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11・7労働者集会大結集かちとり
三里塚第3誘導路建設阻止へ
−10・10三里塚全国総決起集会−

雨もあがり、デモに出発
飛行機が頭上をかすめるように飛んでいく

 10月10日、三里塚現地において10・10三里塚全国総決起集会が開かれた。雨模様の天気をついて、全国から1560人が結集した。
主催者あいさつに立った北原事務局長は、青年・学生の決起に期待を寄せた。
 基調報告で萩原事務局次長は、日航の熟練パイロット大量解雇攻撃にふれ、「空港は国益」といってた結果が乗客無視、安全無視だ。ハブ空港としての位置が低下している成田を第3誘導路を建設したり、離着陸を増やしたりと、なんとかもたせようとしている。そのために農民を逮捕し、無理に無理を重ねている。主導権はわれわれの側にある、第3誘導路建設阻止、市東さんの農地強奪阻止への総決起を訴えた。

11・7労働者集会で労働運動の新たな出発点を

 特別報告に立った動労千葉田中委員長は、「あらゆる情勢が煮つまり、われわれの闘いが問われている今、闘いの原点にかえることだ。
 それは、三里塚闘争は拠点を守り抜くことによって全国の闘う人々にどんな攻撃にも屈せず闘えば勝てるという展望を与えていることだ。そういう力関係を強制してきた。われわれは5波にわたるストで外注化を阻止してきた。関西生コン支部も3ヶ月わたるストでゼネコンに勝利した。労働者が団結を崩さずに闘えばこういう闘いができる。11・7労働者集会で日本の労働運動の新しい出発点をつくろう」と訴えた。

「三里塚の原点を守ることがみんなの団結をつくる」−市東さん

 市東さんの農地を守る会とともに登壇した市東孝雄さんは、検察庁の腐敗など、政治権力の失墜状態をあげ、今700億もかけて、すでに破綻している成田空港に第3誘導路をつくろうとしているのは、敵が焦っているからだ。三里塚の原点を守ることがみんなの団結をつくる。動労千葉を先頭とする労働者とともに闘っていく」と鮮明に訴えた。
 各住民団体の特別報告、関西地区生コン支部のメッセージ紹介のあと、「労農連帯 農民アピール」を鈴木謙太郎さんが行った。反対同盟顧問弁護団から葉山弁護士は、「凋落する成田空港の起死回生をかけてNAAは激しい攻撃をかけてきている。これに打ち勝てば大きな展望がみえてくる。労働者・学生との団結で市東さんらの逮捕攻撃を粉砕した。10月18日、市東さんの耕作権裁判、11月5日の現闘本部控訴審と連続した闘いを。そして、11・7労働者集会の成功が三里塚闘争勝利の大きな鍵となる」と訴えた。
 住民団体・共闘団体からの決意表明、集会宣言ののち、デモに主発。封鎖された団結街道に怒りがわきあがる。これを大きく迂回して市東さんの畑までのデモコースは、飛行機が頭上をかすめるように飛んでいく。この道を耕作のために毎日通う市東さんの怒りが伝わってくるようだ。11月労働者集会の大結集をかちとり、労農連帯の力で三里塚闘争の勝利をもぎりとろう。

11・7全国労働者総決起集会
■ 11月7日(日)正午
■ 東京・日比谷野音(地下鉄丸ノ内線「霞が門」駅前)
主催 動労千葉/関西地区生コン支部/全国金属機械港合同/国鉄闘争全国運動よびかけ

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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