは変わらないと思いました。闘ってこそ信頼できる仲間、強い団結の組織ができるのだと思います。 ●3年ぶりに労働学校に参加しました。2・1ストや戦後革命期で、いったんは革命勝利、権力奪取へ向けて行くかと思いきや、敗北してしまった。革命と党の必要性の問題がリアルに分かりました。〈組合が先にあるのではない。闘いはじめたら、仲間と組織が必要になってくる。〉これが今日の最大の勉強になりました。 ●歴史に学ぶことの必要さがわかりました。そして、労働者が団結して闘えば、必ずこの時代を変えることができる。戦後革命期については知りませんでしたが、今日のお話しで知ることができました。 ●今回、初の参加でしたが、本当に内容が濃かったと思います。私の所属する組合でも「戦後の労働運動」については勉強しましたが、まったくもって比較になりませんでした。ここは本物の労働学校だと感じました。 |
労働者学習センター事務局 |