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希望も把握しないままハンドル訓練を提案

JR千葉支社−10月からの実施を提案
銚子運転区−全運転士を対象
千葉運転区−総武・成田方面を中心に、通勤1時間程度

 8月23日、JR千葉支社は、「佐倉・銚子運輸区」設置に向けた乗務員の訓練計画について提案を行ってきた。
 今回の「佐倉・銚子運輸区」設置提案に関して千葉支社は、8月8日の団交において、@「佐倉運輸区」はNEXの安定輸送を考慮して設定、A混乱時にはNEXを優先し、ローカルは待機する場面もある、B要員は、今後5年間で運転士15名、車掌65名退職する。車掌・駅が厳しくなる、C「佐倉運輸区」「銚子運輸区」の行路はまだ検討中、D異動の人選は10月の面談で希望を把握する、E訓練は先行して行う、との回答を行ってきた。
 今回のハンドル訓練の提案は、「佐倉運輸区」「銚子運輸区」の設置に伴い、銚子運転区、千葉運転区、成田車掌区、千葉車掌区の4区から200名規模の運転士・車掌が異動することになり、その訓練が長期間にわたることから早めに訓練を行うというものだ。

大規模な異動であるならば、事前に希望をとるべきだ!

 しかし、いまだに「佐倉運輸区」「銚子運輸区」の要員規模もハッキリさせず、異動に当たっての人選の基準や希望調査すらも行っていない中で、一方的に訓練だけは先行するなどということは絶対に認めることはできない。
 今回のように大規模な異動を行うのであれば、まずは要員規模をハッキリさせ、異動に関する希望調査を事前に行い、異動する者を確定し、その上で十分な訓練を行うべきなのだ。そうでなければ職場は大混乱してしまう。
 しかし、今の千葉支社は、職場が混乱しようが構わない、一切を秘密にして進めてしまおうというのだ。こんなことは絶対に許すことはできない。

佐倉まで通勤1時間−ほとんどの者が訓練対象だ!

 こうした中千葉支社、ハンドル訓練の計画を提案してきた。
 訓練の対象者は、銚子運転区は、全員を対象にするとし、千葉運転区については、佐倉・成田方面を中心にして、佐倉まで通勤が1時間程度の者を訓練の対象にするとの考え方を示してきた。
 しかし、佐倉まで1時間という範囲は、内房線や外房線にまで範囲が及び、千葉以西ではほとんどが範囲に入るということだ。こんなデタラメな訓練計画があるだろうか。
 あらためて職場での団結を固め、不当な訓練については絶対に許さず闘いぬこう!
ローカル線切り捨てと団結を破壊する「佐倉運輸区」「銚子運転区」設置絶対反対の闘争体制を確立しよう!

要員規模、異動する人数、行路などを明らかにしろ!

 千葉支社の訓練に関する提案内容は以下のとおり。
@ 実施日 10月以降、準備出来次第
A 訓練対象区 
  銚子運転区、千葉運転区、 千葉車掌  区、成田車掌区
B 訓練する線区等
 ◎銚子運転区・・鹿島線
         総武快速線(停車駅)
         259系現車訓練
 ◎千葉運転区・・総武本線(佐倉〜銚子)
         成田線(香取〜銚子)
         銚子駅構内
 ◎千葉車掌区・・鹿島線
         成田線(成田〜松岸)
 ◎成田車掌区・・総武本線(佐倉〜銚子)
C 対象者
 ◎銚子運転区・・基本的に全運転士
 ◎千葉運転区・・総武・成田方面の者
         通勤1時間程度の者
 ◎成田車掌区・・基本的に全車掌
 ◎千葉車掌区・・総武・成田方面の者
         通勤1時間程度の者
D 訓練スケジュール(別図参照)

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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