労働学校通信 第V期No.04 |
次回基礎講座のお知らせ
社会主義と戦争
−戦争に対する労働者の立場
講師:村越 一郎(経済問題研究家)
7月19日(土)13時〜DC会館
*講座修了後の「懇親会」にもぜひ参加して下さい。(会費1000円)
労働学校通信 第4号 (2003.07.09発行)
がんばろう労働者!たたかおう労働組合!ひろげようインターナショナル |
代表あいさつ考え方をしっかり持つ 今日は「社会主義と戦争」というテーマを勉強します。簡単に言うと、戦争が起きたときに労働者階級はどういう立場をとるべきかということです。いまあまり本屋にないので講師がつくってきてくれましたけど、第1次世界大戦が始まった翌年の1915年にレーニンによって出された「社会主義と戦争−戦争に対するロシア社会民主労働党の態度」という小冊子を中心にお話をします。 身近に迫った戦争という問題 連合という労働組合のナショナルセンターがいち早く有事立法賛成の見解をだし、それ以降、民主党が修正に応じた。本来なら国会の中で激突し、乱闘国会になって、どっかの党派が演壇占拠してもおかしくない法律が90%の賛成で通ってしまうという事態の中に私達はおかれているということです。 迷ったら左、左へ しかし、こうした状況に対して現場から激しく反対派が生まれています。有事立法、イラク侵略、朝鮮侵略戦争ということを軸に据えて、一体これに対してどういう立場をとるのかとうことで、完全に左右の分裂が起きるという過程に入っているわけです。 |
ひとりは万人のために 万人はひとりのために 交流の広場−闘いの輪(受講生の声) |
◎感想文紹介「戦争に反対」ということが「当たり前」でされなくなってしまう戦争体制が激化している。「北朝鮮の核問題」「拉致問題」「不審船問題」等のメディアを使った攻撃の前に連合から共産党にいたるまで屈服してしまっている。 今、本当に労働者としての戦争に反対する闘い『資本主義にNO!と言える』階級的な闘いが必要である。 *今日のテーマ「社会主義と戦争−戦争に対する労働者の立場ということでしたが、われわれ労働者は戦争に対してみんなが反対だと当たり前のように思っていたが、そうじゃない現実が一方で生まれていることを知り、あらためて戦争反対に確信を持って、ひとりの労働者として反戦を闘っていかなければならないと思う。 *前回、前々回は資本主義についての講義でありましたが、社会主義にも同様に歴史があることを学ぶことができた。資本主義では特にアメリカが多く目立っていましたが、社会主義ではヨーロッパが中心となって発展していたように感じました。 *わからないところがわからない。 *社会が不況になると、強盗、殺人、暴力等、人々の不満のはけ口は社会的弱者や反社会的行動に向けられる。この力を権力側に向けなければ社会は変わることはできないし、労働組合はその方向を示していかなければならないのではないだろうか。 *帝国主義の時代だから戦争がくり返されるのだということがわかりました。戦争をなくすためには、社会主義の世界をつくらなければならない。このことをみんなに知らせなければいけないと思います。 *第一時世界大戦とかレーニンとか、言葉では知っていても内容はまるで知らなかったです。やっと入口という感じです。当時、いろいろなところで労働者の会議が開かれていたようですが、交通手段もたいしてない時代に感心させられました。 *連日の新聞、マスコミによる戦争をあおるような報道により、戦争が既成事実化されようとしていることは非常に恐ろしいことです。共産党まで賛成する発言が出てるとは思いませんでした。
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労働者学習センター事務局 |