労働学校通信

第W期No.12

次回講座のお知らせ

<講 師>森尾 誠先生(社会問題研究家)
 マルクス主義の復権に力を注ぐ。労働者は社会の主人公であることを明らかにする。
<日 時>3月26日(土)13時から
<場 所>DC会館(総武線東千葉駅前)
*講座終了後の懇親会にも参加しましょう。

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労働学校通信 第12 (2005.03.10発行)
がんばろう労働者!たたかおう労働組合!ひろげようインターナショナル

ゆいつ(唯一)の力

青年労働者の交流集会が開催されました。この労働学校の受講生・卒業生が中心になって、青年労働者がこれから労働運動を一生懸命やって、労働組合を闘う労働組合にしていこうという集会が行なわれて、私も講師としていろいろ話をしてきました。
まだささやかかもわからないけれど、この労働学校でいろいろ勉強したことが、具体的に実践に移された、そういう点では非常に感無量、いい青年労働者の集会が行なわれたと思います。
やはり青年労働者の力が現状を打開する大きな力になる、ある意味では唯一の力であると。こういう運動を着々と進めることが労働学校の一つの実践的成果であると考えます。
(第11回講座・代表あいさつから)

ひとりは万人のために 万人はひとりのために

交流の広場−闘いの輪(受講生の声)を随時発行しています

感想文紹介

れからも労働者意識を強くもち、労働者として生きようと思った。

族独立戦争に労働者の視点が必要だ、ということはとても重要な指摘だと思いました。結局、「民族独立」がゴールでなく、世界全体が資本主義社会を終わらせない限り、ダメだっていうことですね。
 第11回にして初めてすべてに(ほぼ)覚醒状態でした。(顧問の話を聞いてなかったからか……!?)

ラリーマンとか失業者をプロレタリアートと考えていいか、という話ですが、以前、専業主婦は働いていない、といって、女性労働者との対立をあおる、というTV番組がありました。その時に私ははじめて階級という視点で見た時に、対立ではなく団結して、ともにすすむ関係ということが分かったと思う。
 共産党が「生産力が発達すれば社会は変わる」というのは、プロレタリアートの力を信じていないからか、それとも革命を避けたいからなのか。生産力が社会を変えるのではなく、労働者階級が資本家を倒さないと社会は変わらない。生産力が限界に達したら、自動的に世界、社会が変わるという考えは間違っている。労働者階級のたたかいこそ! という話、すごく納得しました。
 ブルジョアジーを打倒する武器をとる人々が、プロレタリアートであるということは、すぐわかりましたが、その武器が階級闘争だったというのは気づいてなかった。ちょっと感動しました。
 『共産党宣言』を読むと、歴史が(何か有名な人物のものではなく)われわれの歴史になった気がします。

剰生産という疫病におかされた資本主義は葬り去るのみである。ブルジョアジー自身がつくり出した武器をとり、われわれ万国のプロレタリアートが団結して、葬り去るのである。
 資本主義の仕組みがよく分かりました。

業革命から共産党宣言までの長い歴史の中で労働者が血を流して獲得した権利を総評が解散して連合になってからは、資本の言いなりになり、ストライキも指導できない。組合役員になって現場の労働者階級は一番不利益を被っている。労働者が世界の主人公になる様に、労働者は団結して総決起しなければならない。労働者の代表の政党を早期に実現するのも手段の一つと思います。

〜ん、日共の述べている社会革命が、私のとらえた意味ならば、間違っているのはわかります。でも、合っているかどうか自信ありません。なんせ、使っている用語を正確につかんでいないので。
−ただ、「あくまでも労働者が資本家をたおして新しい社会ができる。条件だけならいくらでもあった」という意味は、よーくわかりました。
 私のわからなさ加減は、たぶん鎌倉先生の授業をさぼってしまったからです。今、それに気づきました。

回の講義は一つの視点であり、すべてではないと考えます。たしかに資本家と労働者という構図は現実にあります。われわれ労働者はたしかに資本家の意のままに使われている部分があるのは認めます。だからといって「革命」がすべてを解決するのでしょうか。はたしてどれだけの人が「階級意識」をもっているのでしょうか。ものの考え方の中心をヨーロッパ主義に置いているから硬直した考え方しかできないのではないかと思ったりもします。私は何も社会主義=共産主義を否定する立場の者ではありませんが、同調することはできません。私の生き方の指針は別のところにあります。いみじくも講師が「この中に神を信じる人はいませんよね……」と話されましたが、私はその神(アッラー)を信仰する者です。ではなぜこのような学習会に参加しているのだと問われかねないのですが、一言で言うならば労働組合は必要であるし、今の社会のあり方は間違っているからです。だからといってマルクス主義の信奉者になるわけにはいかないのです。しかしこの労働学校には最後まで参加させていただきます。

日の授業は私の頭でも理解しやすかった。
 だけどやっぱり労働者が資本家を倒すという事が現実に起こりえるのだろうか。起こりえたとして、その社会をリードする人(例えば村長とか、町内会長とか?)は絶対に出てくるわけで(必要なわけで)、それは資本家とはまた違うのだけれど、結局ピラミッド型の構造の中に組織されていくという現実はかわらないというか、平等とか公平とか、そういう世の中はできないんじゃないかという気がする。
う〜ん・・・なぞです。

「生産のたえまない変革、社会状態全体の不断の動揺、永続的な不安定と運動、これがこれまですべての時代と異なるブルジョアの時代の特徴である」というところで本当にそうだ!!と思いました。
 僕の勤め先は自動車部品の倉庫の会社です。短い間に部品が新しい物に変わることがよくあります。ひどい時には3ヶ月で変更になったこともあります。
 仕事の内容やその順番などもよく変わります。その度に対応に苦しみます。さらに去年の12月頃から仕事が爆発的に増えています。「早く普段の量に戻ればいいのに」と仲間は言います。僕もそう思います。仕事に翻弄されるのはもうたくさんです。生産力を労働者の手に取り戻す以外に、この状態が終わる事はないとあらためて思いました。

次回はいよいよ最終講座
講座終了後、実践編と合同で修了式を行ないます。万障繰り合わせの上、ご参加ください。
修了レポートも忘れずに!
「日の君」闘争、3・20国際反戦闘争、05春闘を大爆発させ、「笑顔」「笑顔」で集まろう!

労働者学習センター事務局
千葉市中央区要町2−8 DC会館 電話 043-222-7207 FAX 043-224-7197

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