09春闘へ!万全のスト体制を!
連合の労使共同宣言撤回!運転保安確立!組織拡大!業務外注化―ライフサイクル制度白紙かちとろう!
歴史の転換における春闘
大恐慌への突入という情勢が、派遣・非正規職労働者への膨大な首切り攻撃となって進み、その現実そのものが、労働者を深い眠りから呼び覚ましている。事態は一変し、労働者の意識は巨大な規模で変化しはじめている。怒りの声は満ち、誰もが心の底で、「生きさせろ」「ゼネストが必要だ!」と叫んでいる。 だが、連合は経団連と「労使共同宣言」を締結し、共産党・全労連は大企業の幹部と会っては、「私たちは資本主義の健全な発展を希望している」と言って歩いている。だから多くの労働者が「ゼネストなんて無理だよ」という思い
に突き落とされている。
こんな現状を打破しなければならない。本当に、闘う労働組合が、「労働者こそ社会の主人公だ」という誇り高い旗を掲げて、歴史の最前線に登場しなければいけないときだ。09春闘はまさに歴史的な転換点の渦中での闘いだ。
09春闘の課題
1.怒りの声に火をつけよう!
09春闘の第一の課題は、春闘を、満ちあふれる怒りの声に火を点け、日本における労働運動の荒々しい復権のときとすることだ。闘いの炎は全世界で燃え上がっている。ゼネストが必要な情勢だ。そのために、動労千葉自身が、断固として、自らの職場から闘いに立ち上がることだ。
2.首切り-賃下げ攻撃と闘おう
第二の課題は、この時代にこそ、断固として大幅賃上げ獲得、首切り-賃下げ攻撃粉砕、派遣法-非正規職撤廃を掲げ、貪欲な資本家たちの支配を打ち倒すためにストライキに立ち上がることだ。
JRでも、業務外注化・非正規職化−首切り攻撃が現実にどんどん拡大している。契約社員は最長5年で解雇だ。貨物会社は、大恐慌情勢の下で経営破たんに直面し、賃下げ攻撃が現場に襲いかかろうとしている。東日本でも、昨年末手当ての削減等、賃下げ攻撃が始まっている。大幅賃上げ獲得・ベアゼロ回答打破に向けて断固として闘いに立ち上がろう。
さらに、余りにも酷い労働条件で働かされているエルダー社員や嘱託社員の賃金引き上げ、定年延長と65歳まで働ける労働条件を確立することが重要な課題だ。
3.1047名解雇撤回、反合・運転保安確立!
第三の課題は、春闘と結合して、《1047名の解雇撤回》《反合・運転保安確立》という職場における2大闘争の勝利をめざして闘うことだ。
▼1047名闘争では、年度内・この3 月を最大の焦点にして、22年間の闘 いの全てを投げ捨てる闘争終結=屈 服が準備されている。09春闘ストラ イキでこの策動を粉砕し、勝利の展 望をこじ開けなければならない。無 数の労働者が「モノ」のように首を切 られていく今日の現実は、国鉄分割・ 民営化への動労革マルや国労執行部 の屈服から始まったことだ。こんな ことを二度と繰り返してはならない。
▼業務の全面的な外注化攻撃やライフ サイクル制度の白紙撤回を求めて闘 いに立ち上がろう。また、下り勾配 の速度超過問題と、その後のデタラ メな対応など、JRは、鉄道会社とし てのイロハすら投げ捨てている。絶 対にあいまいにしてはならない。09 春闘で、この現実に断固として立ち 向かおう。
4.組織拡大闘争に総決起を
第四の課題は、その闘いの渦中で何としても組織拡大を実現することだ。 われわれが労働運動の現状を打破し、本当の意味で国鉄分割・民営化攻撃に決着をつけ、勇躍踊りでることができるか否か、一切がこの一点にかかっている。09春闘の最大の課題は、今春闘を「組織拡大春闘」としてかちとることだ。その力は、間違いなく労働運動全体に大きなインパクトを与える。動労千葉結成30年。情勢は悪くない。組織拡大を実現し、動労千葉の新たな歴史を築きあげよう。
万全のストライキ体制を
われわれは第60回定期委員会で次のとおり春闘決戦段階の方針を決定した。万全のスト体制の確立を!
(1) 3月13〜19日を09春闘第一波 闘争の山場と位置づけ、ストライキを配置して要求の実現をめざす。【連合は3月17〜19日を「集中回答ゾーン」に設定しており、また、JR的にも3月14日がダイ改で運転保安要求をめぐる交渉の焦点となる】
(2) また、JR貨物の新賃金回答時に、春闘第二波闘争を配置し、大幅賃上げ獲得−ベアゼロ回答打破、賃金制度改悪阻止、欠員補充実現に向け、貨物を中心としたストライキを配置し要求の実現をめざす。
(3) 具体的な戦術配置については交渉の経過を見定め、執行委員会で決定し、支部代表者会議で確認する(支部代表者会議は3月11日に予定)。 |
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