労働学校通信

第V期No.11

home page 日刊動労千葉 たたかう労組ネットワーク 機関誌・紙案内
スケジュール 組織概要紹介 リンク集 DC通信(NEWS &)

次回講座のお知らせ

労働者の生き方労働者はいかなる階級か(その1)
講師:森尾 誠先生(社会問題研究家)
2月21日(土)13時から・DC会館
* 講座終了後の「懇親会」に、ぜひ参加して下さい。会費1000円。

労働学校ニュース 戻る
労働学校通信 第11号 (2004.02.10発行)
がんばろう労働者!たたかおう労働組合!ひろげようインターナショナル

第V期労働学校基礎編・開校

最大の焦点-3・20

 僕はなんだかんだ言っても最大の焦点は、イラク反戦闘争の爆発にあると思います。昨日(1月16日)成田から先遣隊が行きました。反対同盟が中心となって抗議闘争をやりました。小牧での現地闘争、旭川での現地闘争、あるいは東京でもいろいろ無数の闘いが展開されていく、その焦点は3・20にあると思います。
 今の情況でいえば、3月20日東京都心に10万・20万という規模を登場させることは全く不可能ではない。自治労、日教組は全国動員を決めました、全部東京です。そうなると都労連も動くでしょう。日比谷公園満杯となることはほぼ必至であります。
 これをどうやって一大統一行動として実現するのか。戦時下のイラクに軍隊を派遣するという、戦後今までかつてなかったことが起こるわけですから、否応なしに世の中の仕組みが全部一変することは間違いない。
実践してなんぼ
 そういう状況のなかで、首都東京で、ワシントン、サンフランシスコ、ソウル、あるいはロンドン、パリ・・・数千万の労働者の決起をつくり出せるか否か。今の階級情勢を転換させていく大きなステップになると思います。
 3・20をありとあらゆる知恵をしぼって創りあげ、このことを通して春闘再生のとっかかりをつくる。そのために労働学校がるんだと。
 マルクス主義というのは実践の哲学ですので、実践してなんぼなんですね。私たちはマルクス主義を闘いに生かすために、労働者を団結させるために、労働運動で勝利を収めるためにいろいろ勉強しているわけです。
 その初心をあらためて思い返していただいて、ぜひ今日も最後まで集中して学習していただくことを心から要請して、04年・新年にあたりましてのあいさつにかえたいと思います。
(代表あいさつから)

ひとりは万人のために 万人はひとりのために

交流の広場−闘いの輪(受講生の声)

感想文紹介

働運動、労働組合が避けられないゲリラ戦だけではなく、労働者の完全解放を目指す重要なテコとしなければならない。その偉大な認識を持つこと、この飛躍性をいかに理解させるか、理解するか、ここが重要だと思ったし、私にとっても課題であると思った。 労働者がプロレタリア革命の主体そのものであること、政治闘争を持ち込み、経済闘争と一体で闘うこと、その闘いの中に答えはあるように思った。

金闘争は労働者の生活にとって絶対に必要なものである、という問題と、労働者の苦悩をめぐる問題の根本的解決にならないという問題とをいかに真に階級的にとらえるのかが大きなテーマの一つになっていると思う。
 労組は資本の侵害に対して労働者が団結して闘うためにあるのであって、資本主義体制そのものを廃絶するためにあるのではない。しかし労組はその一方が労働者階級の完全な解放のために活動することを学ばなければならない。
 では労組は革命運動の中でどういうふうに位置づけられるのか、ということが重要なテーマとして浮上してくるのではないか。
 こういう脈絡の中で、私たちは労働運動における活動家の役割、政治活動、グループ、潮流の意義について、考えなければならないし、労組に対するスタンスとしてこれまでのあり方を問い直していかなければならないのだと思います。

ルクスはいろいろな考えから賃上げ闘争は絶対に必要だと言っていた。これから春闘が始まるが、最近では闘争しても結果が出ないので、無意味だと思っていたが、このマルクスの考えはこれからの自分たちの闘いに大いに心強く思った。

闘時期ということもあり、とてもタイムリーな内容であったと思いました。
 最後の話になりました支払い形態について、時間給について何時間働いたからいくらもらうではなく、この賃金で労働者の再生産ができるのか!?という講師の言葉は、パート労働者を組織する者として空気が入りました。
 「こんな給料で食べていけると思ってんのか」と今春闘時にスッキリと腹の底から要求できそうです。(正規職員に比して臨時職員は何%出すかという要求でくすぶっていましたので)
 また職務給、職能給、そして職務業績給は公務員職場で次々と攻撃がきており、メインな闘争になっています。しかし民間企業等がすでに導入されており、「失業するよりましだろう」などといった言葉が職場にまん延していることもたしかです。今ほど労働組合の存在の意味が帝国主義にとって問われているものはない中で、こういった攻撃とどう闘うかが問題であることか。この講義で道筋がつけられたように思います。
 また親や子よりも付き合う時間が長い労働者同士が中野さんの言葉ではないですが、「どうしたら浮かばれる人生を送ることができるのか」と日々闘争し団結していくことも、本気で社会体制の変更を考えているのなら、何よりも大切なんだということも、2004年初めの講座でしみじみ思った次第です。

までは賃金闘争は重要であるとただ漠然と思っていました。とくに深く考えたことはありませんでした。
 春先に春闘があり、賃金が上がるのは当たり前であり、労働者の権利だと思っていましたが、今日の講義を聞いて、なぜ労働者にとって賃金闘争が必要であり、重要なのかということがわかった。
 その中で労働組合の存在と役割は何かということも。今日ほど労働組合の存在意義が試されている時代はないのに、賃金闘争のできない労働組合がほとんどなのはなぜなんでしょうか?
 春闘も近いので、いい話を聞かせてもらいました。労働者として賃金闘争に運転保安闘争に全力で取り組んでいきたいと思います。

金闘争は絶対不可欠であると言われていたが、今の日本では春闘が特にそれにあたると思われるが、昨今の春闘はストライキという闘争もできないで終わってしまっているのが現状ではないでしょうか。労働組合が日和見主義になってはいけないと思います。
 私もそうですが、もう一度労働者の原点である労働者の究極的解放を考え直すべきだと思いました。

労働者学習センター事務局
千葉市中央区要町2−8 DC会館 電話 043-222-7207 FAX 043-224-7197

労働学校ニュース 戻るDORO-CHIBA