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労働者の未来をかけて解雇撤回!
動労千葉争議団の決意

 われわれは、「政治解決」で国鉄闘争の火が消されようとしている事態に対し、全国の仲間たちに呼びかけて新たな挑戦を開始した。職場では外注化阻止闘争が正念場を迎えている。労働者の未来をかけて闘いぬこう。

屈辱的な和解は絶対にいやだ
塩崎昭広さん

塩崎昭広さん
中村俊六郎さん
中村 仁さん
高石正博さん

 今度の和解や国労大会の話を聞くと、「いったい何だったんだ、俺たちは」という思いですね。国労大会では闘争団員は組合員ですらなくなってしまった。
 私は、24年間苦労はしたけど誇りで生きてきたように思う。それは少しぐらいのカネには替えられないものです。そうでなければ国鉄分割・民営化に反対してストライキなどやらなかった。生きていくために家族がバラバラで生活しなければならなかったり、そういう面では確かに苦労しました。だけど闘ったことは全く後悔していない。
 屈辱的な和解は絶対にいやだ。一生闘い続けることになったとしても中途半端に手を打つようなことだけはしないでほしい。今の現状を見ていると、本当に中曽根の思惑どおりに進んでしまっている。
 動労千葉は自分のことだけでない闘いを組んできた。国際連帯まで広がったんだから大したもんだ。原則を忘れないで闘い続けていることは素晴らしいと思う。これからも原則を守りぬく闘いを貫きたいと決意しています。

この闘いをやりきった先に展望がある
中村俊六郎さん

 闘いは24年目に入りましたが、動労千葉も国労も最初の出発点は解雇撤回で同じだったはずです。それが今度の和解や国労大会のような体たらく。それはなるべくしてなったものだと思う。今さら言ってもしょうがないけど、国労は国鉄分割・民営化攻撃が始まった当初から肝心なところで一度も勝負していない。その結果だと思う。
 動労千葉は、多くの人が支えてくれるなかで、原則を守りぬくことができた。これからもすじを通してやっていかなければならない。
 若者たちは将来の絵を描くことすらできなくなっているのが現実なのに、ほとんどの労働組合がこんな状態で原則をもって闘うことを忘れている。それはすべて国鉄分割・民営化から始まったことです。今のような世の中ではいけないと思う人は今は数が少ないかもしれないけど必ずいます。今が正念場だと思う。この闘いをやりきったら展望が見えてくると思います。

若い人たちの為にも解雇撤回だ
中村 仁さん

 解雇撤回を求めて闘ってきたのは自分たちのためとずっと思っていたんですが、24年間闘っている中で、自分たちだけの闘いではなかったんだと気づいたんですね。自分たちだけの問題だったら、「和解」で苦渋の選択をした人と同じになってもしょうがない。だけど、自分たちだけじゃない。われわれは、若い人たちのため、今苦しんでいる労働者のためにもこういう情勢を変えて行かなきゃいけない。だから、絶対に解雇撤回を勝ちとって、資本側に間違っていたと言わせて、現場に戻る。それが必要なんです。
 国鉄分割・民営化も、労働組合が加担したからやられたわけです。われわれががこの情勢をつくってしまった。自分のことしか考えない腐った労働組合を変えていかなきゃいけない。11月集会に1万人集まるのが当たり前のような状況ができたときに勝利できると思います。外注化との闘いも、動労千葉は反対だと言って闘ったからこそ共鳴する声が生まれ、4月1日実施が阻止された。
 私は闘う仲間と痛みを分かち合えるひとりでありたいと思う。ともに闘いましょう。

奴隷的な和解は歴史に汚点を残す
高石正博さん

 動労千葉は、団結に依拠して闘い、国鉄当局を追いつめたから向こうから和解を言い出した。97年に国鉄分割・民営化反対ストによる28名の公労法解雇撤回の和解を清算事業団から引き出した。だけど、今回の4・9政治和解は、動労千葉を排除し、雇用も年金も保障もない奴隷的な和解内容であり、今後の労働運動にとって汚点を残すもの。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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