労働学校通信

実践講座
第X期No.05


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第X期労働学校−第3回講座のお知らせ!
2006年2月25日(土) 13:00〜
 今、労働運動がキミに求めているものは何か
 講師 斉藤 弘平(元総評オルグ)
 ※16:00から懇親会を予定しております (会費1,000)
労働学校通信(実践講座) 第5号 (2005.12.12発行)
がんばろう労働者!たたかおう労働組合!ひろげようインターナショナル

06年は波瀾万丈の年−的確に物を見る目を養え!

(中野代表基礎講座集8回あいさつより−要旨)
11・6集会については、ある意味では日本におけるたたかう労働運動をどう実現していくのかということにとって、非常に重要な闘いだったと思うんです。この2005年という1年間を私たちがどういう闘いをやってきたのかという、ある意味では総括の場でもあるし、来年もっと激しくなる06年をどういう方針でたたかうのかということも、あわせて非常に重要な集会だったと思います。
 そういう観点から一言で総括すると、われわれの闘いは、いま日本においては連合だとか全労連だとか、労働組合のナショナルセンターがおしなべて闘わない労働組合になってしまっているという現状の中では、爆発的には行っていないけれども、着実に前進しているということを示したんじゃないかというふうに思います。着実に前進するということが非常に良い事じやないかと思っています。1万人いかなかったから負け惜しみで言ってるわけだけど、よくよく考えてみるとそんなに急激に日本の労働者のなかに影響力を拡大して、総結集するなんて事はそう簡単にいくものではない。敵も労働者を団結させないように、あらゆる手練手管を使ってきているわけですから、そしてそういう資本家たちの手先どもがうじょうじょたくさんいるわけですから、それと切り結んで。それを打開してやっていくということは大変だと思いますし、そういう点では着実に前進したことは非常にいいことだと思うし、とくにこの労働学校が5期目を迎えているわけですが、労働学校を卒業した、皆さんも含めたOBたちが一生懸命にこの11・6の成功のために取り組んだという姿は際立ったものとしてあったということについて、この労働学校の開設もムダではなかったと考えています。06年は波瀾万丈、何が起こってもおかしくない年になると思いますので、ぜひその時に右往左往しないで、起こってくる様々な事象に対して、的確に物を見る目をつけることが非常に重要だと思います。

ひとりは万人のために 万人はひとりのために

交流の広場−闘いの輪(受講生の声)

◎ 受講感想・感想編

●9・11選挙での結果に、私たち労働者は危機感を持たなければならないと思いますが、同時に今こそ労働者が世の中の前面に出るチャンスだと思います。今回の講義を聞いてその思いを強くしました。
●今回は政治、経済などについて様々な話が聞けてよかった。中野さんは、労働者はもっと自信を持って敵の弱点をつくぺきだと言ったが、その通りだと思う。だけどマスコミは資本家べったり、政治家べったりの報道しかしていないような気がする。
 小泉に対する明確な批判をすることをマスコミはやめてしまったのか、というくらい、メディア・ファシズムの時代になってしまった気がする。違憲判決が出ているのに、靖国に参るなどといった暴挙、失政で借金をつくって労働者に犠牲を強いている現実を見ると、「借金王小泉、靖国にいく」といった皮肉くらい言ってほしいものだ。
 今の時代の多くの人間は、「テレビ教」に染まっていて、テレビの言うことを聞く人間が多いと思う。だから、良くも悪くもテレビが世の人達の意識に大きな影響を与えているのである。それゆえ、テレビをうまく使った小泉は、日本のヒットラーであり、裁判所の違憲判決すら無視する人間である。そういった小泉にも、必ず弱点はあるはず。そこをつくべきである。
●中野さんの講演は、いつも聞いているような内容ではなく、国鉄時代の闘い、分割民営化時代の闘い、そして今の闘いと、特に事故の間題を非常に具体的に述べられたのが良かった。信号機の問題、レールの問題など、産別が異なると全く知らない事項であったので、とても・興味を持って聞くことができました。
 東京都は10月14日、人事委員会勧告を出し、都労連は11月中旬山場に行動を強めていきますが、都当局へメンタルヘルスに関する要求を提出するよりも、ストライキを1発打ったほうが労働者は元気になります。職場も明るくなります。石原知事を顔面蒼白にさせるような闘争をたたきつけたいと思います。そのためにも、まず11・6集会です。残り2週間、悔いのないオルグをします。
●9・11選挙の結果を、労働者はどのように受けとめて、そしてどう闘うのかということ、特に動労千葉の反合理化闘争の高から話されたのが、とてもわかりやすかったです。
 これまでのようなカモフラージュされたあり方から、資本がむき出しの攻撃を始めている。労働者は非常にひどい現状におかれている。特に青年、女性は本当にそうだと思う。これを小泉が利用して、同じ労働者同志を対立させて、郵政の首切りをやろうとしていることは、本当に許せない。けれど、何より「その責任は労働組合にある!」という中野さんの提起が、やはり核心だと思いました。労働組合が、労働者階級の未来をかけて、敵がかけてきている攻撃に闘わないで、一体誰がたたかうんだ!
 逆に組合をたたかっているものは、そうした責任、気概を持って闘うということだと感じました。動労千葉はたった(?)300人でも巨大なJR東を動かす。そのような強さを、本当は労働者みんなが持っているということだと思います。
 労働者は資本主義の論理のもとではどんどん権利を奪われ、切り捨てられ、命を奪われてしまう。反合理化闘争は、この資本の論理に労働者は飲み込まれない、労働者が労働者だとハツキリさせるための闘いだ。いろんな現場で形は違っても、どこでも共通する問題であるし、これを闘えるということが”路線”なのだろうと感じました。仲間の気持ちをつかみ、動労千葉のようなたたかう労働運動を、本当につくっていきたい。
●動労千葉の闘いを学ぶということは、実践を通してつかむことができるんだということを最近の、特に11・6にむけた闘いの中で強く感じています。
 労働者がなまけているかのような発言をする小泉、労働者を生きた、大切な人間として扱わない小泉、こういうのが本当に絶対に許せない。この前、街頭でそういうことを訴えるのと同時に、動労千葉は民営化に対してストライキで闘って勝利してきた組合なんだということを訴えてきました。それから、団結した力で小泉を倒そうということも。動労千葉の闘いを軸に訴えたら、私自身の中で11・6集会というのが、本当に労働者が大結集して、社会を変えようと宣言するような場になるんだ、そうするんだとはっきりしました。
 怒りを持った人、何とかしたいと思っている人は、街頭にもいろんな職場に、とくに郵便局でたくさんあふれています。1枚のビラに対して返ってくるたくさんの反応で、それはすごくわかります。だからどう闘うのか、どこへ行けばいいのかはっきり見える形で、動労千葉派がもっともっと登場しなくちやいけない。
 小泉−奥田の側から“国を変える”攻撃が一見激しく仕掛けられてきたのだけれど、すごくいい情勢になったなあと思う。“闘わなければ”という思いが労働者のなかにわき上がってきていると感じるから。
 民営化と闘うということは、資本主義体制と闘うのだということだと思った。今あらためて国鉄分割・民営化とたたかった動労千葉の闘いはすごいことだったんだと思います。
●まず大事なことは「労働者は主人公である」という精神を一切に貫くことですね。非正規雇用の圧倒的拡大は敵の攻撃の凄まじさであるけれども、それは同時に資本の危機でもある。俺たちが立ち上がれば政場と社会の主導権を握ることができる。日々起きる攻撃をどう見て、闘いを組むかによって全然話は違ってくるとあらためて思いました。
 今日は何といっても反合運転保安闘争の貴重な話を聞けて良かったです。「安全」を課題にしたというところのみに目が行きがちですが、「反合理化」という資本主義との徹底対決を貫いた闘いを作りあげたところに動労千葉の闘う路線の真髄があるということだと思います。船橋事故が起こってからの過程の中で、中野さんがどう考え判断し、「0号信号機撒去」までの闘いを組み立てていったかが大変興味深く聞けました。
●9・11総選挙について僕が一番感じるのは、やはり労働者の間に決定的な「分断」が持ち込まれたことです。これはけっこう深刻な問題だと思っています。ある意味、衆院の議席3分の2を与党が占めたこと以上に深刻視しています。中野さんも指摘されたように労働組合の責任です。
 最近、労働者階級の状況は、その地位の低下、不安定化、そして過労死、過労自殺が続出するほどの「抑圧!」、19世紀のマルクスの時代と比較しても、そう変わらないんじゃないかと思います。労働者に対してまったく肉体的、精神的、道徳的限界を越えた抑圧、不正、不正義に対して、断固闘いを開始することが必要だと思います。
 労働組合、労働組合運動が責任があるというならば、それを実践において責任とろうというのが11・6だと思います。国際連帯集会ということも含めて、日本と世界の労働者に労働者の闘いの全体像と指針を示す集会だと思います。もうひとふんばりしたいと思います。
●11・6まであと半月という時期に、最後まで全力で闘いぬくためのバネになりました。トヨタ+靖国神社という国家像は非常にわかりやすかった。
 船橋事故の具体的経過や原因は初めて聞きました。「反合」とは賃労働と資本の対立関係をはっきりさせる立場から初めて開題にできることだとあらためて思った。その立場からならば闘争の機会はいくらでもあると思う。実際の闘いにするのは簡単ではないにしても。がんばります。
●“スキはいくらでもある−社会の主人公は労働者だ”11・6に1万人で小泉反動と真正面から対決しましょう。あと2週間、「いいことばかりに目を向けて」がんばります。
●船橋事故闘争の話が一番興味深かった。ゼロ号信号、船橋署への昼夜を闘わない3日間の抗議行動等、職場の労働者オルグに使おうと思う。
●労働者は社会の主人公である。命脈が尽きた帝国主義を打倒する労働運動の実践を進めていきたいと思う。戦争と民営化に反対し、対決していきたい。貨物でもストライキを実現させる。団結ガンバロー!
●9・11総選挙で自民、公明の3分の2以上議席獲得により憲法、教育基本法、労働法の改悪が行われようとしている。そのうえ4大産別その他の労働組合をつぶそうとしている。それをうち破るものは労働者が団結して闘っていくこと以外にないと確信した。
●今日話されたことすべてが“戦後民主主義”のベールに包まれていた資本主義の本質がむき出したきれているということだと患います。小泉の衆議院解散の目的は、自民党の本質を根本的に変えてしまうものだったということですね。これで自民党が露骨に資本家を支え、排外主義的になっていく。
 一方、反政府勢力は90年代の自社政権以降、「転向」をくり返してきたと言えるのだと思います。つまり世の中全体が翼賛体制になったということですね。(ちなみにこう考えるとむしろ左翼と言われている側、社会党、日共や労組のほうが先に翼賛化していたということになるのでしょうか…。そして今回の解散で、自民党も解体・変質したということですね。)とにかく、この恐るべき体制が到来していることを知らせていく以外にないと感じます。
 私は自分が生きている間にTigersと千葉ロッテMarinesの日本シリーズが行われるとは考えられませんでした。千葉でTigersとの日本シリーズ!!こんな「ありえない」と思っていたことも起きるのが世の中なので、今はごく少数の共産主義者も必ずや多数になる日がやってくる!と確信します。(中野さんの話より、この日本シリーズの奇跡の組み合わせが起きたことの方が私にとって「必ず労働者が世の中をひっくり返す」ということの確信を得るのに、リアリティがあった…‥というのは、やっぱり私に問題ありかなと…‥)
●何年ぶりかでDC会館に来ました。今回のテーマの内容が「労働運動とは何か?」と言った内容だったので、他労組の青年に声をかけ一緒に来ました。なぜか中野さんの講義を聞くことができるということで、楽しみにしてきました。
 05〜07年、日本の大きぼ変化の年になること、自民党・小泉の動きなどTVでは言わない裏の内容を知りました。今後の日本はどうなっていくのか…‥不安も感じ、自分の1票が100票にも重みのあるものになるのだと感じました。
 憲法9粂…戦後、戦争をしない国を作りあげてきて、また戦争をなぜするのか?労働者をどこまでこけにしているのか頭にくる。自分の子どもも戦争に行かせてもいいのか?と言ってやりたい。尼崎事故でのJR西日本の責任、労働組合の今までの行動、労働組合として貸本家の下に付いて活動するなんて信じられません。そんな組合つぶしてしまえー!と言ってやりたいです。
●9・11の総選挙で、小泉のやりたいことができるようになってしまい、これに対して労働者は断固反対しなければならない。戦争が起きる日本にしたり、奥田のような自分の利益を優先に考えてる資本家たちには好きなようにさせてはならないと思う。
 1987年、国鉄分割・民営化で「鉄道の安全」神話の崩壊寸前にはとても興味を持ちました。自分はタクシーの運転手なのですが、自分が扱っている車の安全性がなかったら仕事にならないし、お客様に対しても申し訳ないと思う。各社によって点検の期間(日数)は決まっていないし、儲けだけを考えた「車両軽量化」「過密ダイヤ」、この事実を知らなかった自分はこの事についてよく考えないといけないと思います。民営化で今まで犠牲になってきた人達のことを世の中に知らせる為には、労働者がもっと団結しないといけないとあらためて感じました。
●9・11総選挙の結果から民営化の波が激しくなると思われる。こうなると労働者の生活や安全などよりも企業の利益優先が第一となってしまう。私たち労働者の生活や安全を守るためには、私たち労働者が団結し闘いつづける必要があると再確認することができました。
 今回、初めて参加させていただき、わかりやすい講義で、とても勉強になりました。
●ネットで知り、初めて動労千葉の労働学校に参加させていただき、嬉しく思っております。
 私が所属する労組では2〜3年前から会社による不当介入が激しくなり、組合員同士の信頼関係が崩壊し安全に対する不安が起き始めています。
 ぜひ、次回参加できるようであれば、参加したいと思いますし、今後の取合活動に役立てたいと思います。
●今、世の中で元気に闘っているのは、資本・権力と真に根底的に闘っている動労千葉派の労働者だけです。「少数派」が日比谷野音に1万人を結集させ、世の中を変えよう!社会を転覆する決定的転機としよう!

労働者学習センター事務局
千葉市中央区要町2−8 DC会館 電話 043-222-7207 FAX 043-224-7197

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