感想文紹介
すごく面白くて空気が入るところがたくさんあったのに、気づくと寝ていて悲しかった……(昨日当直だったので)「アッ、いつも寝てしまってるが……」
・「米軍基地は占領の結果でしょうがない」ではなくて、積極的に日本の支配層はそうしていた。
・アジアの緊張は日本がつくりだしている。
・本来なら負けた日本が分断され、勝った朝鮮に平和が訪れるべきなのに、その逆になっている!!
・憲法の「護憲」運動(今の9条も!)は受動的で、人民に憲法の制定権があるはず
など、多くの状況を「そのようになっている、されてきた」と私たちは考えていて、でも実は「そうしている」のであって、それを労働者が主体的に「かえていく」ことが本当の意味での「戦後」にしていく上で重要なことを理解しました。
あらためて日本国の利権だけを考えるようなものに未来はなく、Internationalでなければなりません。
先生のお話は本当に面白く、全10回シリーズぐらいでやってほしいぐらいです。学校で教える日本史って本当に表層のさらにそのうえの薄皮っていう感じです。
2時間ぶっ通しで水も飲まずに講義される先生のバイタリティーとマイクなしでも後まで聞こえる大きな声、これだけでもう十分お腹いっぱいになってしまいました……。
きっと話したいことがいっぱいありすぎて、話しきれなかったのだと思います。やっぱりベースの違いが大きすぎてよくわからなかったです。何が大切でどこは流していいか……とか。
読売が左寄りだったなんて驚きです。今日の講義を聞くと、リストラも今始まったことじゃなく戦後からもうすでに始まっていたことなんだと思いました。
今までアメリカは敵だと思っていたし、アメリカの人たちは戦争が起きたり軍にかり出されたりする事も生活の一部みたいになっていて反対の声を上げる人も少ないのかと思っていました。だけど日本人なんかよりよっぽど反対の声をあげているし、その事そのものを問題ととらえている人が多いという事を11・7で痛感し、心強く思いました。
こんな事を書くのは的外れかもしれませんが、私は自衛隊は間違いなく軍隊化すると思うし、基地だって今以上に増やされて、日本はアメリカに勝るとも劣らない軍事国家になると思う。残念だけど、それは今のアメリカがそうなように、私たちの力では止められないと思う。(近い将来的に、という意味で)
だけど、そんななかでも必死に反戦を訴え、捕まってもなお屈しない、正しいことを正しいと、間違っている事は間違っていると言えるジャック・ヘイマンさん他、あの日に集まってくれた人達のように、私も自分の信念を曲げないでいたいと思いました。そうしてそんな人達が減らずに増えていくことで遠い将来(中野さんがかけた40年以上かもしれませんが)実を結ぶ日は必ず来る、と思います!
伊藤先生が冒頭におっしゃった「第2次大戦後も戦争はずっと続いてきた。日本の労働運動はこれを見過ごしてきた」ということは重要だと感じました。
2回の講義の中で、今自分たちが乗り越えようとする労働運動は、イラク戦争、世界戦争情勢下での労働運動をどう進めるかということであり、それは戦後の労働運動に単純に戻そうというものでもないということがわかりました。
ひとつは、日本がやはり戦後も帝国主義として存在してきたということ、(もちろん、世界が帝国主義の時代であることにかわりないということ)をはっきりさせることだと思いました。戦後の新しい帝国主義の対立の中で、労働者は自国帝といかに闘い、世界の労働者とどう連帯すべきかをたたかいとる必要があるということ。
ふたつに、戦後の一定の「発展」の中で、労働運動の指導部が企業防衛にからめ取られていったということ、この二つの点で2004年の11・7全国労働者総決起集会は、戦時下において戦後の労働運動の指導のあり方を乗り越えるものとして登場したと思います。労働者の共通の敵は帝国主義であり、その共通の敵を打倒するために国際的に連帯しようということ。そしてその団結した労働者がいかなる力をもっているかをはっきりさせたことです。資本家に依拠しなければ労働者は生きていけないのではなく、命脈つきた資本主義を打ち倒してこそ、社会の主人公として労働者階級は生きていくことができるということをはっきりさせたと思います。
今回の講義を通じて、自分たちの闘いの方向もはっきりしてきました。どうもありがとうございました。
朝鮮戦争下の労働運動が時間の関係でできなかったのが非常に残念。別の機会に聞かせてもらえたらと思う。
45−49年の労働運動について、知らなかったことだらけだったので、有意義な話だった。戦前、戦中の労働運動に対する総括、批判がキッチリされてこなかったことが、戦後労働運動の最大の弱点だと思われる。そういう意味でも、戦前、戦後の労働運動についてもっと勉強していきたい。
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