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No.

すべての原発をなくせ!


野音を満杯にした集会


デモに出るNAZENの隊列

各地で集会・デモ行われる

12・10「さよなら原発」集会
 12月10日、東京日比谷野音において「さよなら原発1000万署名集会」が開催された。9・19の反原発6万人集会の高揚をひきついで5500人が参加し、原発再稼働阻止、全原発の廃炉へ行動を起こしていくことを誓い合った。
 おりしも前日9日に、野田政権は参院で原子力協定の国会承認を行い、ヨルダンやベトナム、韓国、ロシアなど4カ国と原発輸出に向けて動き出した。福島の原発事故が未だ収まりもせず、放射能は大気や海へ垂れ流したまま、放射能汚染に対するなんの方策もできていないのにも係わらず、海外へ原発を輸出するというのだ。怒りにたえない。
 集会では、よびかけ人の大江健三郎氏や鎌田慧氏らの発言のあと、福島からの2人の発言は、福島の厳しい現状を報告し、政府・東電に対する怒りをにじませるものだった。大熊町から避難しているハイロ(廃炉)アクションの大賀あや子さんは、「除染を行ってもあまり効果が上がらない。農作物も汚染されている。真実が隠され、人と人が分断されていく。このことがいつまで続くのか」と時に言葉をつまらせながら訴えた。南相馬市在住の福島県平和フォーラムの竹中氏は、ゴルフ場の損害賠償請求での東電の回答を引き合いに出し、「東電は田畑に落ちた放射性物質は無生物であり、その土地のものだと言い放った。原子力安全委員会や原子力保安員は誰一人首になっていない。これを変えない限り、子どもたちに未来はない。日本を変えていこう」と訴えた。そして、来年3月11日には郡山市において反原発の福島県民集会への参加を訴えた。
 NAZEN(全ての原発今すぐなくそう!全国会議)とともにデモに出発。銀座では、気仙沼の産直をやっている人たちが、沿道に飛び出してきてデモ隊に大きな声援を送った。全ての原発をなくそう!

声をあげよう! 行動しよう!
 12・11反原発 船橋デモに180人

12月11日、「原発なくせ!ちばアクション」主催のふなばしデモが行われた。ちばアクションはこれまで千葉市で3回のデモ、2回ティーチインなどを開催してきている。今回、船橋で行うのは初めてだ。地元船橋や市川、鎌ヶ谷、習志野などから若者や主婦など、180名が参加し、野田首相の地元での初めての意気高いデモが行われた。
 沿道や駅前の多くの人々の拍手と声援に、反原発のものすごい高まりを感じることができた。
 デモ終了後の実行委員会には、40名を越えるデモ参加者が出席。ほとんどが初顔合わせである。自己紹介のあと、討論では、「原発は絶対なくそう」「来年はもっと集めよう」と積極的な意見が次々と出された。特に、君津からの参加者が「君津、木更津など5市35万人の水源地である小櫃(おびつ)川、湊川にある産廃処分場は、県内各地から最大5500ベクレルものセシウム汚泥が大量に搬入されている。内部被爆の危険性も非常に高まっている。みんなの力で搬入を中止させよう」という切実な訴えに参加者全員がともに闘うことを確認し、「来年1〜3月を千葉県で行動できるアクションにしよう」「千葉と福島がつながっていく行動を起こしていこう」と、2012年の飛躍を誓った。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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