労働学校通信

実践講座
第X期No.04


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第X期労働学校−第3回講座のお知らせ!
12月24日(土) 13:00〜
 憲法改悪とのたたかい
 講師 鈴木 達夫(弁護士)
 ※16:00から懇親会を予定しております (会費1,000)
労働学校通信(実践講座) 第4号 (2005.10.10発行)
がんばろう労働者!たたかおう労働組合!ひろげようインターナショナル

日本、韓国、アメリカの労働者の国際連帯闘争で今の危機を打開していこう

 (中野代表実践講座第3回あいさつ要旨)
 この間8・15を前後して、アメリカからS・ゼルツアー氏、さらに韓国民主労総ソウル本部からコジョンフアン本部長とムンムンジュ組織部長が来日して、いろいろ非常にいい討論ができました。
 やはりその背景には、世界的な規模での帝国主義支配に対する危機、八方ふさがりと言ってもいいと思いますけれど、日本も同じだと思います。全世界的にもナショナリズムが台頭してきている。その中で闘う労働運動がどういうスタンスをとっていくべきか。05年の闘いの焦点がそこにあると思っています。期せずして11月の労働者の闘い、東京でやる闘い、あるいはソウルでやる闘い、アメリカでやる闘い、それをどういうふうにやるのかという討論になりまして、特に11・6の日比谷における闘争、これを非常に大きく成功させたいということで、韓国民主労総は20名以上参加すると言っております。こちら側もそのままというわけには行きませんので、ソウルには11・13になると思いますけれど、日本からの代表団を相当大量に派遣するという話しなんかもしたりして、11・6を重視し成功させていくということで完全に意見が一致して、本当の意味で日本、韓国、アメリカの労働者の国際連帯闘争で今の危機を打開していこうということで、労働者階級の側で抱えている問題点等々も議論をしました。
 私はすでに日比谷1万人結集ということを呼びかけております。途方もないことかもわからないけれど、今の社会情勢に対していかに大事かということを本当に自覚しなければいけない。小泉のやり方を見た時に、本気になって労働者の中に入って労働組合をつくり、団結を作り出していくという人達、労働者たちが団結するということが、一番問われていると思います。今年の焦点は、国鉄闘争、教育闘争、日教組、自治労、全逓、ここを軸にして労働者を根こそぎ集め切る。こうした構造をなんとしても作り上げたい。

ひとりは万人のために 万人はひとりのために

交流の広場−闘いの輪(受講生の声)

◎ 受講感想・感想編

●第2次大戦時や、レーガン政権時代の80年代にこんなに多くのストが打たれていたことに驚きました。やはり、ランク・アンド・ファイル運動の高揚こそが社会を変える最大の力だと思いましたスティーブ・ゼルツアーさんの話しで、非正規雇用を正規雇用にするためにゼルストを打つべきだ!と言っていましたが、本当にそう思います。
●アメリカの労働運動の歴史がわかっておもしろかったです。感じたことはたくさんあります。19世紀には事実上の奴隷労働を法律で決めていたという話しは、非常識な!と感じましたが、今の日本でもアジア人労働者がたいして違わない状況に置かれていることを思えば、今現在の僕達の課題だとも思います。
●人間社会は、特に文明社会は、法によって平和が保たれているという建前がある。だから他人の権利を侵害した者は、刑法などによってペナルティをかせられるようになっている。だけど、支配階級自身が法秩序を踏み破って、日本で言えば平和憲法秩序を破壊してくることがある。その場合なんかは、司法権が授権されている裁判官ら、平和憲法の番人として、平和憲法秩序を取り戻すのが理性的判断であると思う。ただ、それだけでなく民衆自身の自発的行動、ストライキなどによって平和な法秩序を生存権などの権利を取り戻すことも、法は予定しているのである。今回は、アメリカでの民衆の自発的行動がどのようなものかを知ることができた。
●初めてアメリカ労働運動の歴史を学びました。大帝国主義のアメリカで激しい階級闘争があったなんて、驚きです。弾圧と買収攻撃により、労働組合を潰しにかかるのはどこでも同じであり、その中から真に階級的に闘える労働組合を創るか労働者に訴え、組織して権力に立ち向かい抵抗闘争を継続していった歴史があることがよくわかりました。ランク・アンド・ファイルの精神が受け継がれていることが、アメリカ労働運動の基軸になっている。今現在、ノースウエストのストライキが実施されている。労働者は政治的に考え、勝利感を持って闘うことが必要であると思いました。
●ものすごくおもしろくて、心が沸くようなお話しでした。アメリカの労働運動については、ほとんど知らなかったのですが、今日のお話しを聞いて、闘いに次ぐ闘い、様々な困難を乗り越えながら、歴史と伝統に根付いている。その歴史の上に立って現在のアメリカ労働運動の高揚があるのだということがつかめた気がします。特に感じたのは、やっぱり労働者階級は国境を越えて、ひとつなんだということです。
●去年の11月労働者集会で、アメリカで闘うブラザー・アンド・シスターと握手して、本当に感動的でした。今日の講師の話しで、特にレーガンの激しい労働組合つぶしの攻撃に対して、労働者の側のたたかいが本当にたくさん続々と起こっていたのを聞いて、本当にすごいと思ったし、こうしてたたかいを引かないで闘ってきた人達と合流したんだ、とあらためて思いました。
●血湧き肉踊る「スピリッツ」が沸いてくるお話し、ありがとうございました。世界最強・最凶悪の帝国主義国アメリカの足下で、労働者の闘いの伝統があり、今まさに闘われていることを実感しました。
●ゼルツアーさんの生き生きとしたアメリカの労働者の闘いの報告は、とても刺激になりました。やはり労働者は国境や民族を越えて、闘いに共感し、連帯して共に闘っていけるのでと実感しました。理屈ではうまく説明できないですけどね。
●アメリカ労働運動の出発から現在にいたる全過程を短い時間で一気に提起して頂き、全体像がつかめて非常に勉強になった。断片的な知識は若干あったがアメリカ労働者階級が一貫して革命的に闘い抜いてきたことは、価値転倒的な話しだった。
●知らないことばかりで、勉強になった。戦前も戦時下でも戦後も、そして今も、労働者階級の闘いが激しく闘い続けられていることに心を動かされた。
●アメリカの労働者の闘いが生半可なものでない激しいものであったことを知りました。「アメリカ」と「労働者の闘い、労働組合」とは、普通の日本人のあめりか」のイメージでは結びつかないんですよね。いかに自分たちがつくられたイメージでしかものをみていないのかっていうことだと思います。

労働者学習センター事務局
千葉市中央区要町2−8 DC会館 電話 043-222-7207 FAX 043-224-7197

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