労働学校通信 実践講座 |
第Y期労働学校−第4回講座のお知らせ! 10月28日(土) 13:00〜 ◆労働者の団結権を奪い去る労働契約法を斬る ◆講師 斉藤 弘平(元総評オルグ) ※16:00から懇親会を予定しております (会費1,000) |
労働学校通信(実践講座)
第4号 (2006.10.10発行)
がんばろう労働者!たたかおう労働組合!ひろげようインターナショナル |
11・5集会1万人結集で圧倒的に成功させ、改憲攻撃を迎え撃つ勢力をつくろう(中野代表実践講座第3回あいさつより−要旨) 8月15日、民主労総ソウル本部から2名の同志が参加していろいろ交流をした。そこで彼らはこう言っている。「民主労総も今、幹部がだんだん右になってきている。これが一番危機なんだ」と。帝国主義の危機の中で労働者階級に激しい攻撃がかかってくる時に、労働組合の指導部に対して様々な攻撃がかかる。「魚は頭から腐る」と言っているが、資本の手先になっていくというのは労働組合の幹部からはじまる。それに対してどう闘いぬくかだ。 |
ひとりは万人のために 万人はひとりのために 交流の広場−闘いの輪(受講生の声) |
◎ 受講感想・感想編●民主労総については朴政権時代の暗黒時代にチョン・テイル氏が労働条件のあまりのひどさと、抗議しても改善しない現状に怒り、焼身自殺した(1970年)過程以降、現在の世界でも有数の闘う50数万の組合への変化について、大きく関心を持っていた。 ●韓国労働運動の歴史はつねに労働解放をかかげ、今現在もそれを掲げ続けて闘っている。1960年代、軍事独裁政権による労働運動弾圧に対して、韓国労総を結成して闘う。その後、1970年代にも労働運動に対するさまざまな弾圧の中、労組執行部の変質、御用組合化するなか、1970年最初の民主労組である女性労働者いわゆる中小の現場労働者による被服労組、闘う労働組合を結成。その後さまざまな闘争を経て、重化学工業中心の組合、労働者、知識人を中心としたオルグにより、ストライキを含む大闘争を展開して闘っている。今現在も民主労総の闘いは非正規職撤廃等の闘い、民営化と労組破壊に対し、断固闘っている。われわれ日本の労働者もこの闘いにいかに連帯していけるかが問われると思います。 ●今、韓国労働運動がどんな課題に立ち向かっているのかという問題意識から、あらためて植民地化の労働運動から解放直後、さらに朴−全独裁政権下をたどりながら、87年労働者大闘争を見ることができて、視点の広がり、深まりを実感しました。 ●今回、金先生の講演を聞き、民主労総が出来るまでの韓国労働運動の重みを少しだけど理解できたと思います。韓国の歴史について勉強不足のため、これを契機にもっと勉強すべきですね。本当に一番近い国なのですが、われわれは今までこの民族に対し抑圧してきた歴史を直視しなければいけません。 ●レジュメが非常な大作で驚き、かつ感動しました。時間がまったく足りなくて残念です。もっともっと転換点になるところの具体的な闘争の話を聞きたいと思いました。 ●韓国の労働運動のことがよくわかりました。ありがとうございます。去年の11月に韓国に行って民主労総の集会に出て思ったのですが、民主労総はチョンテイル精神で運動をやっているのではないか、チョンテイルの精神は今でも俺たちの中に生きているということではないか、と思ったのですが、そういう理解の仕方でいいでしょうか。 ●韓国の労働運動については弾圧、抑圧面が伝えられることが多く、「カワイソー」−日帝資本が悪いんだ、というふうにかなり単純にとらえていたと思うのですが、戦後史の世界経済、韓国の政治状況のなかで、不屈に、チャンスをとらえては高揚していく力強さをいきいきと感じることができました。 ●ものすっごい勉強になりました。そしてとってもおもしろかったです。まだちゃんとわからないところもありますが、現場で闘って、もう一度勉強したいなって思いました。 ●民主労総のたたかいはすばらしいと自分なりに感じていましたが、今回の講義で韓国の労働運動の歴史も含め、お話しいただきとても勉強になりました。そもそも韓国の労働運動も保守的(?)なところから出発したようですが、朴政権下のあまりにも強権的な体制の中でもあり、労働者がやむに止まれず起ちあがったと思うのですが、どうして日本と違うのだろうかと、つい思わずにはいられませんね。 ●民主労組の設立にはいろいろな経路があり、(キリスト教の小グループ活動)、私たちの労働運動にももっと柔軟に、しかし原則を曲げずに、考えなければならないと思った。 ●この講義の中だけで長い歴史とたたかいをすべて把握するのは難しかったが、闘いと弾圧を何度も繰り返して今日まできたことがわかった。「小グループ組織化方式」の自らの問題を見つめ、自らの問題を解決していけるようにする意識化教育というのは、例えば自分の職場でできるようなことだと思いました。 ●韓国労働運動は日帝植民地支配下にはじまり、解放後も米軍政下、軍事独裁政権下での苦難の歴史を経ている。70年代に学生運動に入った時、強烈なインパクトを韓国労働運動と民主化運動から受けた。とくにYH貿易事件−釜山・馬山暴動が印象に残っている。80年5月光州蜂起から86年6月九老連帯闘争、大宇自動車ストの過程は、85年蜂起戦に向かう過程と重なるが、光州蜂起を戦った学生たちがどうなったのかは分からなかった。しかし、この時期の韓国の労働運動の「爆発的戦闘性」と「民主性」に大いに鼓舞された。韓国学生、労働者との連帯のスローガンをかかげ、それなりに学習・研究いた意義は大きかった。日韓連帯は、最も重要なスローガンだった。かなり議論もした。 ●韓国は僕にとって近い(比較的)国だが、知らないことがたくさんある。韓国の労働者、労働運動がどう今を生き展望を持ち闘っているのか、日本とどう違うのか、知りたいと思ったが、歴史的背景の違いもあり、多少日本と異なるところはあっても似ている、共通点があると思った。 ●@連帯を求めるなら、相手をよく知ること。闘いの歴史からたくさんの教訓をつかみ取りたいと思いました。 |
労働者学習センター事務局 |