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 12月ダイ改に向げて千葉支社と集中的に交渉を行う

運転保安確立、労働条件の向上へ闘いぬこう

 12月ダイ改に向けた千葉支社との団体交渉は、11月19日〜21日にかけて集中的に行われた。
 今次ダイ改での問題点の解決や行路・交番表に関する問題点を各区毎に指摘し、運転保安確立、労働条件の維持・向上に向けて千葉支社を厳しく追及してきた。

行路表は労働条件と同時に提案を

 特に今次ダイ改では、千葉支社からの行路の提示が遅れた関係(10月13日)で、各区でのダイヤ検討を行う期間が相当に厳しかったことを取り上げ、今後の行路・交番表の提示については、労働条件の提示 (今年は9月27日)と同時に行うことを厳重に求めた。とくに、現場でダイヤ検討を行う場合、検討日時の設定、検討した内容の整理・集約等を行うと10月中での集約が厳しくなり、そのため千葉支社との交渉日時もずれ込むことになる。こうしたことは問題点をダイ改に十分反映することにも影響を与えることになる。こうしたことからも、労働条件と同時にダイヤの提示を行うことを求めてきた。
 また、休日ダイヤについては、11月に入ってか提示されており、検討するにもダイ改までの時間がない状況になつていることから、平日ダイヤと同時に提案することを改めて求めてきた。
 総武本線1往復の廃止を撤回しろ
 今次ダイ改において千葉支社は、総武本線・千葉〜成東間の各駅停車1往復を削減するとの提案を行ってきた。これは、列車を利用する乗客が少ないことを削減の理由にあげている。この列車が削減された場合、佐倉から下り方面は1時間近く列車が無くなつてしまうなど、地元の足を奪うことになつてしまう。
とくに、列車を1本削減すると言うことは、単に列車が無くなるということだけではなく、それに連絡するバスなどの地方の交通網をも切らざるを得なくなるという状況が発生し、最終的には鉄道を利用する乗客がさらに減るという悪循環を繰り返すことになる。今現在でも房州方面等は列車が削減されて通勤できないということで上り方面に引っ越す人が多くなっているが、こうしたことを反映しているといえる。
 このような状況から、公共交通としての足である列車を確保することは鉄道会社としての使命であり、列車の削減はさらに地方の活性化を奪うことになることから、削減の中止を強く求めてきた。

特急、快速の停車駅の統一をはかれ

 一方、今次ダイ改では、京葉線については白紙ダイ改が行われ、駅における列車の定時間隔での運行が行われると同時に、快速列車停車駅の見直しが行われた。この間の京葉線における快速列車の停車パターンについては、平日、土曜、休日、時間帯に分けられており、事故を起こす原因になりかねないことを指摘してきた。今回のダイ改では、新たに八丁堀、南船橋、千葉みなとが常時停車駅として見直すなど、一定の改善が見られたことから、さらに停車駅の統一を求めてきた。
 また、特急列車については、内房線では五井、富浦等が、外房線では土気が新たに停車駅となつたが、全体的には統一されていないことから、さらに統一を求めてきた。

京葉線は音駅停車の強化をはかれ

 現在京葉線は、各駅、快速、内外房の特急列車等が混在して運行されている。このため各駅停車を利用した場合、途中駅で快速や特急にぬかれ、通常よりも大幅に時間を費やしてしまう。
しかもこれ以上線路数が増えることがないことを考えると、各駅停車を強化することでこうした矛盾を解決できるとの指摘を千葉支社に行ってきた。

一旦通告した指示を直後に撤回?

 この間、指令からの指示について、一旦通告した内容を直後に取り消すという事態が多発している。しかも通告している無線の背後からは「それじゃないこっとだ」などと訂正を促している言葉が無線を通じて聞こえてくるという状況だ。指令が通告するという場合は、何らかの輸送混乱や、緊急事態が発生していることだが、その内容が通告直後に撤回され、通告し直されるということは、混乱の上にさらに混乱を重ねることになり極めて重大な事態であることから、指令が通告を行う場合の内容の確認及び通告方法等を徹底するように厳重に申し入れた。
 一方、10月の台風で倒木が多数発生したことから、今後の危険木等の伐採計画を明らかにするように求めたことについて千葉支社は、「今年度内に沿線に近接(用地から5b程度の範囲)する木1000本を伐採する予定」と回答してきた。各線区毎の予定については把握できていないとして、今年度上半期の各線区毎の伐採実績について以下のとおり明らかにしてきた

 ・総武本線  70本
 ・我孫子線 100本
 ・成田線 110本
 ・外房線 180本
 ・内房線  20本
 ・鹿島線  10本
 ・久留里線   5本

(各区毎の交渉経過は別途掲載【5590号】

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