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総武快速線・津田沼〜幕張間でレール交換(6/7)
安全運転行動を貫徹しよう
津田沼−幕張間の安全運転行動は6/7終電をもって集約。その他の行動は継続

千葉支社は、安全運転行動を処罰しようという断じてゆるされざる対応を続け、監視・どう喝をもって闘いを潰そうとしている。尼崎事故を忘れるな。不当処分策動をはね返し、断固として闘いを継続しよう 【写真】は、総武快速線・津田沼〜幕張のレールの状況。ほとんど破断寸前のボロボロ状態が数百メートルに渡って続いている
総武快速線・レール無惨! NEW

 6月6日、終電後の列車間合いで総武快速線・津田沼〜幕張間のレール交換工事が行われた。交換されたのは28q840〜29q90までの250mで、損傷の最も激しい箇所である。
 さらに6月16日に同下り線25q156〜25q783の627m、7月27日に上り線31q398〜31q743の345mを交換することを確認した。下り線は、今回工事の下り方など、他にもレール交換が必要な損傷箇所がある。これについてもできるだけ早い時期に計画することが確認された。

一部集約を決定

 本部はこれを受けて、総武快速線・津田沼駅〜幕張駅間の安全運転闘争については、工事後の安全確認のうえ、6月7日終列車をもって、一旦集約することを決定した。その他の項目については、今後も安全運転行動を継続する。

(1) 安全運転行動のうち、総武快速線・津田沼〜幕張間上下線の安全運転行動は、6月7日終列車をもって集約すること。
(2) ただし、未だ抜本的な安全対策が完了したとは言えない状況にあるので、運転中危険と認めた場合は、直ちに速度を下げること。
(3) その他の項目については、引き続き安全運転行動を継続する

 処分の脅かし、監視・現認をはね返し、闘いを継続しよう。闘いなくして安全なし。これはほんの小さな一歩に過ぎないが、昨年来の相次ぐレール破断に対する1年半にわたる闘いがあったからこそ実現した成果である。

1級線でこの事態

 総武快速線・津田沼〜幕張間のレールは、下の写真のようにレール踏面の無数の傷が数百mも続く状態であった。そしてこの区間で、昨年、今年と二度連続してレール破断が発生したのである。
 東京との大動脈であり、最もグレードの高い1級線でこのような現実が起きている。レール交換が済めば安全対策は万全ということではない。なぜこのようなことが起きるのか。列車速度や構造上の問題はないのか、検査体制は十分なのか、あらゆる角度から徹底した検証が必要である。
 鉄道総研のレポートでも、レール破断はレール表面の傷から成長していくと考えられるが、成長速度などは未だ解明されていないと報告されている。当面の対策としてレールを交換したから万全ということではない。

徹底した検証を!

 とくに保守・検査体制の徹底的した見直しが必要だ。レールが真っ二つに折れるまで事態が把握できず、あるいは傷があることを承知しながら放置され破断に至った自体、絶対あってはならないことである。
 JR東日本は、保線業務を丸投げ的に外注化し、しかも線路の徒歩巡回周期、列車巡回周期を約3倍に延伸した。外注化にともなって、保線区体制も抜本的に縮小され、ベテランの労働者が、熟知した受け持ち線区を担当するという体制も解体された。「最新のテクノロジーを活用した検測車の導入」が検査周期延伸の理由とされたが、それが機能していないことが、事実をもって突きつけられている。
 われわれは今後も、検査周期をもとに戻すこと、業務外注化の撤回等を強く要求して闘いを継続する決意だ。

 千葉支社は、安全運転行動を処罰しようという断じてゆるされざる対応を続け、監視・どう喝をもって闘いを潰そうとしている。尼崎事故を忘れるな。不当処分策動をはね返し、断固として闘いを継続しよう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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