労働学校通信

第X期No.07

次回講座のお知らせ

11月19日(土) 各13:00〜
 戦争と労働運動
 講師 伊藤 晃(千葉工業大学教授)
 「無産政党と労働運動」(社会評論社)「転向と天皇制」(勁草書房)「日本労働組合評議会の歴史」(社会評論社)など著書多数。戦時下労働運動の実証的研究は好評
DC会館(総武線東千葉駅前)
*親睦会にも積極的に参加しましょう!(会費千円)

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労働学校通信 第7号 (2005.10.10発行)
がんばろう労働者!たたかおう労働組合!ひろげようインターナショナル

ものの考え方を身につける

 ご苦労様です。秋めいてまいりまして、これから元気はつらつがんばってもらいたいと思います。今日は、資本主義ってなんなのかということを前回に続いて鎌倉先生にやってもらいます。
 本当に資本主義というものを正しく掴むということをやらないと、みんなごまかされる。やはり資本主義というものが何かということをきちっと労働者は身につける、ものの考え方を身につけるということは非常に重要です。
(代表あいさつから)

ひとりは万人のために 万人はひとりのために

交流の広場−闘いの輪(受講生の声)を随時発行しています

感想文紹介

せない!なんだこの社会は。あらゆるものを株式会社にするって。前から第1次産業、第2次産業はわかるが、第3次産業は怪しいと思っていたが、そういうことだったのか・・・!!実体のないものに支配されている。何も産み出していないのに金持ちになる。一方、例えば毎日毎日1個1個豆腐をつくっている人は、本当に微々たるお金しか手にできない。どっちが偉いんだ。こんな転倒した社会は、きちんとしたものに変えるしかない!!
 労働力が労働することで付加価値が生じて、それにより利潤が産み出される。ここにも何かまだよく理解していないが、からくりがあるということもわかった。要するに、自分の生きている場というか、環境というか、社会というか、について、何も正しい姿を知らされていないで生活しているということじゃないか。本当にこんな欺瞞の中でずっと生きていたのかと思うと、やっぱり奴隷みたいな気分になってしまった。
 講義は難しくてよくわからないところも多かったけど、資本主義は戦争を産み出すからダメ、というだけでなく、もうこんな実体を踏みつけた虚構はダメだと思いました。
今後の希望⇒『俺鉄』(マンガ)の中野さんは禁煙派にして下さい。

本主義とは、労働者が働いて、労働者が物をつくり、労働者がその物を使うために買うという当たり前の生活を利用して、資本家がもうける社会。なので、資本家は労働者があたりまえの生活から搾り取られないように団結されたら、生きてゆけません。したがって・・・人名よりも金儲け(利潤追求)、安全よりも合理化、そして、金儲けよりも合理化よりも団結破壊・・・これが資本家の生きる道。

「資本家と労働者は相いれない」というのは、自分でも何となくわかっていたつもりですが、講義を聞いてより鮮明になったように思います。
 今回の講義では"蓄積"とか"擬制資本"など、初めて耳にしました。高校時代、政治経済で学んだ(?)ことは、何となく覚えていますが、労働者としての視点、捉え方が違うとまったく解釈が違ってくるのだとつくづく感じています。

日は先生の講義を聞き、漠然としたもの、資本主義の仕組み、労働者がどうそのシステムに組み込まれていってしまうのか、かなりハッキリと理解できたような気がする。好況→恐慌→不況→合理化(リストラ)と繰り返されるが、恐慌の原因は賃金制度にあるのだということも、だから賃金制度を廃止しないとならない一つの大きな理由だと、スッキリと理解できたように思う。
 「労働力」と「労働」の違いは何か、という質問もあったが、そういうことも含め、今日の講義、資本主義についてもっと深く学び、相手に説明できるようになればと思います。頑張ります。

働者は労働を売っているわけじゃないんだ」と鎌倉先生が言っていたのを聞いて、あっ!そうなんだ!と思いました。自分も今まで労働を買ってもらっていて、お金をもらっていると思っていました。
 でも、本当は『働く能力(労働力)』を会社に売っているんだと聞いて、支配階級は労働者が働いてくれないと困るんだっていう意味がやっとわかった気がします。
 今回の選挙で若者の多くが選挙会場に行ったってことは、若者もこれからの日本のあり方について、不満や不安をもっている証拠だと思うんです。だから、そんな若者の人たちに真実を話すことが、今とっても大切なんじゃないかなと思いました。
 国と自治体の借金が1000兆円というのには、かなり驚きました。政府は、これを少しでも楽にするために、物価を上げたり、消費税を上げたりしようとしているけれど、絶対にそんなことはさせない! もちろん戦争だってやらせない。
 そのためには、労働者が立ち上がって、世の中を変えなきゃダメなんだ!と、中野代表の話を聞いて思いました。11月の集会は、絶対に成功させたいです。

泉は「郵政民営化をやらないと改革は一歩も進まない」と言った。この「改革」とは何なのか。
 誰のための「改革」なのかを見抜くことが死活的。国の借金1000兆円、どうあがこうとスマートに解決する道はないんだということだろう。大増税で締め付けられ、戦争に行きつくのか、それともこの危機の時代を根底からひっくり返すのか。革命がいいなあ。やってみたいと本気で思う。
労働を売ったその対価としての賃金ではない!!労働者は労働を売っているんじゃない!!
 労働こそが付加価値を生み出す秘密!!労働者が売っているのは労働力であり、雇われたあとに労働しているのである。ここをハッキリとつかむことがなければ、「成果主義賃金」などにかすめとられる。→労働者は団結して資本家と闘うのだ!!つまり、生産において、誰が主役なのかをハッキリと自覚し、その誇りをもって資本家と対面するということだ。小泉流の、奥田流のあらゆるペテンをあばいてやるのが労働者だ。そうしなければ未来はない。
株価至上主義。ホリエモンがやっているのは株を安く買って、高く売るだけ。そして巨額の富を得る。それを追求する、追い求め続ける限り、何をやってもよいという思考になる。その行動によって誰が死のうが倒産する企業が出ようがかまわないのだ。
 小泉改革はすべての人民をこの資本の食い物として差し出すことなのか。民営化がもたらすものが労働者の肉体的抹殺であること(尼崎事故がそうだ!)だと納得した。
労働を売るのではなく、労働力を売っているのだ。この一点をつかむことが世界観すら変えることなのだと思った。そして、その価値観が労働者人民が団結し、この社会をひっくり返す源でもあることを学んだ。

言に経済学者と言ってもブルジョアジーの側についている、いわゆる御用学者(特に加藤寛等々)と反対の立場で、労働者の側にたち、いつまでも元気に活躍なされることを先生に期待したいです。
マルクス経済学を学ぶうえでいい参考文献や著作、次回の労働学校でも結構ですから、資料として紹介してもらえないでしょうか。

労働者学習センター事務局
千葉市中央区要町2−8 DC会館 電話 043-222-7207 FAX 043-224-7197

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