労働学校通信

実践講座
第W期No.04

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2005年2月26日(土) 13:00〜
 戦争と大失業時代の労働運動
 講師 斉藤 弘平(元総評オルグ)
 ※16:00から懇親会を予定しております PartyCompany(会費1,000)

労働学校通信(実践講座) 第4号 (2004.12.10発行)
がんばろう労働者!たたかおう労働組合!ひろげようインターナショナル

11・7集会に万余の労働者の結集を勝ちとろう
それをやりぬく大きなキーワードとなる国際連帯  

(労働者学習センター・中野代表挨拶要旨)
 昨年の実践編でアメリカの労働運動をやった。国際連帯の立場から各国の労働運動の現状をわれわれが認識することが重要な時期にきている。特に昨年の11・9集会で日米韓の労働組合が一堂に集まって大集会を成功させた。このことがわれわれの予測を越えて注目をあびた。「俺たちは鉄路に生きる2」も今年のサンフランシスコ・レイバーフェスタでは英訳本が出版され販売された。韓国語版も間もなくできると思う。動労千葉の労働運動も千葉県の片隅でしこしこやってきたが、それなりに見る人は見ている。あらためてインターネットの威力を感じている。
 せんだって委員長がレイバーフェスタに招かれた。サンフランシスコの労働者たちも、昨年の11・9のことをちゃんと自覚していて、もう今年の11・7には20名ぐらいの代表団を派遣するというようなことを向こうから言ってきている。MWM運動というのが今年の3月頃すでに提起されている。ワシントンに100万人の労働者を集めようとしている。「プッシュ打倒!ケリーもNO」これで労働者を結集しようとしている。得手勝手に解釈すると、彼らは去年の11・9に来た。日本の3組合が全国ネットワークをっくろうと呼びかけている。「日本でやってるんだから俺たちもできるんじゃないか」と言いだしたということで、向こうは100万人集会。うちは5千人集会。非常に差があるが、それはアメリカ帝国主義と日本帝国主義の差じゃないかと思っている。そこまで言われると「今年も5千」というわけにはいかないから、せめて万余の労働者を結集しようというふうにスローガンをあらためようじゃないかと刺激を受けている。
 6日は教育基本法反対集会だから、連続闘争になる。改憲攻撃、すでに有事法が通り、イラク自衛隊派遣、多国籍軍にも参加するという状況の中で、労働者が大きな反撃を開始する。今年の11月は去年以上の闘いをやっていかなくてはならない。キーワードは国際連帯になる。

ひとりは万人のために 万人はひとりのために

交流の広場−闘いの輪(受講生の声)

◎ 受講感想・感想編

●「光州蜂起」の映画を見たことはありましたが、具体的に韓国労働運動についてお話しを聞くのは初めてでした。すごい弾圧を打ち破るものすごい労働者のエネルギー、反動とのせめぎあいが映像から伝わってきました。
●民主労組のあのパワーというか、戦懐するくらいの怒りや団結力はどこから生まれてくるのか?そして感動しました。
●民主労総結成に至る闘いを初めて知りました。やはり、現場労働者の決起が最大の力となると思います。日本労働運動は、連合に見られるような右への動きを現場労働者の力でかろうじて止めています。労働者階級の国際的連帯をつくり出す闘いが11月だと思います。
●韓国の労働者、学生の自分たちに対する国家、資本の攻撃に対して、身をもって闘い抜いている姿に感動した。日本の労働者に欠けているものを学ぶことが出来たと思う。あきらめずに、闘い抜くことが重要だと感じた。
●韓国の労働運動の状況は、日本とは違う。植民地とも言える軍事独裁政権下の40年の苦闘を知ることができました。労働法がない状況での必死の闘いがくり広げられていることを思い知らされました。ビデオを見て、「労働者の生きかた」をかけた闘いである階級として、ひとつにまとめるというところは大いに感激しました。
●87年の労働者大闘争が、韓国の中心部の知識層から起こったのではなく、労働者の密集地帯からわき起こったこと、その後の民主労組結成に至る過程が、闘いの前進に応じて、その必要性の中から実践的に課題がつかみ出され、そして解決されていくものとしてあったことが印象的でした。労働者階級が自らの闘いの必要に応じて全国的な単一組織を結成した地平が、次の課題を提起しているのだと思います。労働者階級の力をあらためて深く信じることのできた話しをありがとうございました。
●韓国民主労総の闘いのすさまじさと大衆的広がりがなにゆえに可能になっているのかを、これまで私は非常に狭い枠で捉えていたことを痛感しました。80年代の学生運動弾圧を受けて、その膨大な学生活動家が労組の活動家として頑張り抜いたということがあるとは思いますが、その大きな意味は勝利するためには常に自己変革、路線的飛躍を課題にしていくという姿勢だと思います。正しいことを正しいこととして貫く強烈な意思がもの凄いと思います。
●韓国の労働運動については知らなかったので、初めて聞くことが多く参考になりました。日本ではマスコミを通じて韓国の経済のこととか、政府の労働運動への弾圧などが伝わってきていますが、知らないことが、たくさんあります。最近は動労千葉や11月集会を通しての活動から少しずつ知るようになりました。ビデオで民主労総の闘いが見られてよかったと思います。金先生の話しと関連づけて見ていてよかったと思います。選挙で民主労働党が国会に議席を得ましたので、これからどうなるか、その後の活動も知りたいと思い ます。
−実践講座よりお知らせ
《戦争と大失業時代の労働運動》と『連合労働運動をどう打倒するか』‥‥‥‥斉藤 弘平
「来年のことを言うと鬼が笑う」と言いますが、05年2月26日に実践口座の最終回として、《戦争と大失業時代の労働運動》が企画されています。極めて実践的なテーマなので、みなさんから積極的な発言を求めていこうと考えています。
 なお、この講座では、新しく発行されたブックレット『連合労働運動をどう打倒するか』をメーン・テキストに『労働運動史』および『労働運動史〔戦前編〕』をサブ・テキストにしますので、必ず読んでみてください。

労働者学習センター事務局
千葉市中央区要町2−8 DC会館 電話 043-222-7207 FAX 043-224-7197

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