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迫り来る新たな外注化攻撃に身構え闘い抜く!
2月11日 車両技術分科会第20回定期委員会

技術職からの反合・運転保安闘争に起つ

 車両技術分科会第20回定期委員会が2月11日、DC会館において開催された。冒頭、議長に川村さん(幕張)を選出した後、あいさつに立った半田会長は「昨年7月JR東日本は『新経営ビジョン2020−挑む−』を発表し、その運輸部門の中長期計画として、113系・211系を08年度から209系0番台に、09年度から201系・205系を209系500番台に取り替え、久留里線では新型気動車又はハイブリッド車に12年度に取り替えるとしている。東京圏70qへの集中は派出体制の変更や地方ローカル線切り捨てにつながるものだ。分科会としてもさらなる闘いに取り組んでいきたい」と全体に訴えた。

分科会に関わる三つの闘いの課題

 続いて来賓あいさつとして、本部田中委員長より、09春闘での分科会に関わる課題としては三つのことがある。ひとつは、組合要求として3万8千円の大幅賃上げ獲得であり、昇進制度の改善要求になる。二つ目は、基本要求として外注化政策を全面的に撤回しろということが柱だ。三つめは、検修・構内外注化だ。この2年間の大量退職という中で、新たな外注化提案−保線と同様の職場丸ごと外注化攻撃を目の前にしていると身構えなければならないとしたうえで、今年3月の結成30周年を飛躍のステップとしたいと展開された。
 続いて、動労水戸・杉井さんより、「予科生の登用差別事件で最高裁で勝利した。悪辣な攻撃、不当労働行為を受けてきたが、こういう形で勝利を勝ちとつた。そのことを共に確認したい」と勝利感溢れるあいさつを受けた。

質疑で出された主な意見

※ 昇進・昇格試験がある。昇進差別粉砕に向けて、一人でも多く、全員が受けないと、要求解決につながらない。分科会からも一押ししてほしい。
※ 保守部門の外注化が強行された際、職場丸ごと別会社に追いやられた。運転関係ではどうなのか?待遇も下がってくる。わかる範囲で出してもらいたい。
※ 動労水戸の報告にあったが、予科生登用差別事件の勝利が確定した。中身としては、動労千葉の組合員も同じだと思うが、控訴審について、どのような経過・違いがあるのか?
※ 当事者として個人的意見だが、明らかな不当労働行為で落とされてきている。動労千葉でやってきた人は、団結していることを優先した。取り組みとして試験を受けてくれということには抵抗がある。
※ 幕張でもこの2年間で大量に退職者が出る。09年度には新たな提案が出てくるだろう。そうした中身を分析し、情報を提供してほしい。
※ 鴨川・館山派出など要員の関係で来年度以降の退職補充という点で希望者がいない。高齢者対策をおこなってこなかった会社側の責任だ。
※ 全車種で予備品がない。予備品の確保を。217系が移管されたことにより、倉庫に部品がなくて困っている。
※ 昇進試験で自分で採点しようとしても試験問題を持ち返らせない。いかさまそのものだ。何点取るとか、何人受けた場合何人というような基準が無いと聞く。問題を持ちかえれるようにしてほしい。
※ 217系は錦糸町派出が廃止となり、千葉派出に要請がくる。逗子は入菅がメインで、鎌倉での留置時間は同じであり、やれる作業は同じと答えが返ってくる状態。故障シールが3〜4日張りっぱなし。交検をやっていないこと、今後の千葉スルー問題など矛盾が拡大する。217系を幕張に戻せという取り組みを強化するべきだ。
※ 字幕故障時、動作中に車掌が機器をいじっているようで、中途半端な状態となるので止めてほしい。この間故障の際に検査手配がなく、指令からの指示が1往復半走ってからということがあった。
※ この間、211系速度計に誤差がある故障(4q程度)が何件かあったが、その都度運休、本線回送、指導員を乗せると対応がまちまちだ。おかしいのでは。
※ 217系の車輪転削だが、旋盤機の関係で、鎌倉総合車両センターで4月からやると言っていたが、どうなっているのか。業務移管をしたが車輪転削だけが残っている。入場から入場までになり、15万qであったものが30万qに伸び、直摩も増え、踏面は傷だらけだ。
 以上のような質疑を踏まえ、全体の意思統一を図っていった。特に、業務上の問題点について、より一層、分科会として関わっていくことを確認し、次期執行体制の確認を受けて、第20回車両技術分科定期委員会は勝ちとられ、新たな一歩を踏み出した。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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