労働学校通信 第W期No.04 |
次回講座のお知らせ
8月21(土)・ 9月4日(土) 各13:00〜
◆資本主義とはどういう社会か−賃金と搾取の仕組み
◆講師 鎌倉 孝夫(埼玉大学名誉教授・東日本国際大学教員)
マルクス主義経済学者。『資本論体系の方法』(日本評論社)、『資本論とマルクス主義』(河出書房新社)、 『経済学方法論序説』(弘文堂)、『「国鉄改革」を撃つ〜公社交通の再生』(緑風出版)など著書多数
7月17日(土)13時から・DC会館
*講座終了後の懇親会にも参加しましょう!
労働学校通信 第4号 (2004.07.10発行) |
代表あいさつから
確かに労働運動というのは、いろいろ小さなところ、大きなところを問わず、職場の中で地道に闘いを続けて団結を堅持するということが基盤です。しかし、こういう情勢になると「関ヶ原の一戦」−どこかで勝負して、そこで勝つということが必要す。そこで全体を獲得していく。 この数年間は国鉄労働運運動をめぐる攻防でした。1047名闘争が存在している以上、決着はつかない。ここが労働者の結集軸になっている。そこに今度は教育労働者の闘いが加わる。ここが決起するとまた一つの結集軸ができます。 勝負−団結を維持・強化すること そこが勝負です。勝ち負けというのは、表向きどうのこうのじゃないですよ。今、労働者の勝ち負けの基準は団結を維持すること、強化することです。目先のことは全部負けます。しかし、労働者が団結していくことをやり遂げたら勝ちです。負けはいくらでも取り返せます。 8・6ヒロシマという格好の場を設けて、なによりも反核、そして反戦の沖縄と並ぶ重要な位置をしめている広島で、教育労働運動が新たな段階にたつ。同時に8月6・7日、青年労働者の全国交流集会が成功すれば、大きな闘いの布陣をつくりあげることができると思います。 今年、闘いの最大の集約点としての11月労働者集会は7日にやります。核心は、労働者が団結して闘うということ、闘う労働組合を本当にあらゆる産別につくるということ。労働組合が起ちあがるということをつくるために、何としても今年の後半戦はがんばらなければいけないと思います。 |
ひとりは万人のために 万人はひとりのために 交流の広場−闘いの輪(受講生の声)を随時発行しています |
感想文紹介イラク戦争の実態の中で、ファルージャでの戦争が単に悲惨なもの、米の強力部隊がイラク人民を攻撃しているという認識でしたが、イラク人民の尊厳をかけた抵抗闘争ということを聞きまして、人民の団結の強さ、決起というものが確かにあると思いました。2.帝国主義間の戦争とは、全世界の一握りの権力者、独占企業の利益のために起こるのであって、国のため、国民のためではない。そして全世界人民の団結があれば、労働者の権力のある社会が造れるということがわかりました。 いずれは米と日が戦う世の中になっていくような気がした。侵略とはつまり人や国と戦って自分がのし上がり、権力を誇示しやすい世界を造るということなのかも知れないが、どうしてそんなことをしなくてはならないのか。 "本気で戦争を止めたい! どうしたらいいんだろう"という疑問を最近ぶつけられた。その人にまた会う機会があれば、今日の話をしたい。戦争は帝国主義の破産のあらわれであって、"敵(=帝国主義)"が巨大な力をもっているように見えてもおそれることはないんだということ、戦争を終わらせることができるのは労働者の革命なんだという話は(実際に戦争を終わらせた)勇気の出る話です。 第二次大戦への経緯等とここ数年の動向を追っていくと、既に世界戦争は避けられないのではないでしょうか?島崎さんはどう思っていますか。そういう流れを止めることは可能だと思いますか?労働者国家とは何ですか。金(硬貨や紙幣)は必要(今までどおり)ですか。給料明細とかも。 去年、ワールドアクションでの講演もお聞きしましたが、さらに詳しい内容になっていてとても勉強になりました。改めて戦争と経済の切っても切り離せない関係を認識しました。 アジアにおける日本企業の搾取や弾圧の実態をもっともっと対象化しなければならないと改めて思った。ともするとアジア人民との関係を侵略戦争との関係のみでとらえてしまいがちになるが、例えば韓国の民主労総の労組には日系の企業の労組があるはずなわけで、日韓連帯という場合等にも欠かせない領域だと思う。 日本は世界の帝国主義の鎖の中で「最弱の環」ということだが、もし帝国主義というものが「労働者が闘っても世の中は変わらない」というあきらめ、錯覚をエサに育つものだとすれば、今の日本は「最強固な輪」ともなり得るようなあきらめムードがあるのではないだろうか。 |
労働者学習センター事務局 |