労働学校通信

実践講座
第W期No.02

home page 日刊動労千葉 たたかう労組ネットワーク 機関誌・紙案内
スケジュール 組織概要紹介 リンク集 DC通信(NEWS &)
労働学校ニュース 戻る

第W期労働学校−第2回講座のお知らせ!!
 6月26日(土) 13:00〜
 司法「改革」と治安弾圧
 講師 鈴木 達夫(弁護士)
  ※16:00から懇親会を予定しております PartyCompany(会費1,000)

労働学校通信(実践講座) 第2号 (2004.06.10発行)
がんばろう労働者!たたかおう労働組合!ひろげようインターナショナル

3・20―開始された労働者階級の闘いへの胎動
核心は労働組合の団結で闘いをつくりあげること

 (労働者学習センター・中野代表挨拶要旨)
 動労千葉の労働学校も第W期目を迎えました。労働学校は第V期目まで紆余曲折もあったが、一応ホップ・ステップ・ジャンプのホップの段階は定着した。全体的に日本の中で労働者が勉強する場がなくなってしまったという状況がある。現場から労働者の力で学習し、自分で情勢を認識し、敵の攻撃を認識し、味方である労働者の状況を認識し、そういう中でどう団結していくか、ということを身につけることが労働者学習講座の最大の目的であり、われわれが職場や地域で仲間を増やしていくことを身につけていってもらいたい。
 労働学校もそろそろいろいろなことをやらなければならないと考えている。学習センターもいずれ自立していく必要がある。パンフレットが日本中の労働者に活用されるようになれば独立することができる。皆さんも職場で活用し学習センターの基盤を確立するために努力してほしい。
 今、通常国会をやっている。戦争をやる法律、治安弾圧法、生活を破壊する法。この3つを通そうとしている。中心は有事法制。経過は昨年の通常国会で有事3法が通過、そのとき国民保護法は1年先送りになった。しかし国民保護法という言い方はペテンだ。戦争をやって軍隊が国民を守ったことはない。沖縄戦がいい例だ。ACSA(アクサ)は、条約はすでに結んでしまった。あとは国会で批准するだけとなっている。イラクに自衛隊が派兵されている中での有事法制、今回、国会を通ったら直ちに発動されるということ、私は危機感を持っている。
 日本の労働者階級は3・20で日本でも世界の労働者と一緒にかつてない盛りあがりを見せた。3・20も労働者階級の胎動の開始ということを軸にして総括する必要がある。特に教育労働者の闘いは特筆すべきことだ。しかも高教組が動員指令を出していないのに立ち上がったのは非常に大きい。現在6月闘争を根回ししている最中、この成功を受けて04年後半にもっていきたい。核心は労働組合の団結で闘いをっくりあげていくということだ。

ひとりは万人のために 万人はひとりのために

交流の広場−闘いの輪(受講生の声)

◎ 受講感想・感想編

●感動した話しは「ゼニ、カネより団結の方が大事という部分です。実は自分の組合の中でも路線闘争をやると必ずこの間題にぶちあたるのです。「ストライキやると飛んで火にいる夏の虫」とか「首にはなりたくないから」とか、同じようなことを自分の組合の三役も必ず言うのでおかしくなりました。でも、「ストライキで動労千葉は元気になります」というスローガンの中に、労働者の最後の武器だというのが実例でわかります。既成指導部は、「悲痛なストライキ」くらいのイメージだと思いますが、これを打ち破る教訓が「鉄路2」にあります。
●「俺たちは鉄路に生きる2」をあらためて重要な内容をもったものであると確信しました。私は動労千葉によりそって国鉄労働運動のふちを歩いてきて30年になりますが、この本の中に確信を得たと思います。階級闘争の三本柱の重要性が明解にされました。
●本日の講座を受講して、あらためて動労千葉の存在の大きさと、組織をつくりあげている組合員一人ひとりの労働者としての誇りに満ちあふれた自信を持っていることを知った。
●闘わない労働組合と言われるようになって久しいが、将来に対する展望もなく、合理化、省力化が進む中で、まず何をすればよいのか?と常々悩んでいたが、今日の講義を聞いて自分なりの展望を持っことができるようになった。
●動労千葉の闘いを実践する。いかに実践するか。ここに力を注いでいきたいと思っています。自らの職場で資本との日常的闘いを貫く中(まだまだ足りませんが)、今はいかにしてストライキを組織し打ち抜くのかの意識になっている。職場支配権を握る、組合権力を奪取する。そこに目標を定めたからだと思います。
●今日の講義を受講して、動労千葉の闘いが階級的団結の強化・拡大を総括軸に捉えた労働運動であり、この一点をもってたたかってきた。本当にスゴイことだと思う。さらに労働者の階級性、力を全面的に信頼し、それに全面的に依拠してたたかうこと、その事を今の連合や全労連の指導部に認識させるような聞いをわれわれ労働者がつくり出していかなければならないと思った。自分も職場で仲間の不当な解雇攻撃に対して少ない人数での団結ではあるが、会社側に抗議した。仲間の解雇を撤回することが出来た。本当に動労千葉のたたかいから学んで行動することが出来た。さらに労働者に依拠した闘いをやり抜くことによって、多くの仲間との団結を勝ちとっていかなければならない。
●「もう一度読んでみよう」と思いました。労働運動は大変なこともいっぱいあるだろうけれど、面白そうだと思いました。「ゼニ、カネ以外の闘争もやる」「包み隠さず事を明らかにして、どちらが正しいのか徹底討論する」というのは、労働者を信頼していなければできないことですよね。「二者択一のときは闘う方を選択する」「常に勝利の展望を示す」e t c、原則的でわかりやすくて、でもなかなか実践できている組合が少ないことがいろいろと話され楽しかったです。
●「事故の原因は合理化にある」として、安全問題と反合理化闘争を結びっけた。反合・運転保安闘争論を確立した。これが動労千葉の原点的闘いであるとして捉えた点は決定的に重要であると思う。
●職場闘争を軸に団結をつくり、強化していくのはとても重要なことだと再確認しました。「二者択一」で悩んだときは左を選択する。とても勉強になりました。
●動労千葉結成から25年、あらためて月日の重さを感じました。何よりも変わらないものは、昔も今も、反合理化・運転保安闘争であり、解雇撤回闘争であるということです。これこそが動労千葉の闘いの原点であり、歴史である。とても誇りに思います。

労働者学習センター事務局
千葉市中央区要町2−8 DC会館 電話 043-222-7207 FAX 043-224-7197

労働学校ニュース 戻るDORO-CHIBA