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 12・26出向差止訴訟提訴に全力で結集しよう!

日  時 12月26日 13時 東京地裁に集合
指定列車 千葉駅5番線 12時01分快速列車 最後部乗車
強制出向差止本訴訟の勝利に向けて全力で闘いぬこう!

千葉労働局がJR千葉支社を調査!一ノ宮派出で委託業務を確認

 12月26日、強制出向させられた動労千葉、動労水戸、動労連帯高崎に所属する組合員53名は、東京地裁に対して、出向命令の無効を求める裁判に起ち上がります。強制出向粉砕に向けて、12月26日、東京地裁に結集しよう!

大幅な不利益強制ー出向の延長=事実上の「転籍」だ!
 業務外注化に伴う強制出向は、100%違法だ。そもそも、就業規則に出向規程があるからといって本人の承諾なしに一方的に出向を強制することなどできないのだ。特に今回の出向では、休日数が5日も減ること、出向中の特別加算金(2500円)を日給に換算した場合著しく定額であること、今回の出向はJRで行っていた業務に就くことが条件であったにもかかわらず、出向直後から碍子清掃等に従事させられている労働者がいるなど、今後、検修・構内以外の業務に就く可能性があること、人間ドックについても、出向者の場合には3年目の無料実施がなくなり、5000円の実費負担になること等々、極めて大きな不利益を被るのだ。
 そして、今回の出向の最大の問題は、JRへの復帰があり得いないこと、行きっぱなしの出向になるということだ。これは、会社も認めているとおりだ。会社は、この間の団体交渉において、次のように回答している。
組合 出向から帰る場所はどうなるのか。 特に派出などは職場丸ごと委託になる。 元職場といってもその職場がないではな いか。どこに戻るんだ。
会社 派出の場合には、延長になる。
組合 「延長になる」ということは戻る場所が ないということだ。会社が「延長」を判断した場合、どのように説明するのか。
会社 本人に希望を聞くことになる。
組合 本人が「延長」を希望しない場合は?。
会社 本人が延長を希望しない場合には、任用の基準で出向を延長することになる。
 戻る場所について会社は、保全検査や技術管理を上げているが、これらの業務も「委託対象業務」であることを会社は認めており、結局、将来、戻る場所などないこと、出向の延長が延々と行われるということだ。こうした出向の延長=事実上の転籍は、この間の裁判でも違法とされてきた部分だ。

出向4要件を全く満たしていないことは明々白々だ!
 さらに問題なのは、千葉労働局が示した出向に間すぬる4要件(人事交流、経営状況、技術移転、能力開発)からも著しく逸脱しているということだ。
 千葉労働局も、人事交流ではないこと、JR東日本の経営状況が03年度以降最高の利益を上げている状況であり、経営上も業務委託ー出向を行う必要がないこと、千葉鉄道サービスに検修・構内業務ができるプロパー社員いないために技術移転や能力開発ができないことを認めている状況だ。

現場の怒りが労働局を動かしたー闘いはこれかが本番!
 こうした中、12月に入って、千葉労働局がJR千葉支社に対して現場調査に乗り出したことが明らかになった。
 12月7日、15時30分頃、一ノ宮派出に、千葉労働局の担当者3名と千葉支社の管理者2名が訪れ、業務外注化後の入換業務や列車の併合作業の流れについて確認したというのだ。
 これは、この間、動労千葉が千葉労働局に対して行った偽装請負に関する違法申告を受けて現地調査を実施したということであり、外注化に対する現場の怒りが千葉労働局を動かしたのだ。
 これは、重大なたことだ。労働局も今回の業務外注化が偽装請負だと見て動き出したということだ。
 出向の要件も満たしていない、しかも偽装請負によって出向させられているということは、違法以外の何ものでもない。
 強制出向を絶対に粉砕するために、12月26日、出向差止訴訟の提訴に、全力で結集しよう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう
 
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