労働学校通信 第W期No.10 |
次回講座のお知らせ
国家について
講師 藤村 一行(社会問題研究家)
「国を守れ」という宣伝が吹きあれるなかで、労働者の立場から国家とは何かを提起する。
1月15日(土)13じからDC会館(JR総武本線東千葉駅前)
*講座終了後の懇親会にも参加しましょう。
労働学校通信 第10 (2004.01.10発行) |
謹賀新年
代表あいさつ |
ひとりは万人のために 万人はひとりのために 交流の広場−闘いの輪(受講生の声)を随時発行しています |
感想文紹介労働者が資本の支配と闘うにあたって、「国家とは何か」は基本的視点として極めて重要だということを改めて思いました。 支配階級との闘争、衝突を回避するため、秩序を押し付けてくる国家。というか、国家そのものがそのための秩序を生み出す道具ということですよね。「日の丸・君が代」について職員会議で議論になるとき、無用に混乱を持ち込むな、ということがありますが、まさに階級闘争を公の秩序ということを理由に権力を押し付けてくる典型だということですよね。そして、それが通っていく雰囲気は、人間がそういった強制される秩序というものが楽だと思っているからだと思いました。 人民のための国家であったはずが、ブルジョアのためのものになっているという事実は、現在の職場においても実存している。上下の階級によって分裂がまさに起こっている。権力に抑圧されていることは今回の講義でよく理解できたが、今後、このまま権力に支配されなければならないのかと疑問に感じた。 国家って何なんだということを考えるとき、どういう立場に立って考えるのかという提起は、そのとおりだなと思いました。私たちにとって国家は必要なものなのか、必要ないのか。必要ないということをはっきりさせられたと思います。 国家がブルジョアジーの支配手段以外の何者でもないということが初めて明瞭にわかりました。学校で労働者について何も具体的に教えないのも当然のことなのですね。今日の話で"こっち側"を分断する「非暴力」という考え方が本当にやばいものであることも、うっすらわかった気がします。日共の大好きな憲法について書かれた「新しい憲法のはなし」だって、「これはみんながつくったものです」とか書いてありますが、これ大ウソなんですよね。よく考えたらそうですよね!! |
労働者学習センター事務局 |